ハワイ - ホノルル（オアフ島）について

ホノルルはアメリカ合衆国のハワイ州にある都市です。太平洋の中央にあるハワイ諸島の中でも三番目に面積が広い、オアフ島の上にあります。ハワイ州の中でも一番規模が大きい町で、ハワイ州の州都です。アメリカ合衆国の中でも太平洋地域の拠点が置かれている都市でもあり、この地域の政治や経済の中心として機能しています。ホノルルは北緯21度、西経157度に位置している都市で、赤道に近いために気温が一年を通して温暖なのが特徴です。気候の分類ではステップ気候に属して、一年を通して雨が少ないのが特徴です。年間を通して平均気温が20度を超えていますが、冬季より夏季のほうが若干気温が高くなります。降水量は夏季よりも冬季に多くなり、平均降水日数も冬のほうが若干多めです。ホノルルのランドマークとして観光客にも広く知られているのが、ダイヤモンドヘッドです。ダイヤモンドヘッドはオアフ島にある火山です。火山が噴き出した砕屑物が積もった周囲の丘全体をダイヤモンドヘッドと読んでいます。名前の由来となっているのは、19世紀にこの島を訪れたイギリス人の逸話です。火口の付近に落ちていたカルサイトの結晶を、イギリス人がダイヤモンドと勘違いしたことにより、ダイヤモンドヘッドという名前がつけられました。もともとこの島に住んでいた人たちはこの山のことをレアヒという名で呼んでいました。これは土地の言葉で「マグロのひたい」という意味を持っています。島の中でも特に高い位置にあるこの山は、周囲を見渡せることから、軍事上の拠点として使用されたこともあり、当時は山に砲台も設置されていました。ダイヤモンドヘッドの頂上までは道が開けているので、自動車でも簡単に移動することができます。ふもとから歩いて頂上まで行くこともでき、頂上までの道の途中には階段やトンネルがあります。観光地としても人気のホノルルで、旅行客におすすめの地域がワイキキです。このエリアにはオアフ島で一番の観光名所として知られるワイキキビーチがあり、他にもいくつもの海水浴が楽しめるビーチがあります。ワイキキという名前はハワイの言葉で、「水が湧き出る場所」という意味があり、この島に王国があったころには、保養地としても利用されていました。ワイキキは海岸の周囲の市街が整備されているのも特徴で、いくつかの主要な通りに沿って商業街が発展しています。町の中心部を通っているのがカラカウア大通りです。それと平行してクヒオ通り、アラワイ大通りというストリートもあり、それぞれ東西に道が伸びています。南北に道が伸びている通りとしては、ルワーズ通りやカパフル大通りがあります。オアフ島内には鉄道が走っていないため、公共の交通機関として利用できるのはバスです。島内には「ザ・バス」という公営のバスが運行していて、島内の各所をバスで移動することができます。電車は運行していないのですが、ワイキキにはそれに似たようなトロリーバスも、市内では運行されています。こうしたトロリーバスは企業が運営しているものが多く、ワイキキ観光の名物になっています。ワイキキは観光客が多く集まる場所でもあることから、商業施設も非常に充実しているエリアです。各種の大型ショッピングセンターも多数営業していて、高級ブランドを扱っているお店も多く出店されています。また観光客が気軽にお土産を購入できるお店も見つけやすく、コンビニエンスストアもあるため、日本人も何かと利用しやすい地域です。ワイキキには観光客が宿泊できるホテルが多いのも特徴で、快適な環境で宿泊できる高級ホテルも多数あります。ワイキキビーチから近い場所にあるホテルも多く、ホテルから歩いてワイキキビーチに海水浴へ行くことができるのが魅力です。大型のホテルのほかにも、中型のホテルやコンドミニアムなど、さまざまな種類の宿泊施設が点在していることも、ワイキキの特徴です。ワイキキでは飲食店も多数営業しているため、観光客は自分の好みに合わせて食べたいものを選ぶことができます。現地ならではの食事だけでなく、日本人にも利用しやすい日本食が食べられるお店も、ワイキキには多くあります。そのほかにも中華料理やイタリア料理など、世界中の人気料理が食べられる飲食店が立ち並んでいて、気軽に食事ができるファーストフードのお店も充実しています。観光に訪れた旅行客が気軽に休息できる場所として地域内の各地に公園もあり、フォート・デルッシー公園やカピオラニ公園が、特に有名な公園です。