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ペルシア湾に佇む中東の古代都市「テヘラン」

イラン・イスラム共和国の首都テヘラン。イラン国立博物館やゴレスターン宮殿など国内でも有名な観光地を備え、情勢がゆらぐ中東の中でも治安が良いとされている地域です。テヘラン市内は雪山が多くあることから、近年ではディジンやトチャルなどといったスキー場が人気。標高が高いためオンシーズンが長く、さらさらとしたパウダースノーが楽しめることから、スノーボード・スキー愛好者の方におすすめのスポットです。広大な土地を活かしたコースが多く、アイスクライミングやマウンテンバイクなど他のアクティビティも堪能することができます。

テヘランの歴史

宗教的中心地であるテヘラン。1220年、モンゴル帝国の襲撃を受けたレイという村の人々がこの地域に逃げ込み、都市を作ったことが始まりとされています。その後、17世紀にガージャール王朝の初代皇帝がこの地で戴冠すると、テヘランはイランの首都となります。イラン・イラク戦争後は近代的なビルが立ち並び、国内で一番高い電波塔ボルジェ・ミーラードが完成しました。

テヘランの経済

イラン経済の中心であるテヘランでは、自動車や電子製品産業などが盛んです。なかでも自動車産業は中東最大の規模と言われており、経済制裁緩和による事業拡大の追い風が期待されています。またテヘラン旧市街のバザールには、絨毯や香辛料などエキゾチックなテイストの特産品が古くから販売されてきました。ペルシャ絨毯といえば、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。こういった伝統産業が地方の収入源として重要な役割を担っています。