名称:シアン・カアン(Sian Ka'an)
住所:メキシコ、キンタナ・ロー州 近隣の町はフェリペ・カリヨ・プエルト
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/410
メキシコ、キンタナ・ロー州にある世界遺産「シアン・カアン」は、マヤ語で「天空の起源」と呼ばれる場所。温暖な気候に、青い海と美しい周りの自然、そして様々なアクティビティが楽しめることから、人気の世界遺産観光スポットなんです!
世界遺産シアン・カアンは、メキシコ南東部ユカタン半島の東海岸にあります。熱帯雨林や沼地、マングローブ、バリアリーフを含む生物自然保護区域で、1987年にメキシコで初めて世界遺産に登録されました。多様な環境に生息する、豊かな植物群と300種を超える鳥類が評価されています。
そんなシアン・カアンの魅力と、楽しいアクティビティをご紹介しますので、ぜひ旅の参考にしてくださいね!
目次
豊富なアクティビティと生態系!世界遺産「シアン・カアン」の魅力
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世界遺産シアン・カアンとは?
現在は世界遺産となっている「シアン・カアン」。数千年前は、マヤ民族の居住地でした。非常に美しいこの土地を、彼らも高く評価していたようです!今でも、マヤの遺跡が点在しています。
世界遺産シアン・カアンの地域一帯は、石灰石で覆われています。石灰質の洞窟が陥没した所に、地下水が溜まってできた泉「セノーテ」がいくつもあり、その綺麗な泉で、多くの観光客がスキューバダイビングを楽しんでいます!
海岸にはサンゴ礁が広がっており、地上には砂浜、熱帯雨林、ヤシ林、湿地帯にマングローブの林。世界遺産シアン・カアンの環境は、バラエティに富んでいます!そのため、多用な生態系も高く評価され、世界遺産に登録されました。
熱帯雨林には、ジャガーやピューマ、オセロット、バクを中心にさまざまな種が暮らしており、何種もの渡り鳥が巣作りをします。海では、マナティやイルカにカメ、たくさん魚たちが見られますよ!
世界遺産シアン・カアンへのアクセス
世界遺産「シアン・カアン」に行くには、飛行機でロサンゼルスやメキシコシティを経由して、カンクンまで行きます。
カンクンから世界遺産シアン・カアン地域までは、レンタカーで海岸線を通って来ることも可能ですが、一般的には、カンクンやトゥルムから出発するツアーに申し込むことが多いです。カンクンからトゥルムまではバスで2時間ほどです。
ツアーに入れば、参加したいアクティビティに申し込めますし、宿泊しているホテルから世界遺産シアン・カアンまでの送迎が付いていることもあるので便利です。
世界遺産シアン・カアンのおすすめポイント①:水のアクティビティ!
メキシコの世界遺産「シアン・カアン」が人気の理由は、美しい自然の風景に加えて、海も陸もたくさんの遊び場があるからです!
シアン・カアンの海は、青い空のもとエメラルドグリーンに輝いています!そんな海で、世界遺産観光客のお気に入りアクティビティといえば、海の動物たちに出会うこと!みんなでボートに乗り込んで出発。ガイドさんが観察ポイントに連れて行ってくれますよ。海の中で優雅に泳いでいるウミガメが見えたり、イルカやマナティに会えることもあります!ボートのエンジンを止めて、彼らの姿を静かに見守ると、心が癒されます。
世界遺産シアン・カアンの地形には石灰岩の白い泥が、水の底に溜まっている場所があります。そのような場所は、エメラルドグリーンの海の水がさらに明るく見えます!そんな中でプカプカと浮いてみましょう。とっても気持ちがいいですよ。
世界遺産シアン・カアンのおすすめポイント②:熱帯雨林のアクティビティ!
出典: Jordan Adkins/shutterstock
世界遺産「シアン・カアン」は、水鳥が生息する重要な湿地帯を保護する「ラムサール条約」に指定されたエリア。マングローブが生える湿地帯の中を行くシーカヤックやボートツアーでは、約300種が生息するといわれる水鳥を見るチャンス!泥水からひょこっと顔を出すワニに遭遇することも!
世界遺産シアン・カアンに訪れた観光客の多くが満足しているアウトドアスポーツといえば、川下りです!ライフジャケットを付けた一人一人が、川の緩やかな流れに身を任せて流れていくんです!ちなみに、この川は「マヤ水路」と呼ばれており、ワニが生息する地域とは離れていています。水質もキレイなので、時折ライフジャケットのまま川に入って、プカプカ浮かぶことができますよ。
世界遺産シアン・カアンのおすすめポイント②:ムイル遺跡を探検しよう!
「シアン・カアン生物圏保護区」には、「ムイル遺跡」というマヤの遺跡があります。せっかく、メキシコの観光するならマヤ文明の遺跡にも立ち寄ってみたいですよね。世界遺産シアン・カアンには、マヤ文明の遺跡が点在していますが、その代表的なものがムイル遺跡です。
ムイル遺跡にはいくつかの石造りの建物が続き、道は東に向かって伸びています。この道を進むと、ムイル遺跡一番の見どころ「カスティーヨ」があります。これは、メキシコのキンタナ・ロー州北部では最も高いマヤ文明の遺跡。近くから見ると、迫力があります。
密林の中から、マヤ文明の遺跡が現れるので、探検をしている気分になります。自然豊かなアクティビティだけでなく、古代文明のロマンに浸ることができるのもシアン・カアンの魅力です。
◎まとめ
以上、メキシコの世界遺産「シアン・カアン」の魅力をご紹介しました。多様な地形や生態系によって、多くの人がアクティビティを楽しんでいます。
また、シアン・カアンはメキシコを代表するリゾート地「カンクン」から近い世界遺産です。カンクンを中心に、世界遺産のシアン・カアンに足を延ばしてみるのもオススメです。海に熱帯雨林、そしてマヤの遺跡まで満喫できるメキシコの世界遺産シアン・カアンにぜひ訪れてみてください!