サウジアラビア - ダーランについて

ダーランはサウジアラビアの東部にある州の一つで、サウジアラビアの石油産業を担う都市としても知られていますが、日本からの直行便はなく、訪れる場合にはバンコクやマニラを経由する必要があります。
ダーランのあるサウジアラビアはイスラム教の始祖ムハンマドが生まれた地域ともいわれていて、メッカやメディナのイスラム教の有名な二大聖地があることが広く知られています。イスラム教の発祥地としても有名で、コーランが国の法律として位置づけられているほどです。そのため、日本人などの外国人が訪れるときにはコーランの教えに基づいて行動する必要があります。アルコールは禁止、女性が外に出るときには黒いマントを身に着けるなどが主な点です。また、日本との時差は約6時間あり、日本の方が6時間早く時間が進んでいる計算です。
ダーランでは1931年に油田が発見されていて、1935件には油井を掘った歴史があります。世界最大級の石油会社も存在し、世界中に石油を給油しているほど石油産業が発展していることもあって外国人労働者を多く抱えている地域となっており、様々な国の人々がダーランに集まっています。
ダーランの気候は、夏はとても暑く、冬はとても寒くなるのが特徴です。夏の時期には気温が50度に達することもあり、ただでさえ酷暑となるところにさらにペルシア湾からの湿度が加わり、猛暑と高い湿度を記録します。冬の寒い季節には気温が2度から3度までしか上がりません。1年を通して雨が降ることはほとんどなく、降水確率は0パーセントから6パーセントです。ただ、10月から3月までの季節は集中豪雨が起こることもあります。5月から6月は砂嵐が多く、月の半分以上は空が砂嵐に覆われます。
サウジアラビアの石油産業の中心ということもあり、交通手段が豊富な点が魅力です。国内の交通網はもちろんのこと、海外へ行く交通手段もたくさんあります。サウジアラビアの中でも最高級の高速道路があり、車で遠くまで出かけることができます。高速道路は国防の役割もあり、サウジアラビアを守っている大切な要素です。1946年に開業したらダーラン飛行場はかつてサウジアラビアの三大空港にも数えられていて、サウジアラビア空軍の基地にもなっており、大都市に航空貨物を輸送する機能を果たしています。ダーランの中心部でもある飛行場周辺は観光スポットも多く、宿泊施設も充実しており、車や徒歩で気軽に観光地に行けるのがメリットですが、少し足を伸ばせばアルコバールなど他のエリアにも移動することが可能です。
ザキング・アブドゥルアジズィーズ・センターフォーワールドカルチャーは、ノルウェーとニューヨークに拠点を置く建築設計事務所が手掛けた美術館です。10年の歳月を掛けて設計した美術館で、サウジアラビアならではのデザインを堪能することができます。ミュージカルやシンフォニーコンサート、講義など様々なイベントが行われています。巨大な建物の中には900人を収容することができ、世界的なイベントや晩餐会、会議なども実施が可能です。20万冊の本も収容されていて、図書館としての機能もあります。
PrinceSaundBinNaifParkは緑豊かな公園で、噴水が訪れる人を癒やしてくれるような場所です。洗練された印象もあり、おしゃれで落ち着いた一時を過ごすことができます。
ダハランモールはショッピングが楽しめるスポットで、食事もできます。色々なブランドが集まっていて、洋服や雑貨などを買うことが可能です。日本でもお馴染みの海外のブランドもあり、ショップの数は膨大で、日本未上陸の海外ブランドも軒を連ねています。屋根付きなので強い日差しを感じることなく、快適なショッピングが楽しめるのがよいところです。さらに有名ホテルからもアクセスしやすい立地となっているため、散歩のついでに訪れることも可能です。食事もイタリアンから中華、ファストフードなどがそろっていて、自分好みの食事を見つけられます。モール内は広々としていて、混んでいても窮屈さを感じないだけでなく、スタッフも親切だと評判で、外国人観光客などにも丁寧に接客してくれるため安心です。
ハーフムーンベイはダーランにあるビーチの名称で、ビーチ探索や海水浴などを体験できるなど楽しみがいっぱいあります。
海岸の周辺もたくさんのホテルがあり、アクティビティも楽しめるのでおすすめです。屋外プールやプライベートビーチなどが盛りだくさんなホテルが多く建っています。レストランやカフェもそろっているので食事をするときやカフェで休憩するときにも利用できて便利です。