世界遺産!エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡

画像出典:Areg Amirkhanian (CC BY-SA 3.0)

世界遺産!エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡

キリスト教の原点ともいわれているアルメニアの世界遺産、エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡。アルメニアは、世界の中でも最も古い文化をもつ国の一つで、4世紀の初めにはキリスト教を国教と定めていました。この世界遺産は、世界中にある多くの大聖堂のルーツであるともいわれています。

アルメニアは、キリスト教国家として長い歴史があり、数々の侵略や文明の破壊を経験しました。失われたエデンの国ともいわれるアルメニアの世界遺産、エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡を紹介します。

目次

世界遺産!エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡

エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡とは

出典: 寄稿者: ERainbow/shutterstock

エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡とは、3つのエリアが含まれています。エチミアツィンのスルブ・アストゥアツァンティン大聖堂とスルブ・ガヤネ教会や、スルブ・フリプシメ教会、ズヴァルトノツの考古遺跡です。

エチミアジンの大聖堂と教会群は、建設されてから、5世紀後半まで、キリスト教教会最高峰の首座主教としての職位を与えられていました。現在見られる建物は、1441年にカトリック教会として修復されたもの。アルメニア建築は、多くの教会のデザインのルーツともいわれてます。

1604年にペルシアで勢力をもっていたサファヴィー朝により、この地域一帯は侵略されました。それでもなお革新的なデザインは、歴史的観点や芸術的観点から賞賛され、多くの人に親しまれています。

エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡へのアクセス

世界遺産のあるエチミアジンへは、首都エレバンから西に約20kmでタクシーまたはバスで40分程度です。あまりアクセスが良くないため、レンタカーやツアーの利用をおすすめします。

エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡のおすすめポイント2

エチミアジンの大聖堂

出典: Vigen Hakhverdyan (CC BY-SA 3.0)

エチミアジンの大聖堂は、世界最古のキリスト教の大聖堂で、歴史的にも多くの芸術家によって描かれました。301年に建設され、特徴的な大きなドーム型の屋根の構造は、アルメニア建築です。エチミアジンの大聖堂が世界遺産として登録された理由に、アルメニア建築の代表作として称賛されてきたこともあります。

また、この大聖堂を参考にした大聖堂や、アルメニア建築を研究し、ヨーロッパに建てられた大聖堂も多くありますよ。

ズヴァルトノツの考古遺跡

出典: Artem Avetisyan/shutterstock

ズヴァルトノツの考古遺跡は、20世紀初めに発見されるまでは、瓦礫に埋もれたままでした。ズヴァルトノツの考古遺跡の歴史は古く、紀元前680年頃までさかのぼります。

かつてはここに壮大な聖堂がありましたが、アラブ人の侵略による破壊、10世紀の大地震等で建物のほとんどが倒壊してしまいました。現在は遺構のみが残され、多くの観光客が訪れています。世界遺産として登録されてからもいまだ多くの謎が残されており、現在も多くの考古学者によって研究が進められています。

◎まとめ

エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡は、多くの破壊や侵略、再建築、修復を経て、現在まで残る世界遺産です。これらの大聖堂は歴史的に、宗教的な重要な場所であっただけでなく、国家の中心地であり、政治的にも重要な役割を果たしたともいわれています。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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