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リビア旅行へ行く前に確認するポイント
State of Libya
リビアまでは飛行機でおよそ----時間で行くことができます。リビアの気候や通貨、宗教、マナーなどを確認して快適なリビア旅行を楽しみましょう。
リビアはアフリカ大陸の北部に位置しています。国土の90%が砂漠地帯。リビアの砂漠はサハラ砂漠の一部で、リビア部分はリビア砂漠と呼ばれています。ここには砂丘のみならず、岩石砂漠や礫砂漠も存在します。降水は北部の地中海沿岸にわずかにある程度となります。
日本からリビアへの渡航について
直行便と飛行時間
日本からリビアへの直行便は就航していません。ヨーロッパ・アフリカなどで乗り換えが必要です。所要時間は20~33時間。
日本との時差
日本とリビアの時差は7時間となります。リビアは日本よりマイナス7時間遅れとなります。サマータイムはありません。
リビアにおけるビザ・入国手続きについて
日本人が入国する際には、目的や期間を問わずビザが必要です。空港到着時に取得できる「アライバル・ビザ」に関しては前もってリビアの旅行会社に依頼し、送付される引換証を入国時に持参しなければなりません。同じ場所に7日以上滞在する場合、近くの警察署に滞在届を提出しましょう。また、イスラエルの査証スタンプ・出入国記録がある場合は入国拒否されるので、新たなパスポートが必要となります。ビザやパスポート情報は予告なく変更されることがあるので、大使館や領事館、旅行会社などで事前に確認することをオススメします。なお、リビア全域には「退避勧告」が出されています。どのような目的であっても渡航・滞在は見合わせるようにしましょう。
リビアの気候について
リビアの気候は大きく分けて2つ。地中海沿岸部と、砂漠地帯によってそれぞれ異なります。地中海沿岸部は、地中海性気候とステップ気候のため温暖です。年間を通して平均気温は15℃~25℃ですが、年間降水量は400mm程度。砂漠地帯はもちろん砂漠気候で、年中乾燥しており雨が降ることはほぼありません。また、5月~8月の春・夏にかけて、キブリという熱風(=シロッコ)が吹くため、気温が50℃まで上がることもあります。ですが、朝晩は非常に涼しく、寒暖差が激しいので服装に注意が必要。12月~2月には氷点下になることも。地中海沿岸部から中部域までは、年間を通して旅行が可能ですが、ベストシーズンは10月~4月。気温は高いですが、乾燥しているため比較的過ごしやすいでです。
リビアの免税について
必要最低払い戻し購入額 | ― |
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VAT税率 | ― |
払い戻し率 | ― |
税関スタンプ受領期限 | ― |
免税書類申請期限 | ― |
免税条件 |
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必要な税関スタンプ | ― |
特記事項 | ― |
リビアの通貨とチップ
通貨について
リビアでは、リビア・ディナール(LD)と、補助通貨としてディルハムが使用されています。紙幣は0,25LYD、0,5LYD、1LYD、5LYD、10LYD。
チップについて
リビアでは基本的にはチップの習慣はありません。しかし、海外からの観光客が近年増えており、チップの習慣化が進んでいます。ホテルやレストランにてサービスを受けた際に、少額でもチップを渡すと良いでしょう。
旅のお役立ち情報
リビアの電圧とコンセント
リビアの電圧は127・230Vです。日本の電化製品では、場合によっては変圧器が必要です。プラグタイプはC、B3タイプが主流です。
リビアのネット環境
リビアでのインターネットの通信速度は非常に遅いです。また、リビアはネットの検閲も厳しくなっています。
リビアの飲料水
水道水は飲めません。ミネラルウォーターの購入をお勧めします。
文化・宗教・マナーについて
リビアの文化
イスラム暦の第9月はラマダン(断食月)に入ります。ラマダンとは「日の出から日没までのあいだ、飲食を絶つ。」という行事で、リビアもイスラム暦の第9月はラマダンに入ります。この期間はレストランも日中は営業していません。また、この時期が国中が昼と夜が逆転した生活になります。昼間はトラブルが起きやすいので注意しましょう。
リビアの宗教
宗教は国教のイスラム教が約97%、その大半がスンナ派。少数派としてイバード派も5~10%程度を占めているほか、コプト正教会は人口の1%以上、移民によってローマ・カトリックやアングリカン・チャーチも存在します。
リビアのマナー
国教がイスラム教のため、酒類、アルコールが入っている菓子類や調味料、豚肉、ポルノ雑誌類は外国人であっても持ち込み禁止です。また、人前で男女と親密に接触することや宗教に関する発言は控えたほうが良いです。モスクへ入場する際は、露出が少ない服装にしましょう。女性の場合はスカーフの着用が必要です。その他のエリアでのスカーフの着用は、義務付けられていませんが肩や膝が出る服装は控えたほうが良いでしょう。そして、写真撮影をする際のマナーとして、リビアの女性を撮影するときは、必ず本人や家族へ了承を貰ってからにしましょう。また、軍や軍人、警官、政府関係の施設はカメラを向けてはいけません。
リビアの食文化
リビアではイタリアの植民地時代の経験もあり、食文化の背景にイタリアがあります。しかし、家庭料理では周辺の国と似たようなものが多く見受けられます。、ポピュラーな家庭料理は「オロズムサッギ」という煮込み野菜がたくさん乗ったトマト味の混ぜご飯です。このご飯を大皿に盛り付け、車座で囲むのがリビア風。また、「コーサ」というカボチャに米と挽肉を詰めてまるごと蒸した料理も人気。その他には、レバノン方面から伝えられた「ルビー」というインゲンとラムのトマト煮があります。これは中東全域で食べられている人気のメニューです。
リビアの主要観光地と世界遺産
画像の出典元: istockphoto.com
リビアの主要観光地
レプティス・マグナの考古学遺跡の見所は、凱旋門、面積8000平方メートルの広大さを持つ公共広場、ハドリアヌスのローマ風呂、円形闘技場など。アフリカにいながらローマ都市を見ることができ、その遺跡は壮大です。この他にもリビアには、世界遺産をはじめとする重要な観光地があります。しかし、政治的に不安定な状況が続き、内乱も勃発しており都市部や工業地帯が攻撃を受けています。そのため、今後はこのような貴重な遺跡も破壊対象となりかねません。
リビアの世界遺産
リビア国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が5件存在します。サブラータの考古学遺跡、レプティス・マグナの考古学遺跡やキュレネの考古学遺跡、タドラルト・アカクスの岩石芸術遺跡群、ガダーミスの旧市街があります。中でもレプティス・マグナは、保存状態も良い上、北アフリカ最大の遺跡でもあるため観光地として外せません。
リビアのお土産について
リビアのお土産は、アクセサリーや、絨毯、鏡やつぼなどがあります。ガリヤンの陶器のお皿はその美しい装飾からお土産として人気があります。