えひめは宇和島運輸が運航する4隻のフェリーのうち、2番目に造船されたフェリーです。就航は2001年。先に造船された「さくら」より大型になり、旅客定員610名、乗用車の積載150台と定員が100名以上増えました。真っ白な船体に、グリーンとブルーのライン、ファンネル(煙突)の赤色に宇和島の「宇」の字は共通のデザイン。窓が大きく外光をふんだんに取り入れる明るい船内が特徴です。客室のクラスは特等客室、1等客室、2等客室の3タイプ。えひめの航路、八幡浜港⇔別府港には、もう1隻「あかつき丸」というフェリーが就航。同じ宇和島運輸からは、八幡浜港⇔臼杵港航路のフェリーも出ていますので、往復別航路での旅行企画も楽しめます。これらのフェリーの予約もスカイチケットで行えるので、そちらもぜひチェックしてみてください。
えひめは約2500トン、乗客定員610名、車両積載150台の中型フェリー。八幡浜港、別府港間を1日3往復しています。先輩フェリーの「さくら」の改良型で、窓を大きくとり、外光をたっぷり取り入れることで、船内がとても明るく感じられるようになりました。例えばお盆や年末年始の混雑期、2等客室の船内中央部スペースに席をとった場合でも、外から入る自然の光で十分明るく、景色を存分に楽しめるような窓の大きさです。
深夜発・早朝便に乗船の場合は、船内休憩が利用できます。予約時に船内休憩することを申し出れば、人も車も早朝までそのまま休憩させてもらえるという、とても便利でお得なサービスです。ホテル代わりに1泊すれば、翌日の観光やビジネスの時間もたっぷりとれますね。八幡浜発0:20、別府着3:10の便は5:00まで、別府発23:50、八幡浜着2:35の便は5:30まで利用できます。GW、お盆などの繁忙期は船内休憩サービスを実施できないこともありますので、事前にご確認ください。
宇和島運輸のフェリーえひめでは、通常3時間ほどの運航時間にも関わらず、広々とした非常にリラックスできる客室をご用意しています。特に特等客室は、ホテルや長距離フェリーの客室と遜色ないほどの大きなお部屋で、大人何名かでの利用でも十分くつろぐことができます。その他にも、誰でも自由に利用できる優雅なソファー席や屋外デッキのベンチなど、船旅につきものの船内の閉塞感をまったく感じさせない充実した船内設備でのおもてなしが魅力。
1階の中央階段付近にメインのエントランスロビーがあります。ダイニングテーブルと椅子のセットがあり、売店のお弁当や自販機のカップラーメンなどを食べやすいコーナーになっています。インフォメーション(案内所)のカウンターでは、有料で毛布を借りることも。
ロビー付近、インフォメーションカウンターの隣に売店があります。お弁当(数量限定)やソフトドリンクの他にも、アルコール飲料、お茶、お土産など、短時間船旅で必要なものがそろっています。隣の自販機コーナーではカップラーメンも買えますよ。
ロビーを後方に向かって歩いて右側にバリアフリーのトイレがあります。一般のトイレにも手すりはついていますが、車椅子の方は、ドアがスライド式で間口の広いバリアフリートイレの方が使いやすそうです。
船旅定番のゲームコーナーも1階ロビーにあります。UEOキャッチャーやスロットなどお子様が退屈してしまったときなどに、気晴らしができるコーナーです。
ロビーから船体中央の左右に、遊歩甲板に出るドアがあります。客室の周りをコの字型に歩けるようになっていて、外の空気を吸いたいときや、きれいな写真を撮りたいときにすぐに表に出られます。
2階の中央階段を上がって船首方向に歩くと、正面中央にラウンジがあります。進行方向を見ながらゆったりくつろげるコーナーソファーが2つしつらえてあります。
中央階段のエントランスにあるドアから、遊歩甲板に出ることができます。船外向きのベンチが所々に置かれているので、天気の良い日はここで風に吹かれるのも気持ちよさそうです。
Aデッキ(3階)中央部には、えひめの顔ともいうべきスカイラウンジがあります。どのクラスの客室の方も利用できる人気のスペースで、長いソファーや応接セットが並び、大きな窓から船外の景色が眺められるつくりになっています。
2階エントランスの階段を左右に上がると、屋外デッキに通じるドアがあります。コの字型のデッキには白いベンチが置かれていて、天気の良い日は最高の景色を楽しめる人気席です。
1階・2階に男性用、女性用それぞれのトイレがあります。1階ロビー後方には車椅子やベビーカー利用も便利なバリアフリー用トイレもあります。3階にはありませんのでご注意ください。
宇和島運輸のえひめにはレストランや食堂などのお店がないため、船内で朝食をいただくのは難しいです。なので、出発前のターミナル付近で朝食を済ませるか、事前に食べ物を買ってからの乗船がいいでしょう。
宇和島運輸のフェリーには、残念ながら船内に食事施設はありません。ただ、ターミナル近辺には美味しい地元名産のグルメが揃っているので、ぜひそちらをご利用下さいね。
えひめの船内には食堂やレストランはありませんが、売店があります。スナック菓子やソフトドリンクを販売しているので、小腹が空いてしまった時などにはありがたいですね。
八幡浜は古くは「伊予の大阪」と呼ばれるほど栄えた港町でした。現在では四国の西の玄関口として、宇和島運輸 八幡浜ターミナルから別府と臼杵を結んでいます。宇和島運輸 八幡浜ターミナルは昭和レトロを感じさせる建物。1階には乗り場や切符売り場、また待合室や売店があります。またエレベーターで3階へ上がれば、見晴らしの良いレストランもありますよ。さらにフェリーターミナルの真ん前にはタクシーも常駐しており、大変便利な作りになっています。四国と九州との移動には、宇和島運輸の八幡浜港フェリーターミナルを利用してみてください。
住所 | 愛媛県八幡浜市出島1581番地26 |
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電話番号 | 0894-22-2100 |
特徴 |
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日本でも有数の温泉街である別府。アクセスは近くには別府ICがあるので車でも、JR別府駅が近いので電車でも、JR大分駅からは別府港すぐのバス停「別府交通センター」行のバスでもと手段が豊富です。また宇和島運輸 別府ターミナルは、小規模ながらも体の不自由な方にも配慮したバリアフリー対応の施設でもあります。乗船の際は車椅子に対応した旅客タラップを利用可能。また八幡浜港で下船する時には、スロープウエイを使用できます。
住所 | 大分県別府市大字南石垣無番地 |
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電話番号 | 0977-21-2364 |
特徴 |
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船内インフォメーションカウンターで毛布の貸出をしています。こあがりの桟敷席で座るときや横になるとき、少し気になる足元にかけられる便利な毛布で、1回100円という嬉しい料金です。深夜、早朝便の船内休憩(深夜着の際、そのまま早朝5時ごろまで船内で休憩できるサービス)を利用するときには、無料の枕とセットで活躍しそうですね。毛布は常に清潔な状態にしてあるので、女性の方でも安心して利用できて非常にありがたいですね。
えひめには、Aデッキ(3階)中央部に共用スペースのラウンジがあります。名前はスカイラウンジで、どのクラスの客室の方も利用できる人気のスペース。コーナーソファーや応接セットが並び、大きな窓から船外の景色がたっぷり楽しめるつくりになっています。船外の甲板デッキにもすぐに出られるドアがあり、佐田岬や佐賀関の絶景なども見逃すことなく、カメラにも収められますよ。グループの方にもおすすめな余裕のある広さです。
宇和島運輸のえひめの船内ではWiFiが誰でも使い放題。陸から離れても乗船中、常に安定してインターネットが利用できます。さらにフェリーえひめでは、iPad2のレンタルも行っています。iPadのレンタルとWiFiを利用すれば、到着予定の観光地の情報を調べることができます。日本有数の温泉街の別府や、鍾乳洞や石仏が有名な臼杵などは訪れるべき観光名所がたくさんあるので、iPadレンタルは非常に役立ちそうですね。