キング・ハーリド国際空港について

キング・ハーリド国際空港は、サウジアラビアの首都を担っているリヤドにある空港です。4つのターミナルから形成されており、中東地域でもっとも規模が大きい空港の一つです。空港名は第4代国王のハーリド・ビン・アブドゥルアズィーズにちなんで名づけられました。

1983年にリヤド市の東部にあるホルムズ海峡に面した湾岸エリアを埋め立てて建設され、旅客ターミナルビルはアメリカ人設計士がデザインを担当しています。キング・ハーリド国際空港は「クリスタル・モスク」という別称で親しまれていますが、旅客ターミナルビルの外壁面がすべてガラス張りになっていて、モスクのような丸みを帯びた外観に由来しているからです。

4,000mの長さで幅が60mの滑走路が2本あり、そのどちらもアスファルトで構成されていて大型旅客機に対応しているのが特徴です。アメリカ・カナダ・イタリア・フランスなど世界26か国から訪れる国際線のほかに、国内にある2つの空港を結ぶ国内線を合わせて数多くの航空機が毎日離発着しています。