名称:カリフォルニア湾の島々と保護地域群
住所:Islands of the Gulf California
公式・関連サイトURL:https://worldheritagesite.xyz/california/
「カリフォルニア湾の島々と保護地域群」は、世界に存在する約4割の海洋哺乳類種を見ることができる世界遺産です。クジラだけでも多くの種類を見ることができますよ。エメラルドグリーンの美しい海や様々な生物が生息しているだけではなく、この世界遺産は学術的にも重要な生物の宝庫です。今回はカリフォルニア湾の島々と保護地域群を紹介していきます。
目次
様々な海洋生物が集結!カリフォルニア湾の島々と保護地域群
カリフォルニア湾の島々と保護地域群とは?
「カリフォルニア湾の島々と保護地域群」とは2005年に世界自然遺産として登録されました。メキシコ本土とバハ・カリフォルニア半島の間にある細長い湾、カリフォルニア湾とその周辺の島々にあります。南北に長いその湾の長さはなんと1000キロメートル。世界地図で見ても簡単に見つけることができるでしょう。さらに島の数も244ヶ所。この周辺の保護地域は海洋生物の宝庫となっています。
カリフォルニア湾は大昔の地殻変動によって作られました。独特で複雑な地形がカリフォルニア湾特有の潮の流れを作り出し、大量発生したプランクトンを求めてたくさんの海洋生物がやってきます。カリフォルニア湾だけでも90種もの固有種が生息。イトマキエイやアメリカオオアザラシ、イルカやアシカ、シャチなど世界に存在する約4割の海洋哺乳類種がこのカリフォルニア湾に生息していますよ。
さらに絶滅危惧種のコガシラネズミイルカなどの固有種も多く生息しているため、貴重な環境や生物の保護が叫ばれている世界遺産でもあります。
カリフォルニア湾の島々と保護地域群へのアクセス
成田からメキシコシティまでは約13時間のフライトです。メキシコシティーから国内線に乗り継いでエルモシージョまで向かいます。約3時間のフライトを経てエルモシージョに到着したら、バスやレンタカーを利用するといいでしょう。カリフォルニア湾までは約2時間です。
カリフォルニア湾の島々と保護地域群のオススメポイント2
エスピリトサント島
1534年に発見されたエスピリトサント島は、荒野で植物も余り生えない無人島。手付かずの自然が残っていて、1910年代までは真珠を摂ることもできたそうです。この辺りはカリフォルニア湾内でも格好のダイビング、シュノーケリングスポットになっています。現地のツアーに参加しみるといいでしょう。海の綺麗さに驚くこと間違いないです。
美しいエメラルドグリーン色した海の中に潜ると無数のカラフルな魚やアシカの群れと一緒に泳ぐこともできますよ。ツアーに参加するとエスピリトサント島の白い砂浜の上でゆっくり過ごすことができますよ。何もない無人島の景色と楽しむのも良し、ビーチでのんびりとするのも良し。美しいビーチと無人島を貸し切りできる贅沢な気分が味わえます。
ホエールウォッチング
このエリアは世界で最も重要なクジラの宝庫です。カリフォルニア湾に大量発生するプランクトンを求めて、毎年冬から春の繁殖期にアラスカのベーリング海からクジラが南下してきます。その種類も幅広く、史上最大の動物・シロナガスクジラをはじめ、ザトウクジラやコククジラなど様々な種類のクジラを見ることができますよ。
このエリアだけでも世界に生息する33パーセントの種類のクジラを見られるというから、この世界遺産の壮大さが伝わってくるでしょう。近くで見るシロナガスクジラは迫力あって見ごたえ抜群です。ザトウクジラはよくジャンプをしたり、尾ひれを振ったりと様々な方法で見るものを魅了します。
注意事項
海に潜る際のベストシーズンは10月から12月です。水温が暖かくシュノーケルにも向いています。夏場は暑すぎるために避けた方がいいでしょう。ベストシーズンに訪れる際にも日差しの照り返しが激しいのでサングラスや帽子、日焼け止めは必須アイテムです。また、ホエールウォッチングのベストシーズンは1月初旬から3月末までとなっています。
まとめ
世界遺産「カリフォルニア湾の島々と保護地域群」の紹介はいかがでしたか?アシカや魚、エイやイルカなど無数の海の生きものが生息しているため、ダイビングをする人にとっては最適なスポットです。シュノーケリングのツアーも充実しているので、ダイビングをしない人にとっても気軽に挑戦できます。カリフォルニア湾でダイナミックな海の生物と一緒に泳いで、楽しい思い出を作りましょう。