岩でできた修道院!アルメニアの世界遺産ゲハルト修道院とアザート川上流域

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岩でできた修道院!アルメニアの世界遺産ゲハルト修道院とアザート川上流域

キリスト教国家として最も深い歴史があるといわれる中、多くの文明の破壊を経験した失われたエデンの国アルメニア。ゲハルト修道院とアザート川上流域もまたキリスト教にまつわる修道院の中で、繰り返し破壊されました。

アルメニアでは古くから岩を裁断し、建築する伝統文化があります。ゲハルト修道院は険しい渓谷の上に聳え立つ岩石を切り取って造られた伝統的な世界遺産。周辺のアザート川上流域も含め、2000年に世界遺産として登録されました。修道院としての美しさももちろん、アザート渓谷の壮大な景色も併せて楽しめる世界遺産です。

目次

岩でできた修道院!アルメニアの世界遺産ゲハルト修道院とアザート川上流域

ゲハルト修道院とアザート川上流域とは

出典: Sergey Chirkov/shutterstock

世界遺産ゲハルト修道院とアザート川上流域は、標高1700mにも及ぶアザート渓谷の岩を切り取って建てられた修道院です。アルメニアでは、岩を裁断して建築物にする文化があり、まさにここはアルメニアの伝統的な建築方法で造られました。長い歴史の中で侵略と破壊を幾度となく経験したアルメニアですが、ここもまた何世紀にもわたり破壊されています。

この世界遺産には、再建に大きく貢献したといわれるProshyan princesや、その王族の家族の墓が今もここに眠っています。険しい丘の上に聳え立つ世界遺産のおすすめポイントをご紹介します。

ゲハルト修道院とアザート川上流域へのアクセス

アルメニアの首都エレバンから、バスで約30kmほど離れたゴクトという町へ移動し、さらにそこから1時間以上歩く必要があります。タクシーを利用する場合は、事前に手配をしてください。アクセスがあまり良くないので、ツアーの参加をおすすめします。

ゲハルト修道院とアザート川上流域のおすすめポイント2

ゲハルト修道院

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ゲハルト修道院の名前のゲハルトは、アルメニア語で槍を意味をします。名前の由来は、イエスキリストが十字架刑にあった際に使われた槍がここで見つかったため。確証はとれていないようなのですが、アルメニアではそう言い伝えられています。

歴史は古く、中央の聖堂は13世紀に建設され、建物の一部は岩窟を利用して造られました。また内部の装飾も岩でできており、壁の装飾の模様や十字架は圧巻の美しさ。さらに当時のイスラーム建築の影響を受けて造られた、ムカルナスの天井も必見です。

アザート渓谷

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世界遺産ゲハルト修道院が造られた場所は、標高1700mにも及ぶ高さのアザート渓谷。アルメニアの中部にあるコタイク地方のゴフ村近くにあります。修道院は、アザート渓谷の入口にあるので、併せての観光がおすすめ。

自然豊かなアザート渓谷では、初夏には美しい新緑の山々が眺められ絶景が楽しめますよ。また渓谷から見上げるゲハルト修道院も、周辺の景色と一体感があるので、ぜひ写真を撮ってくださいね。

◎まとめ

アルメニアの世界遺産ゲハルト修道院とアザート川上流域の見どころをご紹介しました。そびえたつ岩の渓谷から大自然を眺められる世界遺産は、アルメニア髄一の迫力ある景観であること間違いなし。現代の世界的宗教、キリスト教の原点にまつわる世界遺産は見逃せませんよ。

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