イタリア - ペルージャについて

ペルージャ(ペルージア)はイタリアのほぼど真ん中の位置にある地域で、地図上から見るとこの国の首都であるローマの北にあり距離的には約135キロメートル離れていて、街自体は海に面してはいないものの市域中央部にはイタリアで3番目に長いテヴェレ川が流れていて、そのままローマ市内まで流れていると言った環境です。ペルージャ(ペルージア)の気候としては夏場は3ヶ月弱と短く冬場は4ヶ月弱と長めで、夏は平均最高気温は30度で冬は平均最低気温は-0度なので、日本の気候と比較した場合地域によってはペルージャの方が温度の塩梅が快適に見える傾向です。ペルージャ(ペルージア)の日の入りに関しては日本のケースよりも時間帯が広くなっていて、最も早い日の入りは16:35（12月9日）で逆に最も遅い日の入りは20:54（6月27日）となっていて（日の出の場合は5:30と7:42でさほど時間の差の開きが無い）いるので、知らずに6月下旬に来て日の入りが遅くてびっくりするパターンが起こり得るポイントです。ペルージャ(ペルージア)の街は丘陵地にあり、上の方に旧市街地が建設されていてすそ野の方に広がるように新市街地があるといった具合になっています。街の規模は大きく無いので徒歩で観光を行うことが可能であるのが特徴ですが、丘陵地にある地理の環境であるため坂が多く短い距離であっても坂で大変な面があり、しかしながら現在では、丘の上下を行き来するためのエレベーターやエスカレーターと言ったものが設置されているので、昔ほど大変では無くなっています。ペルージャ(ペルージア)地域は日本人からするとややマイナーな観光地になっていますが、「チョコレートの街」として有名な点が挙げられます。ペルジーナ社（1907年にペルージャで創業）のクラッシュナッツとチョコレートクリームが入った一口サイズのチョコレート菓子の『Baci（バーチ）』は、最も高い人気を誇っていて、イタリア土産の定番となっていて、更に毎年10月にはユーロチョコレート・フェスティバルが行われていて街中でチョコレートで埋め尽くされ、毎年世界中から100万人の来場者を集める程の人気で、過去に日本（大阪）にも上陸したことがあります。ペルージャ(ペルージア)は歴史建造物が多くあるので、世界的には有名で観光客が多く訪れている地域で、街自体が歴史がある建造物があり、観光スポットが多くあり、街の中心地にある11月4日広場の周りだけにも、サン・ロレンツォ大聖堂やマッジョーレ噴水があり、特にマッジョーレ噴水は13世紀後半に造られたもので街のシンボルにもなっています。ペルージャ(ペルージア)の街の中心部にあるヴァンヌッチ大通りは、街の中心部を貫いたかなり立派な目抜き通りになっていて、通り沿いにはブティックやホテルが立ち並んでいるので観光にも便利な面があり、注意点としてはフレスコ画や絵画で覆い尽くされているサン・ピエトロ教会は明るいうちに来るのがベストで、曇っていたりすると内装や絵画が鑑賞しづらくなります。ペルージャ(ペルージア)へ観光として訪れる場合、そのアクセスとしてはイタリアについてから鉄道や車を使うと言う選択肢があり、鉄道の場合直通のものもありますがそのだいたいは乗り換えの利用になるパターンで、乗り換えがうまくいくなら問題ありませんが、上手くできないと大変な面があるのでしっかり調べて理解して挑むことが重要（時間的に）となり、自動車の場合高速道路を利用すれば市街地のふもとまでは簡単ですが、ペルージアへの出口がわかりにくい点と駐車場が上に行くほど反比例して減っていくので駐車場を確保する必要があるのが注意するところとなっています。できれば下の方の駐車場（場所的には街の外）に車を置いて、徒歩やエスカレーターなどを利用して周囲を観光しながら街の中心部に向かうとより楽しめるポイントとなります。ペルージャ(ペルージア)には観光スポットがいろいろありますが、全部回ることが難しい場合は市街地にあるカルドゥッチ公園へ向かうと言うやり方があり、ここは市街地からの眺望する事が出来る地域でサンドメニコ教会方面や街南部から東部方面をパノラマ的に堪能する事が可能な場所です。ペルージャ(ペルージア)は山や丘の上に街が作られた街ならではのもので、この街が丘の稜線に沿った建設になっているのを目で見る事が可能です。