【世界遺産】ヘラクレスの塔とは?|1900年現役の最古の灯台!?

画像出典:Luis Miguel Bugallo Sánchez (Lmbuga) (CC BY-SA 3.0)

【世界遺産】ヘラクレスの塔とは?|1900年現役の最古の灯台!?

スペインのガリシア地方にある世界遺産、ヘラクレスの塔。のどかな田舎町のこの貴重な世界遺産はその歴史的価値から世界中の人々に注目されています。

本記事では、そんなガリシア地方が誇る神秘的な魅力を持つヘラクレスの塔の見どころを一挙ご紹介します!

目次

【世界遺産】ヘラクレスの塔とは?|1900年現役の最古の灯台!?

ヘラクレスの塔とは?

ヘラクレスの塔

ヘラクレスの塔はスペイン北西部ア・コルーニャにある灯台です。2009年に世界遺産に登録されたこの灯台は、ローマ人によって1世紀後半に建てられました。

何よりこのガリシアの世界遺産ヘラクレスの塔のすごいところは当時から現在に至るまでの1900年以上もの間、休まずに明かりを灯し続けていること。世界で一番古い灯台で、未だに働き続けているなんて、当時のローマ人の技術の高さには驚きですね!

ヘラクレスの塔までのアクセス

ヘラクレスの塔

ヘラクレスの塔は、 ア・コルーニャの旧市街地から約2.5kmの場所にあります。マリア・ピタ広場近くの港からでているトランビア(路面電車)を利用すると便利です。またアコルーニャのバスターミナルからバスから行くこともできます。

徒歩だと市街地から40分ほどで到着します。また、ヘラクレスの塔の駅付近にはロッカーがないので、大きい荷物はアコルーニャで預けることをおすすめします。

ヘラクレスの塔のおすすめポイント

ヘラクレスの塔

1.ネオクラシック様式の外観

現在のヘラクレスの塔は18世紀に改築されたものです。現在は4層でできていますが、当初は3階建て。一番上の3階部分には松明を灯すドームがありました。高さは当初34mありましたが、改築され、現在の55mになりました。現在は一番下は四角形で、2段目は八角形、そのうえが六角形、そして一番上が円形というユニークな形になっています。

現在はローマ時代の面影は外観にはありませんが、18世紀のネオクラシック様式が顕著に出ている外観となっており、それもまた魅力的。威風堂々としたその外観からは何世代にもかけてこのヘラクレス塔を守ってきた人々の努力と情熱が感じられます。

2.塔の内部と地下の博物館

塔は壁や階段は石レンガで作られていて、その丈夫なつくりには感心させられます。これは18世紀に改装されたときに、塔の壁にガリシア地方の花崗岩の石板をはって補強したそうです。

外から各階へつながるように階段が設置されていて、まきを外から持ち込んで、屋上へ運んでいたんだとか。改装されたときに窓が設置され、最上層にあった松明を置くためのドーム状の部分も取り壊され、現在は八角形の小さな塔の中に灯台のライトがともっています。

地下はその遺跡が展示されている博物館となっています。当時の遺跡を近くで見ることができ、当時の人々の働きに改めて感心させられます。ガリシア地方の世界遺産のこの塔の歴史を感じることができ、世界遺産に登録されたのも納得。ぜひ、塔の内部もじっくり見て味わってください。

3.展望台から見渡せる絶景

展望台へ出るには234段のらせん階段をぐるぐる上る必要がありますが、その展望台に出ると絶景が広がります。また見渡せばア・コルーニャ市街や遠くのベタンソス島、サダ島、アレス島やフェロールの町なども望むことができます。パノラマの大西洋の景色は必見で、ここでしかみることのできないビューを楽しむことができます。

また海をバックにした遠景も素晴らしく、広くどこまでも続く青い海に、どこまでも青い空、そして緑の芝生の上にそびえたつ塔は堂々としていて美しく、絶好の写真撮影のスポットでもあります。美しい絶景が見られる展望台からみられる風景はガリシアの美しさを物語っています。

◎まとめ

いかがでしたか?1900年もの間働き続けているヘラクレスの塔。ローマの人々や何世代にもわたって守ってきた人々の思いと歴史を持つヘラクレスの塔は、世界中の人々を引きつけてやみません。みなさんも、ぜひその尊い塔と美しい眺めを見にガリシアの地を訪れてみてくださいね。

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