コーミゾ空港へご旅行をするならスカイチケットのホテル+航空券の検索・予約がおすすめ。携帯からでも簡単な操作で、限定価格のホテルを比較・検索することができます。またホテルはお好みのお部屋を客室や内観・外観のお写真や口コミ情報からお選びいただけ、航空券はお好みの航空会社や金額などの条件毎に選択し後は予約するだけ。イタリアのシチリア島のラグーザ州の近郊へ旅行するならスカイチケットの宿泊施設が便利です。コーミゾ空港は、イタリアのシチリア島のラグーザ州のコーミゾにある空港で、街の中心街から約5kmにあり、標高190ｍの地域空港です。1934年のファシスト政権時代に設計が行われ、翌年に着工して1939年に完成し、第二次世界大戦中は、シチリア島南部の重要拠点の一つに位置付けられ、ドイツ軍はイタリアとの枢軸同盟からここに駐留しました。連合国による空爆はこの地域へも行われ、シチリア島上陸作戦であるハスキー作戦に備えていた同空港は使用不能となりました。戦後は連合国の管理下になり、その後周辺の空港と共に段階的にイタリア国内の民間航空会社に開放されます。冷戦時代には、この空港はアメリカ空軍とイタリア空軍によって使用されることになり、古い建物の解体が行われました。戦争中の不発弾が残る中での解体作業は慎重に進められ、1982年に新しい施設が完成します。翌年にはこの周辺で大規模な反核デモが行われ、最大5千人の抗議者が参加しました。1991年まではここは南ヨーロッパ最大のNATOの基地として利用されたので、地上発射型巡航ミサイルが収容されていて厳重に管理されるようになります。1987年の中距離核戦力条約締結を受けて、1991年に基地は閉鎖されますが、1990年代後半の旧ユーゴスラビア紛争で難民となったおよそ5円人のコソボ人を、軍が撤退して空いていた当施設に受け入れました。周辺の国際情勢の鎮静化によって空港の活性化プランが始まり、2004年から改修工事が行われて2008年に竣工しました。
新しくできた滑走路は、幅が60メートルで長さが2538メートルのものであり、2カ所の高速出口と誘導路につながっています。この空港に就航している航空会社は国内主要都市へ行き来している企業が主であり、定期便に加えて、季節が限定された特別便も用意されています。
コーミゾがあるシチリア島南部は、ビザンチン帝国の下で聖ニコライ修道院と聖ブレイズ修道院を中心に成長してきた地域です。その後も、ノルマン人とアラゴン人によって成長と拡大を続けました。キアロモンテやカブレラやナセリ家などの領土となってからも経済発展を続けますが、1693年の大地震で一時的に荒廃します。壊れた遺跡群は、元の場所に蜂蜜色のバロック様式で再建されます。
ラグーサは丘の上にある街で、三方を谷に囲まれた独特の外観から緑の中に浮かぶひょうたん島のような場所です。街へは谷と谷とをつなぐ3本の橋が架かっていて、そこを通って入ることができます。街は上を意味するスーペリオーレと下を意味するイブラに分かれていて、スーペリオーレからイブラを見下ろしたときの美しい景観はおすすめです。スーペリオーレは1693年の大地震の後に造られた町で、街全体が碁盤の目のようになっており、道沿いには堂々としたバロック様式の教会や宮殿が建っており、近代的でおしゃれな印象を受けます。
イブラは、古くからの街並みの中に地震後に建てられたバロック様式の建物が混在する地区で、多くの見どころの他にカフェやレストランも多く、じっくりラグーサの町を散策するならイブラ地区のお泊まりがおすすめです。
サン・ジョバンニ聖堂はこの地区の中心的な存在の建物であり、西はずれのサンタ・マリア・デッレ・スカレ教会の前にある階段からのイブラの眺めは有名です。イブラには、美しい装飾が見事なコゼンティーニ邸が人気の観光スポットとしてあります。赤茶色の外壁の3階建ての建物で、3階のバルコニーにすべてに人物像が2段になって装飾されており、ユニークな表情を持つ像は同じものがありません。ここから迷路状の裏通りを通れば、ドゥオモ広場に行けます。
サン・ジュゼッペ教会は、18世紀に建てられた教会で、サン・ジョルジョ大聖堂にとてもよく似たバロック様式の造りです。映画の撮影も行われた場所で、ドゥオモ広場から東の目抜き通りを進んだところにあります。農業や酪農が盛んなことに加えて、この地域は石油とタール石なども産出されるためシチリア島内でも裕福であり、清掃も行き届いているので、生活水準とホテルの充実度は北イタリア並みです。宿泊施設は、この地域のバロック様式の建築物や宗教施設に配慮した落ち着いた色調と仕上げがなされています。内装は淡い色の素材がふんだんに用いられていて、アクセントの赤や青の濃い色がイタリアのデザインを思い起こさせます。