カリブ海の東の楽園バルバドスで押さえておきたい観光スポット5選

カリブ海の東の楽園バルバドスで押さえておきたい観光スポット5選

バルバドスはカリブ海に浮かぶ島々の中で最も東に位置し、西にカリブ海、東には大西洋が広がる島国で、世界的な人気歌手リアーナの出身国としても知られています。17世紀にイギリスの植民地となり、その後独立しましたが、他のカリブ海の国々の中でも最もその影響を強く残していることからリトル・イングランドとも呼ばれています。

こうした文化的なつながりから、イギリスをはじめ世界中から多くの観光客が訪れる人気のリゾート地となっています。日本でいうと種子島と同じサイズと決して大きくありませんが、その中にぎゅっと詰まったバルバドスの魅力の中でも、人気の観光スポットをご紹介します。

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カリブ海の東の楽園バルバドスで押さえておきたい観光スポット5選

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1.ブリッジタウン歴史地区とその要塞

「ブリッジタウン歴史地区とその要塞」はバルバドスの首都ブリッジタウンにあるイギリス植民地時代に作られた旧市街や港、軍事基地を含めた一帯であり、2011年に同国で初めて世界遺産として登録されました。当時の植民地都市は碁盤目状の都市計画が主流である中、ブリッジダウンの旧市街は中世イギリスのような都市計画をしており、加えて18世紀のイギリスの建築様式をカリブ海地域の特性に合わせてアレンジした、独特な建物が並ぶ街並みとなっています。

旧市街の中で人気があるのが、バルバドス国会議事堂とチェンバレン橋です。国会議事堂は19世紀後半に建設された2棟からなる建物で、大英帝国時代のビクトリアン建築の美しさを残しています。チェンバレン橋は19世紀後半に運河にかかる可動橋として建設され、1987年の独立21周年を記念してアーチがかけられたことで、ブリッジタウンの象徴として人気観光スポットとなっています。

2.ハンツガーデンズ

出典: Alex Dixon

ハンテツガーデンズは、バルバドス島中部のセント・ジョセフ地区にある植物庭園です。園芸家のアンソニー・ハンツにより作庭され、島の中心にある熱帯雨林地帯と一風変わった場所にあることから、その独特のセンスと相まって日差しの心地よい開放的な空間から薄暗くミステリアスなカリブ海のジャングルまで、さまざまな表情が楽しめる観光地です。

庭園内はいくつかのブロックに分かれていますが、きちんと舗装された道があるので、色とりどりの植物のコントラストをゆっくり堪能することができます。また、美しい景観に動物たちも引き寄せられてくるため、写真撮影にもオススメの観光スポットですよ。

3.カーライル湾

カーライル湾は、バルバドスの首都ブリッジダウンの南部にある三日月型の入り江です。サラサラの砂浜に、写真でしか見たことのないような青く美しいグラデーションの海は、ビーチに着いた瞬間から観光客を虜にしてしまうでしょう。また、沖合には豪華なヨットが浮かび、辺りに聞こえるのは穏やかな波の音だけと、まさにイメージ通りの南国リゾート観光地がそこに広がっています。

ビーチにはマリンパークがあり、スキューバダイビングやシュノーケリングといったアクティビティに興じることもできます。入り江に沈む6隻の沈没船に集まってくる魚やカメ、エイたちと一緒に泳ぐことができるかもしれません。ほかにも、湾の北側にある海上トランポリンやジェットスキーでアクティブに海を楽しんだり、岩場のない入り江で小さな子どもも一緒に遊んだりできますよ。

4.セント・ニコラス・アビー

出典: www.flickr.com

セント・ニコラス・アビーは、バルバトスの北東部にあるサトウキビプランテーションのオーナーの邸宅です。植民地時代の主産業であったサトウキビ栽培のために、多くのプランテーションが作られ、イギリス人によって経営されました。そのうちの1人であるベンジャミン・バーリンガーの豪邸として1658年に建設されたもので、プランテーションは近代まで経営されていましたが、前オーナーの邸宅をバルバドスで最初の歴史アミューズメント施設とする考えを引き継ぎ、2006年に現オーナーに引き渡されました。

セント・ニコラス・アビーは、ジャコビアン様式という両アメリカ大陸周辺の大邸宅では3軒しかない珍しい建築様式で、インテリアや食器なども1800年代のものという、とても貴重な観光地です。カリブ海でサトウキビといえばラム酒が有名ですが、こちらの施設でもラムのテイスティングができますので、合わせてお楽しみください。

5.ハリソンズ・ケイブ

出典: www.flickr.com

ハリソンズ・ケイブはセント・トーマス地区にあり、バルバトスのほぼ中心に位置する地下洞窟です。歴史書の記述から、最初に発見されたのは1795年とされていますが、約200年の間その存在を忘れられ、1970年代前半にオーレ・ソーレンセンとトニー・メーソンによって再発見されました。その後、1981年に観光アトラクションとしてサービスを開始して以来、バルバドスが作り上げた美しい景観を見ようと、多くの観光客が訪れる人気観光スポットとなっています。

洞窟内には、グレートホールと呼ばれる高さ15m以上の吹き抜けをはじめ、さまざまな特徴的な観光スポットを巡ることができます。ちなみに2種類の観光ツアーが選べますが、1つはトラムに乗って洞窟内を移動する方法で、所要時間は1時間程度となります。もう1つが徒歩での散策になります。ライトなものから本格的な観光ツアーまでありますので、カリブの冒険にチャレンジしてみましょう!

◎まとめ:カリブ海の東に浮かぶ最後の楽園

カリブ海の最東端に浮かぶバルバドスのお勧めスポットを紹介させていただきましたがいかがでしょうか。イギリス文化を残す旧市街やすぐ隣のビーチに広がるカリビアンリゾート、さらには地下の洞窟探検と魅力的な体験ができる観光スポットが島内に溢れています。カリブ海の一番東に残されたこの最後の楽園を、次の目的地にしてみてはいかがでしょうか。12月から4月が観光に最も良い時期とされていますが、人気の観光地のため早めの計画をお勧めします。

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