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活気と神秘に満ちた都市「デンパサール」

バリ島の玄関口にあたる都市「デンパサール」。インドネシアでも指折りの大都市です。2人乗りのバイクが忙しく走り回る様子からは、アジアらしい活気を感じ取ることができるでしょう。ジャガナタ寺院では、新月と満月の日に儀式が行われており、この日には国内外から多くの人が訪れ賑わいます。また隣接しているバリ博物館では、伝統や芸術を伝えており、短時間で回ることができるスポットとして人気です。そして、少し奥まれば田園風景と寺院が美しく重なりあう景色が広がります。人々の活気と、神秘に満ちたデンパサールはまさに神々の都市と思わざるをえません。

デンパサールの歴史

デンパサールはオランダに植民地支配され、日本にも統治されていたことがある悲しい歴史を持ちます。そののち日本はバリの独立を容認し、オランダが再び攻め行ってきた際に一緒に戦いました。このことがデンパサールに親日家が多い理由とも言われています。オランダ軍に囲まれても最後まで屈しなかった時の王族たち。その記念碑はいまもププタン広場にあります。現在ではリゾート開発が進み、誰もが何度も訪れたくなる場所となりました。そしていまなおデンパサールは成長を続けています。

デンパサールの経済

デンパサールの経済を支えるのは、何といっても観光業。年間300万人を超す人々が世界各国からデンパサールへ訪れています。これに伴い、ホテルや飲食業をはじめとした、レジャー産業の収益は年々増え続けていて、デンパサールにおいて重要な経済資本のひとつになっています。物価が低いのがデンパサールの特徴で、地元の人々の平均収入は5000円程度と言われるなかで、観光業に従事する人々については、その2-3倍はあるといわれます。