スペイン統治時代にGO!メキシコの世界遺産プエブラ歴史地区

画像出典:Aleksandar Todorovic/shutterstock

スペイン統治時代にGO!メキシコの世界遺産プエブラ歴史地区

標高2,100mのスペイン統治時代にタイムスリップできる世界遺産の街、プエブラ。その歴史が色濃く残るプエブラ歴史地区は、世界遺産に登録されています。ここには、スペインが作り上げたカラフルな街並みが広がり、スペインの文化が今に伝わる街です。

ここは統治時代から、宗教の街として、またタラベラというイスラム様式を取り入れたスペインの陶器の産地として栄えていました。世界遺産の地区にも、タラベラのタイルを使用した教会や民家が立ち並んでおり、カラフルでとても可愛らしいです。

そんな世界遺産「プエブラ歴史地区」をご紹介します!

目次

スペイン統治時代にGO!メキシコの世界遺産プエブラ歴史地区

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プエブラ歴史地区とは?

出典: Russ Bowling/flickr

世界遺産「プエブラ歴史地区」のあるプエブラは、メキシコ中央部にあるメキシコ第4の都市です。この街は、メキシコの他の街とは違い、スペイン統治時代にスペインが一から作り上げた街です。

1531年にスペインからのキリスト教宣教団により教会などが作られ、それに伴い街は繁栄していきました。街の開発には、都市計画があったので、直線の道路整備されています。その建築物が現在までも残されており、世界遺産登録に至りました。

また、スペイン人によりこの地には陶器に適した土があることがわかり、当時からイスラム様式を取り入れたスペインの陶器であるタラベラの生産が行われ、現在も生産されています。この陶器は、食器などの他、タイルが有名で、この町の教会や民家などに使用されており、カラフルな世界遺産の街をより一層彩やかにしています。

プエブラ歴史地区へのアクセス

成田からメキシコシティまでは、直行便で約12時間40分のフライトです。メキシコシティ国際空港からプエブラ行きのバスがあります。2時間ほどで到着します。

メキシコシティから行く場合は、空港からメキシコ・シティ市街地までは、メトロや路線バスがありますが、空港タクシーを使用して、30分ほどで行くことができます。治安の面からも空港タクシーが安全です。市内の東バスターミナルTAPOから2時間ほどで行くことができます。

プエブラ歴史地区のおすすめポイント①:セント・ドミンゴ教会

出典: Russ Bowling/flickr

出典: animangel / PIXTA(ピクスタ)

世界遺産「プエブラ歴史地区」は、スペイン統治時代に教会がたくさん建てられ、カラフルなものや石造りの荘厳なもの、タラベラのタイルが施されたものなど、さまざまな種類があります。その中で、このプエブラの世界遺産に来たらぜひ訪れて欲しいのが、「セント・ドミンゴ教会」です。この教会はプエブラの中でも目立つ、鮮やかなえんじ色の外壁に白の装飾が美しい教会で、その中のロサリオ礼拝堂の内装の豪華さが特に素晴らしく、一見の価値があります。

この教会内の祭壇も素晴らしく、床から天井までの黄金に輝く装飾の中に人間と同じくらいの大きさの像が20体ほど並ぶ豪華なものです。しかし、ロサリオ礼拝堂は、もっとすごいんです!天井や壁に施された金の緻密な装飾は、言葉が出ない美しさ。ロサリオ礼拝堂は、かつてのスペインの富の豊かさが伝わる、この世界遺産の語らぬ生き証人といえるでしょう。

プエブラ歴史地区のおすすめポイント②:歴史地区の街並み

出典: Russ Bowling/flickr

世界遺産「プエブラ歴史地区」の魅力は、何といっても街並みです。スペイン統治時代に一から作られたこの街は、スペインの要素がふんだんに取り入れられた均整の取れた都市となっています。プエブラ歴史地区を散策することが、一番この世界遺産を満喫できる方法ですよ。

カラフルなスペインのコロニアル様式の民家や教会が並び、まるでタイムスリップしたような気分が味わえます。また、この地の名産であるタラベラで装飾された建物も美しく、特に「砂糖菓子の家」と呼ばれる古代文化や古美術品の博物館は必見です。また、この博物館からのプエブラの眺めも美しく、見逃せませんよ。

また、この世界遺産に来たら、お土産はタラベラ陶器で決まりですね!「エル・パリアンマーケット」という市場には多くのタラベラ陶器を扱っているので、マグカップなどお気に入りの品を見つけてくださいね!

プエブラ歴史地区のおすすめポイント③:カテドラル

出典: Gildardo Sánchez/flickr

プエブラの街の中心にあるソカロという広場。大道芸を披露する人がいたり、賑わいを見せます。その広場の近くに、高い建物「カテドラル」があります。建物の中は、荘厳な空気に包まれており、見るの者の心を落ち着けさせてくれます。

このカテドラルは、スペイン人宣教師によって建築されましたが、高い鐘楼の上にベルを取り付ける作業が難しかったそうです。しかし、そこに天使が現れて、ベルを取り付けてくれました。そのため、プエブラは「天使の街」と呼ばれるようになりました。

カテドラルは、夜にライトアップされ、幻想的な雰囲気に。プロジェクションマッピングで世界遺産のカテドラルが、華やかになりますよ。

プエブラ歴史地区の注意事項

プエブラは、歴史地区内は比較的安全ですが、歴史地区外は昼でもあまり出歩かない方がいいでしょう。歴史地区も、夜は特に気をつけましょう。

メキシコ・シティは、メキシコの中でも最も治安が悪い街と言われています。空港や長距離バス、メトロなどは、ひったくりやスリなどが発生しているので、注意が必要です。公共交通機関の早朝や夜間には警備が手薄になるため、利用しないほうがいいでしょう。また、市内の流しのタクシーも運転手による暴行事件などが起こっていますので、なるべく利用しないほうがいいでしょう。

街なかでも、治安の悪いエリアには立ち歩かないことや、高価な物はあまり持ち歩かないなど、注意して過ごしましょう。

◎まとめ

世界遺産「プエブラ歴史地区」をご紹介しました。プエブラは、スペイン統治時代に開発されたので、整然としているので、迷子になりにくいです。また、メキシコシティから近いのも魅力。手軽にメキシコの世界遺産を観光したいという方にオススメです。ぜひ、メキシコの「天使の街」プエブラを観光してみてください!

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