インカ古代文明に彩られた魅力あふれるペルーのおすすめ観光スポット7選

インカ古代文明に彩られた魅力あふれるペルーのおすすめ観光スポット7選

古くからインカ文明が栄えたペルーは、マチュピチュをはじめとする観光遺跡の宝庫です。国内にはアンデスの高地、砂漠、海岸地域などがこの広大な土地の中にちりばめられていて、観光立国としても世界中から毎年数多くの旅行者が訪れている、魅力あふれる国となっています。その自然や文化は高い評価を受けていて、南アメリカ大陸の中ではブラジルに次ぐ数の世界遺産を誇ります。

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今回はそんな南米のダイジェストともいえるペルー観光で、外せないおすすめ観光スポット7か所を紹介します。

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インカ古代文明に彩られた魅力あふれるペルーのおすすめ観光スポット7選

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1.マチュピチュ(マチュピチュ)

出典: commons.wikimedia.org

アンデス山麓のウルバンバ谷に沿った山の尾根に、インカ帝国が15世紀に造った石造りの都市。それがマチュピチュです。山道を登りつめたところに突然と現れるその様は、まさに「空中都市」。そして「失われた都市」と表現されるに、ふさわしいものです。実際、山麓に位置するマチュピチュは、観光において滞在の拠点となるアグアスカリエンテスからは、その姿を確認することができません。また天気が変わりやすいので、麓から約600mの高さを登って、標高約2400mに位置する遺跡にたどり着いても、雲に覆われていることもあるでしょう。でも、少し待っていると雲が晴れてくるはず。そしてその全容が浮かび上がるとき、マチュピチュはまさしく空中都市として、あなたの前に姿を現すでしょう。

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マチュピチュへはクスコから列車、あるいはミニバス、列車と乗り継いでいくのが一般的な行き方になります。いまだに解明されてない謎に包まれた都市、マチュピチュはあなたの期待を上回る感動を与えてくれるに違いありません。まさにペルー観光のハイライトです。

2.リマ歴史地区(リマ)

出典: commons.wikimedia.org

ペルー・リマの中心部、セントロは旧市街。リマのセントロはその歴史的建造物とともに、世界遺産に登録されています。アルマス広場を中心に、セントロはほぼ基盤の目に分かれているので、地図を持っていれば道に迷うこともなく観光できます。広場の正面には、荘厳なたたずまいで堂々とそびえるカテドラルがあります。南米のどこでも目にする光景ですが、ここはペルーの征服者、フランシスコ・ピサロが自ら築いた建造物でもあります。

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ペルー政庁、リマ市庁舎もアルマス広場の周りに位置しています。そのペルー政庁では、お昼に衛兵の交代式があるんですよ。高らかな音楽を演奏しながら行進する、華やかな衣装に身を包んだ楽団が、観光客の注目を集めます。そのほかの主な建造物もほとんどが広場から数ブロック以内にあるので、建造物巡りも観光プランに入れることをおすすめします。

3.ナスカの地上絵(ナスカ)

出典: François Bianco

ペルーを神秘の国にしている大きな要因の一つは、ナスカの地上絵にあると言えるでしょう。絵が描かれている平原に立っても、その大きさや全貌はわかりません。いったい、何のために描かれたのでしょうか。その謎を解こうとする研究者たちは、多くの学説を論じてきました。けれど今日に至るまでに理解されたことは、パンパを覆っている黒い砂や石をどけて白っぽい地面を出すという地上絵の描き方と、年間を通してほとんど雨が降らないゆえに地上絵が現在まで残されてきたということぐらいです。

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一般の観光客が大きさを把握し、謎に包まれた地上絵を存分に鑑賞する秘訣は2つ。1つは、セスナに乗って空中から絵を眺めること、そしてもう1つはしっかりと予習をして観光ツアーに参加することです。絵の数はおよそ30個くらいです。酔いやすい人は酔い止め薬を持っていくことを忘れずに。

4.クスコ歴史地区(クスコ)

出典: karlnorling

ペルーでマチュピチュ観光の際に必ず通る古都クスコは、標高3400メートルに位置する高山都市です。13世紀から16世紀に至るまで、インカ帝国の首都であり続けたクスコ。スペイン人によって征服されてからは、インカの人々が築いた石組みの上にスペイン様式の建造物が建てられ、その融合は独特の文化を生み出したのです。

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ペルーのほかの都市と同じく広場を中心に町は広がっていて、その周辺は世界遺産となっています。そして観光スポットも、至近距離に集約されています。ここでぜひ見ていただきたいのが、12角の石。インカの石材技術の高さを物語る逸品で、インカの人々が築いた礎石の中にあります。上に建てられた建物は大地震で崩れても、インカの時代の石壁の土台は残っているというその事実が、インカ帝国時代の高度な数学的知識をも垣間見せてくれます。

5.マラス塩田(マラス)

出典: pululante

ペルーの都市クスコから1時間ほどの標高約3000mの高地にある、数百年もの歴史を誇るマラス塩田。山から流れてくる水は大変塩辛く、それを段々畑に貯めて天日干しにして水分を蒸発させると、あとに塩が残ると言うわけです。段々畑はおよそ4000枚あり、魚のうろこを連想させるかもしれません。遠くから見るとその白い棚田の美しさ、荘厳さに魅了され、近くに行けば、いまだに現役の塩採集所として機能していることを確認できます。

観光として訪れるのであれば、雨季を外して、真っ白な塩田を見るために4~9月の乾期に行くことをおすすめします。ちょうど4~9月は、塩作りの時期。ミネラルが豊富に含まれているマラス塩田の天然塩は、ペルー観光のお土産としてもおすすめですよ。

6.チチカカ湖(プーノ)

出典: maxpixel.freegreatpicture.com

ペルーとボリビアとの国境にまたがる「汽船などが航行可能な湖として世界最高所にある湖」として名高いチチカカ湖。なんと富士山よりも高いところに位置するのです(標高3890m)。古代から神秘の湖として崇められてきたチチカカ湖ですが、マスなどの魚が豊富に取れ、生活する住民にとっては今日でも日々の糧を得る場となっています。

チチカカ湖にはトトラと言う水生植物を積み重ねて作った「浮き島」が40ほどあり、総計700人余りの人々の生活の舞台です。浮き島へはもちろん観光として訪ねることができますが、地元ペルーの旅行会社は子供達に飴などではなく、パンやフルーツをあげるように言っています。島には歯医者さんはないので、島の子供たちの生活と健康を考えた上でのアドバイスに従って観光しましょう。

7.マヌー国立公園(マヌー)

出典: Patty Ho

クスコから車でブラジル、ボリビアの国境方面に一日かけてたどり着く、ペルー最大の国立公園です。アクセスのしにくさもあって、手つかずのまま自然が残されてきましたが、その自然の多様性が認められ、ユネスコの世界自然遺産に登録されましたあ。その中に暮らす動植物は、ほ乳類だけでも約100種、鳥類約1000種、植物に至っては約5000種にも達します。

マヌー国立公園へは、観光ツアーなどに参加していくのが一般的です。観光シーズンは4~10月にかけての乾期。特に7~8月には動物たちが水を求めて川辺に集まってくるので、多種多様の動物、野鳥を観察できます。アクセスがよいとは決して言えませんが、秘境の魅力が詰まっているので、自然大好きなあなたにはぜひおすすめしたいペルーの観光スポットです。

◎まとめ

ペルーの観光スポット7選をご紹介しました。たくさんのインカ時代の古代遺跡、歴史的建造物はこの国を神秘的な国としています。一方、豊富な自然を有する国でもあるゆえにペルーに来る観光客の層は様々です。豊かな大自然を舞台に発展した、偉大なる古代帝国インカ。その遠い過去を少しでも身近に感じることができる、不思議な魅力がペルーでの旅をよりいっそう豊かなものにしているのでしょうね。インカ文明と大自然を味わいに、ペルーへの旅を!

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