マヤ文明の世界を体感!世界遺産古代都市チチェン・イッツァ

画像出典:わーげん / PIXTA(ピクスタ)

マヤ文明の世界を体感!世界遺産古代都市チチェン・イッツァ

青く美しい海が自慢のメキシコで有数のリゾート地カンクン。このカンクンに多くの人が訪れる世界でも有名な遺跡があります。それがそれがメキシコ屈指の世界遺産、「古代都市チチェン・イッツァ」です。マヤ文明を代表する遺跡の一つで素晴らしい石のピラミッドや建築物、神秘的な「セノーテ」と呼ばれる泉、全てがマヤ文明の歴史を知る上でもとても重要な世界遺産の遺跡なんです。

この古代都市チチェン・イッツァは規模も大きく見どころもたくさんありますよ!今回はそんな施世界でも大人気の世界遺産、メキシコの古代都市チチェン・イッツァをご紹介いたします!

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マヤ文明の世界を体感!世界遺産古代都市チチェン・イッツァ

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古代都市チチェン・イッツァとは?

出典: H. Michael Miley/flickr

ユカタン半島の北部の密林の中にひっそりと眠っていたマヤ文明を代表する世界遺産のチェチェン・イッツアは、18世紀になってから発見されました。当時は今のような姿ではなく瓦礫の山だったそうです。マヤ後でチェチェン(井戸のほとり)イッツァ(水の魔術師)を意味するチェチェン・イッツァは、後古典期マヤ時代(900年から1100年頃)に栄えた文明の一部と言われており、修復された壮大な遺跡を見に現在では多くの観光客が訪れる場所となりました。マヤの宗教や生活を伝える重要な遺跡であるチェチェン・イッツァの遺跡は1988年に世界遺産に認定されました。

マヤ文明は天文歴に精通していると言われていますが、特に見所は年に2回ククルカンという神が舞い降りると言われている「ククルカンンの神殿」です。また、生きたままの心臓を生贄に捧げたという「戦士の神殿」。マヤの重要な暦を知るための「天文台」や同じく生贄を捧げていた「セノーテ」など見所いっぱいですよ!

少し血生臭い伝説の残るチェチェン・イッツアですが、だからこそ人々の興味を惹いてしまうんでしょうね。世界が誇るメキシコの世界遺産ですよ!

古代都市チチェン・イッツァへのアクセス

1、日本からメキシコシティまたはアメリカ国内で乗継ぎカンクンまで行き、カンクンから190kmほどですので車またはバスで3時間程で行くことができます。

2、メキシコシティから州都メリダまで飛行機で2時間程です。メリダからバスまたは車で約120km、2時間ほどで行くことができます。

3、カンクンからは現地オプショナルツアーのバスなども出ていますので、遺跡を知って効率よく回りたい方にはおすすめです。

古代都市チチェン・イッツァのすすめポイント①:ククルカンの神殿

出典: Arian Zwegers/flickr

世界遺産の古代都市チェチェン・イッツァの中で、最も有名なのが高さ24mの「ククルカンの神殿」です。羽毛の付いた蛇の神「ククルカン」に捧げられた神殿なんですがこの神殿には古代マヤ文明の技術がぎゅっと詰まっているんです!

このピラミッドは別名「暦のピラミッド」とも呼ばれており、ピラミッド4面に91段の階段が配置されており、最上階の神殿の1段と合わせると、365という数になるんです!これは古代マヤ族が天文の知識に精通し、暦を知っていたという証拠ですね。神殿内部にはピラミッドがありジャガーをかたどった玉座などがあるそうです。他にもククルカンの頭のある階段の真正面で手を打つと、なんと神殿内部から鳥の鳴き声が聞こえるとか。様々な仕組みに驚きですね!

以前はこの神殿の階段を登って中を見学することができたのですが、現在は世界遺産である神殿の遺跡保護と事故防止の為に禁止となっています。とても神秘的で興味深い世界遺産ですね!

古代都市チチェン・イッツァのおすすめポイント②:戦士の神殿

出典: Olivier Bruchez/flickr

たくさんの石柱を持つ世界遺産の一つである戦士の神殿は、戦士を称え、生贄を神に捧げる神殿でした。神殿頂上にある有名な像は「チャックモール」と呼ばれています。寝転がったような姿のお腹辺りには少し黒ずんだ鉢があります。これ血が染み込んだ跡なんだとか。マヤ時代にはこのチャックモールの上に生きたままの生贄の心臓を乗せ神に捧げていたそうです。首はその後切断され骸骨のレリーフが施された祭壇「ツォンパントリ」に串刺し状に並べられました。少し恐ろしい世界遺産ですね。

また、戦士の神殿の前にある石柱には数々の戦士の姿が彫られています。恐ろしい神殿とは知りながらもその整然と並び立つ石柱に圧倒されますよ。

古代都市チェチェン・イッツァのお薦めポイント③:球戯場

出典: Pablo Spekuljak

メキシコの世界遺産の「古代都市チチェン・イッツァ」でククルカンの神殿の北に位置するのが大球戯場です。球戯場といっても娯楽のためにスポーツをしていたのではなく、「フエゴ・デ・ペロータ」という神事のために行っていたとか。古代マヤではこの神事が多く行われ、この世界遺産の「チチェン・イッツァ」の球戯場は最大規模のもの。

この球戯場は音響効果に優れており、168m先の神殿までにも声が届きエコーが響く仕組みになっていたとか。球戯場の両側にある少し反り返った8mの壁がその作用を起こしているそうですが、それを計算して建築したマヤの技術には感服ですね。

この球戯、神に捧げる神事ということでゲームに勝った人、または負けた人が名誉の生贄になっていたと推測されています。やはりどこまでも血生臭い世界遺産の遺跡です!

古代都市チェチェン・イッツァおすすめポイント④:セノーテ

出典: Michael Rael/flickr

世界遺産の神殿群のある広場から300mほど歩いた場所に突然ぽっかり穴が空いており、緑の水が溜まる池があります。これが「セノーテ」と呼ばれる場所です。セノーテとは「聖なる泉」という意味。直径約60m、深さ約80mにも及ぶ、この池は古代「チチェン・イッツァ」に住んでいた人々にとって重要な儀式の場所だったそうです。

雨の神が住むと信じられたこのセノーテに女性、子どもなどが生贄として生きたまま放り込まれたとされています。断崖絶壁の崖はよじ登るのが難しく、多くの人々が命を落としたそうです。セノーテのそばに立ち、下を覗き込むと少し背筋がゾクッとしますよ。

しかし、そんな恐ろしい世界遺産のセノーテにアメリカの探検家エドワード・トンプソンが潜って調べたところ、たくさんの人骨や財宝が見つかったとか。マヤの文明は生贄の文化とは切っても切り離せないんですね。ぜひ気を付けて見て欲しい世界遺産のセノーテです。

古代都市チェチェン・イッツァを訪れる際の注意点

古代都市チェチェン・イッツァを夏場に訪れる場合は日焼け対策、水分補給を忘れないでください。また、現在は世界遺産保護のためほとんどの遺跡が内部立入禁止、登頂禁止となっておりますのでご注意ください。

◎まとめ

世界遺産の「古代都市チチェン・イッツァ」をご紹介しました。知れば知るほどまだまだ興味深くなって、飽きることのないメキシコの神秘的な世界遺産です。

遺跡内部に入れないのは残念ですが、ぜひ一生に一度は訪れてみたい遺跡ですね。ちなみにチチェン・イッツァの歩道にはたくさんのお土産屋さんが並んでいますが、そのクオリティはなかなかなのでぜひ頑張って値切ってお気に入りの逸品を見つけてくださいね!

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