岩場の住居でアドベンチャー!世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園の魅力

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岩場の住居でアドベンチャー!世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園の魅力

アメリカコロラド州の南西部メサ・ヴェルデにある世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園は、プエブロ族またはアナサジ族と呼ばれる先住民が岩に造った大規模な住居跡です。「メサ・ヴェルデ」とは、スペイン語で緑のテーブルまたは台地という意味で、公園内のビジター・センターのパノラマ模型で見ると、その名の通りこの辺一帯の台地は緑に覆われています。

「アナサジ」とは、現在もこの地域に居住する先住民ナサジ族が、もっと前に住んでいた先住民を指して「古い人々」と読んだことから来ていますが、現在はその古い人々が築いたプエブロ文化から、プエブロ族と呼ぶようになっています。そんな世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園の魅力や見どころをたっぷりご紹介したいと思いますので、ぜひ旅の参考にしてくださいね!

目次

岩場の住居でアドベンチャー!世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園の魅力

メサ・ヴェルデ国立公園とは?

出典: Johnny Adolphson/Shutterstock

世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園は、プエブロ族が築いた巨大な岩窟住居の跡地。西暦600年頃から1300年頃の約700年の間に使われていた集落で、標高2100m~2600mくらいの台地にあります。公園内はとても広いので、遺跡をしっかり見たい人には公園内の宿泊施設に一泊することをおすすめします。景色の良いレストランや先住民族が作った工芸品のお土産が買えるギフトショップもありますよ!

メサ・ヴェルデ国立公園は、ツアーに入らなくても自由に見られるエリアがありますが、遺跡にはいろんな種類と意味があります。見ただけでは何のことか分からず十分に楽しめないでしょう。まずはビジター・センターに行って、展示物を見ながらある程度の知識を入れた後に、ガイドツアーに申し込むのもおすすめ。

ここでちょっと気を付けたいのが、申し込むガイドツアーの内容チェック。世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園の住居跡は岩場や崖の多い所にあるのです。ツアーによっては、高所の住居まで梯子を上って行ったり、狭い穴の中を通ったり、崖を登ったりするものもあります。ぜひ自分に合ったものを選んでくださいね。

メサ・ヴェルデ国立公園へのアクセス

メサ・ヴェルデ国立公園は、コロラド州のデンバー国際空港から離れた所にあります。ツアーに入らず個人で観光する場合には、デンバー市内でレンタカーを借りて、他の観光地や世界遺産を回りながら来ると良いでしょう。

一つの選択肢として、デンバーからハイウェイ70号で西に行き、191号線に入ってアーチーズ国立公園を観光。さらに南に下り、コーテズの町を通って160号線沿いにある世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園に来ることもできます。191号をさらに南にすすめば、世界遺産モニュメント・バレーに行けますよ!

メサ・ヴェルデ国立公園のおすすめポイント2

岩でできたマンション「クリフ・パレス」

出典: commons.wikimedia.org

世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園の中には、「クリフ・パレス」と呼ばれる住居跡があります。1888年リチャード・ウェザーリルという牧場主に発見された遺跡で、これをきっかけに本格的な調査が始まったとされるものです。

クリフ・パレスは、世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園内にある遺跡の中で最も規模が大きく、一番高いところで4階建くらいの高さにもなり、家族で住める部屋が200個以上もあるこの住居をマンションと評する人もいるほどで、石を積み上げて造られており調理場や水場もありました。

メサ・ヴェルデ国立公園内には4000以上の遺跡がありますが、「クリフ・パレス」は観光ガイド付きの有料のツアーに入らなければ見学できません。ツアーの難易度は低めで、子どもでも参加できます!冬場は立ち入り禁止の遺跡もあることから、夏場の観光客が非常に多いので、チケットは余裕を持って購入してくださいね!

景色が最高な「バルコニー・ハウス」

出典: Ron Cogswell

メサ・ヴェルデ国立公園には、大規模な「クリフ・パレス」の他にも、2番目に大きいロング・ハウスや、80から100部屋以上あるスプルース・ツリー・ハウスにスクエア・タワー・ハウスなど、大きな集合住宅が見られます。

メサ・ヴェルデ国立公園のそんな遺跡群の中でも、景色が良い高所にあることからツアーの難易度が高い「バルコニー・ハウス」は、冒険気分が楽しめるので特におすすめ。この遺跡も観光ガイドさんと一緒に行くことができます。

「バルコニー・ハウス」は岩壁の高い所にあるので、まずは上の方から足場の良い位置まで階段で下がっていきます。その後は、何人もが一度に登れる長くて広めの梯子で、10mくらいの高さにある住居まで登って行きます。

約40個の部屋があり、キヴァと呼ばれる儀式を行う場所も設けられています。キヴァの重要性から集落内で区画整理が行われるようになったそうです。メサ・ヴェルデ国立公園に行ったら、ぜひ冒険チックなこのツアーに参加してみてくださいね!

◎まとめ

いかがでしたか?キヴァの儀式によって区画整理がすすんだ集落遺跡をプエブロ文化と言いますが、その前はバスケット作りをするバスケット・メーカー文化が築かれていました。世界遺産メサ・ヴェルデ国立公園内に、それを象徴するようなモニュメントがありますよ。ぜひ探してみてくださいね!

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