カールスルーエ・バーデン＝バーデン空港について

カールスルーエ・バーデン＝バーデン空港はドイツのバーデン＝ヴュルテンベルク州の、バーデン＝バーデン市から約12km西に行った場所にあります。小規模な空港で昔のカナダ軍の基地をベースにして再開発されて作られていて、今でも軍事演習やパイロットの養成などの目的で利用されることもあり、年間約100万人程度の利用客がいます。

空港全体がバーデン・エアパークという総称で複合商業施設として使われているので、空港としての機能のほかにもゴルフ場やスケートリンク、ショッピングモールやフードコートがあり、航空関連の仕事をしている人のための工業団地も構成要素の一つです。ドイツの都市であるカールスルーエとバーデン＝バーデンのほか、ライン川を挟んで対岸にあるフランスのストラスブール市も隣接する都市に数えられるので、3つの主要な街にアクセスができる便利な空港として知られています。

カールスルーエ・バーデン＝バーデン空港の周辺で観光におすすめなのは、空港名にもなっている都市、バーデン＝バーデンです。古代ローマ時代にできた古い街で、ヨーロッパ有数の温泉地として保養に訪れる人もたくさんいます。市内にはローマ時代の公共浴場の跡も残されていて、街の名前の「バーデン」はドイツ語で入浴を意味しているのでここに来たら必ず温泉に立ち寄ってみるのがおすすめです。

周囲は「黒い森」と呼ばれる自然が豊かなエリアで、ゴルフやハイキング、登山なども楽しめます。このあたりは街並みも木組みのメルヘンチックな家が多くて、民族衣装や鳩時計など土地特有の土産物も見つかるでしょう。バーデン＝バーデンで見ておきたいのは温泉浴場のクアガルテンと温泉庭園のクアガルテンで、建物や植物が美しいだけでなくクラシックのコンサートなども開催されていていつでも賑わっており、ローマ皇帝にちなんだカラカラ浴場も歴史好きな人におすすめで、古代ローマの生活の様子を垣間見ることができるでしょう。