あかつき丸は、2014年6月就航の新しいフェリーです。総トン数は約2540トンもありながら、旅客定員586名、乗用車の積載145台と定員や車両積載数はおさえめ。居住空間にゆとりを持たせ、エスカレーターなどバリアフリー設備を充実させています。白い船体に、グリーンとブルーのライン、ファンネル(煙突)の赤色に宇和島の「宇」の字は宇和島運輸共通のデザイン。船内は木目と金色を上品に組み合わせた色調。古き良き時代の面影とモダンが融合され、洗練された雰囲気を醸し出しています。客室は特等客室、1等客室、2等客室の3タイプ。あかつき丸の航路、八幡浜港⇔別府港には、もう1隻「えひめ」というフェリーが就航しています。これらのフェリーの予約もスカイチケットで行えるので、そちらもぜひチェックしてみてください。
あかつき丸は総重量は約2540トン、乗客定員586名の中型フェリー。八幡浜港、別府港間を1日3往復しています。双船尾船型の採用、環境対応型エンジン搭載、横揺れ軽減のフィンスタビライザーの装備など環境に配慮した技術で造船されました。船内の照明もLED化され、携帯・スマートフォン・PCなどの充電に使用できるコンセントの設置、車両デッキにおける電気自動車用の充電設備の設置など、最新設備の充実がみられるフェリーです。
あかつき丸は宇和島運輸唯一のうどんコーナーがあり、そちらで軽食をとることができます。船内で食事をとりたいという利用者に答えたうどんコーナーでは、天ぷらうどんやカレーライスなどを注文することができます。天ぷらうどんはこの地域ならではのじゃこ天が入っているので、あかつき丸を利用するならぜひ食べてみたいものですね。また、売店もすぐ近くにあるのでアルコールやお茶類、お菓子なども一緒に楽しむことができます。
あかつき丸には広大な海の景色を望める、大きな屋外デッキがあります。この屋外デッキで清々しい潮風を浴びていたら、豊かで綺麗な瀬戸内海・宇和海を肌で感じることができるでしょう。また、フェリーには意外とカモメも多く寄ってくるので、鳥たちとの触れ合いを楽しむことも良いかもしれませんね。普段見ることのない素晴らしい海を前にはしゃいでしまっても大丈夫。少し疲れてしまったら、船内にあるソファー席や、横になれるスペースでゆっくり休むことができます。なので、後先のことは気にせず存分に楽しみましょう。
2階の中央部にメインエントランスロビーがあります。中央階段から船尾方向をに向かって右側に、インフォメーション(案内所)のカウンター、売店、うどんコーナーと並んでいます。案内所では、毛布(有料)を借りることもできますよ。
ロビー中央、インフォメーションの隣に売店があります。品揃えは、お弁当、お土産、アルコール飲料、コーヒー、お茶、ソフトドリンク、アイス、スナック菓子など。うどんコーナーの注文は、こちらの売店で受け付けています。
売店の隣にうどんコーナーがあります。お客様からの強い要望で実現したもので、メニューはうどんやカレー、丼物といった軽食。注文と支払いを隣の売店で済ませ、受取りはこのカウンターというシステムです。目の前にある専用のダイニングテーブルでゆっくり食べられますよ。
中央階段左右にそれぞれ1つ、ソファースペースがあります。コーナー型に置かれたソファーに丸テーブルが設えてあり、10人くらいはゆったり座れる大きさです。車椅子の方にも使いやすそうなスペースですよ。
ロビーのほぼ中央に多目的トイレがあります。一般のトイレにも手すりはついていますが、車椅子の方はドアがスライド式で間口の広いこちらのトイレが使いやすそうです。
ロビーの船尾方向に、キッズコーナーとゲームコーナーがあります。キッズコーナーは靴を脱いで上がる、ふわふわのマットとソファーに囲まれたスペースで、TVが設置されています。隣のゲームコーナーで楽しめるのは、クレーンゲームやスロット。子供がのびのびできる空間があるのは嬉しいですね。
ロビーから船体中央の左右に、遊歩甲板に出るドアがあります。押して開く自動扉は、荷物を持ったりベビーカーを押しているときにも便利ですね。喫煙スペースはこのデッキにあります。
3階の中央階段を上がって船首方向に向かうと、「PREMIUM・LOUNGE」と書かれたスペースがあります。その廊下の正面突き当りにラウンジがあります。船長さんの目線で景色を見られる、あかつき丸の特等席。ゆったり座れるソファーと航路が分かるTVモニターが付いています。
中央階段左右にそれぞれ1つ、ソファースペースがあります。どのクラスの客室の方も利用できるので、桟敷席で足や腰が疲れた時にはこちらのソファー席へどうぞ。
左右のソファースペース付近から後方に向かうと、遊歩甲板に出ることができます。少し外の空気を吸ったり、写真を撮ったりするのによいスペースですが、ゆっくり座れるベンチはありません。屋上デッキに上がる階段はこの3階甲板後方にあります。
3階遊歩甲板の後方に、屋上デッキに通じる階段があります。一面デッキになっていてさえぎるもののない景色は最高。ちょっと休める簡易ベンチもありますので、天気の良い日はここでのんびりという選択も良いですね。
2階、3階の中央付近に男性用、女性用それぞれのトイレがあります。ジェットタオルや個室の手すりも付いた最新式。2階ロビー中央には多目的トイレも1つあります。
あかつき丸には他の宇和島運輸にフェリーにはないうどんコーナーがあります。食欲がない朝でもうどんであればつるっと食べれるのでありがたいですね。
あかつき丸にはうどんコーナーがあり、うどんはもちろん、カレーや丼ものを注文することができます。いずれも500円前後でお財布に優しいですね。
あかつき丸ではうどんコーナーの他にも、売店でお菓子やソフトドリンクを販売しているので、そちらでも軽食をとることができます。夜、寝る前に少しお腹に入れたいという方はこちらの利用もいいかもしれません。
八幡浜は古くは「伊予の大阪」と呼ばれるほど栄えた港町でした。現在では四国の西の玄関口として、宇和島運輸 八幡浜ターミナルから別府と臼杵を結んでいます。宇和島運輸 八幡浜ターミナルは昭和レトロを感じさせる建物。1階には乗り場や切符売り場、また待合室や売店があります。またエレベーターで3階へ上がれば、見晴らしの良いレストランもありますよ。さらにフェリーターミナルの真ん前にはタクシーも常駐しており、大変便利な作りになっています。四国と九州との移動には、宇和島運輸の八幡浜港フェリーターミナルを利用してみてください。
住所 | 愛媛県八幡浜市出島1581番地26 |
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電話番号 | 0894-22-2100 |
特徴 |
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日本でも有数の温泉街である別府。アクセスは近くには別府ICがあるので車でも、JR別府駅が近いので電車でも、JR大分駅からは別府港すぐのバス停「別府交通センター」行のバスでもと手段が豊富です。また宇和島運輸 別府ターミナルは、小規模ながらも体の不自由な方にも配慮したバリアフリー対応の施設でもあります。乗船の際は車椅子に対応した旅客タラップを利用可能。また八幡浜港で下船する時には、スロープウエイを使用できます。
住所 | 大分県別府市大字南石垣無番地 |
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電話番号 | 0977-21-2364 |
特徴 |
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船内インフォメーションカウンターで毛布の貸出をしています。こあがりの桟敷席で座るときや横になるとき、少し気になる足元にかけられる便利な毛布で、1回100円という嬉しい料金です。深夜、早朝便の船内休憩(深夜着の際、そのまま早朝5時ごろまで船内で休憩できるサービス)を利用するときには、無料の枕とセットで活躍しそうですね。毛布は常に清潔な状態にしてあるので、女性の方でも安心して利用できて非常にありがたいですね。
お身体の不自由な方で車両で乗船する方は、1階車両入り口から乗船し、車両用スロープウェイを使用して2階の車椅子専用の駐車場へ進んでください。車を降りればバリアフリーでそのまま2階客室に入室可能です。スロープウェイをご利用の場合は予約の際に申請してください。車椅子の方で車両を使用しない場合も昇降機を使用しての乗船が可能。また、船内にはエスカレーターもあり、階段を使わずに2階と3階を行き来できます。多目的トイレの設置やソファー席の増設など、身体に優しい設備が充実したフェリーです。
2階の船首方向左側と、3階の船尾方向右側、船内2か所に女性専用の2等客室スペースがあります。見た目は他の2等客室と変わりありませんが、全身を映せる姿見があったり、周囲をカーテンで仕切ることができたりというちょっとした気遣いが女性にうれしいスペース。気兼ねせず横になったり、メイクを直したりできそうです。2階船尾方向にはTV付きのキッズコーナー(土足禁止)とゲームコーナーもあり、子供や女性に優しい配慮がされたフェリーになっています。