ニュージーランド - ネーピアについて

ネーピアはニュージーランド首都ウェリントンから、車で北東4時間ほどの場所に位置する東海岸に面したホークス・ベイ地方の都市です。ニュージーランドのワイナリーが密集するエリアとして有名で、リンゴや西洋なしの一大産地でもあります。ネーピア港は羊毛やパルプ、冷凍肉などが輸出されており、日本の北海道苫小牧市の姉妹都市です。王子製紙の商品「ネピア」は、ネーピアのパルプ事業に参入した際に、同都市の名前を採用したという背景を持っています。
ネーピアはアールデ様式の建物が多数建てられており、同建物の町並みを歩きながら観光するのが、市内観光のメインとなります。ネーピアに隣接するヘイスティングは、同ホークス・ベイ地方となり、地域のワイナリー産業が非常に盛んなことから、世界各国からワイナリー巡りを目的に観光する観光客が多数います。また、ニュージーランド国内のワイン好きも集まるため、ワインと一緒に料理を楽しめるレストランが多数存在します。
海に面した都市ですが、海水浴には適さない地形で、主に内陸部、中心街の観光がメインとなります。
・ホークスベイ・トレイル
ホークスベイ・トレイルは「ランドスケープ・ライド」「ウォーター・ライド」「ワイナリー・ライド」と呼ばれる3つのパートから構成される、自転車やトレッキングで回れるトレイルコースを指します。3つのトレイルは距離やアトラクションが異なるので、自分にあったホークス・ベイトレイルを選択しましょう。ホークスベイ・トレイルはネーピアからヘイスティングスまで繋がっており、そのままヘイスティングで宿泊してネイピアに戻ってくることも可能です。
ランドスケープ・ライドは全長56kmのコースとなっており、人間が居住する島々の中でも、世界最大のカツオドリの住処を観察できたり、世界トップ50にランクインする世界的に有名なゴルフコースが点在しています。ランドスケープ・ライドの途中にあるテ・マタ・ピークは標高400mの丘ですが、マウンガハルル山脈・ルアヒネ山脈・カウェカ山脈・キッドナッパーズ岬を一望できます。天気の良い日であれば、トンガリロ国立公園にある、北島最高峰ルアペフ山（標高2797m）が見られます。
ランドスケープ・ライドは、世界有数のワイナリーから広大な眺望、ゴルフコースなど様々なニュージーランド・アトラクションを凝縮して楽しめるので、おすすめの観光スポットとなります。また、ランドスケープ以外には、家族旅行にも最適な「ウォーター・ライド」「ワイナリー・ライド」など、より平坦なコースも用意されています。
「ウォーター・ライド」は、より景観に特化したコースで、「ワイナリー・ライド」はワイナリーを中心にしたコースとなります。ニュージーランドワインを堪能したい人は「ワイナリー・ライド」がおすすめです。
・チャーチ・ロード・ワイナリー
チャーチ・ロード・ワイナリーは115年以上に渡る、ワインの醸造を手掛けている、ニュージーランドの中でも古い歴史を持ったワイナリーです。
設立は1897年以来、数々のワインの賞を獲得しており、観光スポットとしては外せない観光名所の1つとなります。チャーチ・ロード・ワイナリーでは、ミュージアムが併設されており、ワイナリーツアーも開催されています。チャーチ・ロード・ワイナリーのワインのテイスティングをしながら、ワインの醸造方法や歴史に触れられます。
お腹が空いたら、敷地ないでランチを楽しめるレストランもあり、お気に入りチャーチ・ロード・ワインと料理楽しめます。非常に広い敷地を持つワイナリーなので、家族良好にも最適な観光スポットとなります。また、定期的にニュージーランド国内のアーティストや、国外アーティストを招いて音楽イベントが開催されていることもあるので、一日をかけてゆっくりとニュージーランドワインや文化を楽しめます。
・宿泊施設
主な宿泊施設はネーピア市街地内に点在するモーテルやホテルに宿泊しますが、ホークスベイ・トレイルの途中にも宿泊施設は点在します。ニュージーランド特有の荘厳な自然を楽しみたいのであれば、ホークスベイ・トレイルを利用して、点在するモーテルや宿泊施設を利用することで、人とは違った観光を味わえます。ニュージーランドは地方部でもキャッシュレス化が進んでいるので、クレジットカードの少額キャッシュを持っていけば、十分に観光を楽しめます。