美しく小さな島国「ツバル」のおすすめ観光スポット・体験

美しく小さな島国「ツバル」のおすすめ観光スポット・体験

南太平洋に浮かぶ「ツバル」は、息をのむほど美しい自然と、ポリネシアの温かい文化が息づく国です。国名は、現地語で「8つの島」を意味する「Tuvalu」が由来。実際には9つの環礁や島から成り立っていますが、歴史的に人々が定住していたのは8つの島でした。

そんなこじんまりしたツバルは、近代的な観光地とは一線を画し、ゆったりとした時間と素朴な魅力が訪れる観光客を癒します。首都があるフナフティ環礁を中心に、ツバルでしか味わえないおすすめの観光スポットや体験をご紹介します。都会の喧騒を忘れ、心ゆくまでリラックスできる旅に出かけましょう。

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美しく小さな島国「ツバル」のおすすめ観光スポット・体験

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1.フナフティ海洋保全地域

フナフティ海洋保全地域(ツバル)

ツバル観光で絶対に外せないのが、この海洋保護区「フナフティ海洋保全地域」です。フナフティ環礁西部に広がるこのエリアへは、通常ボートツアーを利用してアクセスします。

フナフティ海洋保全地域(ツバル)

出典: By Brocken Inaglory - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4076471 (CC BY-SA 3.0)

エンジンを止めると、そこは驚くほど静かで透明な世界。色とりどりの健康なサンゴ礁が広がっています。シュノーケリングやダイビングをすれば、チョウチョウウオやクマノミなど様々な熱帯魚が泳ぎ回る様子を間近で観察できます。運が良ければ、優雅に泳ぐアオウミガメやタイマイに出会えることも。

この豊かな生態系は、気候変動の影響を受けやすいツバルにとって非常に貴重な宝であり、保護活動の重要性を肌で感じられる場所でもあります。守るべき美しい海と、その恵みを存分に体感できる感動的なスポットです。

2.フナフティ国際空港

フナフティ国際空港(ツバル)

ツバル唯一の空港である「フナフティ国際空港」は、世界でも類を見ないユニークな場所。国際空港といいながらも、発着するのはフィジーを結ぶ便が週に数便と限られています。そのため、飛行機の無い時間帯の広大な滑走路は、島民のオープンスペースとして利用されているんです。

日中は子供たちが走り回り、若者たちがバレーボールやサッカーに興じる姿が見られ、時には集会の場としても活用されています。夕暮れ時になると、涼みに来る人々が集い、語らったり散歩したりする社交場のような雰囲気に。滑走路に座って夕日を眺めるのは最高の体験です。

飛行機の発着時にはもちろん立入禁止になりますが、それ以外の時間は、島民の生活に密着した、のどかで開放的な空間を体感できます。

3. 美しいラグーンとビーチ

青く美しいラグーン(ツバル)

ツバルを取り囲むラグーンの美しさは格別です。その透明度は非常に高く、水中を泳ぐ魚の姿が水面からでも見えるほど。特に環礁の内側は波が穏やかで、太陽の光を受けてターコイズブルーからエメラルドグリーンへと変化するグラデーションは、言葉を失うくらいの絶景です。

フナフティ島にはいくつかアクセスしやすいビーチがあり、真っ白でキメの細かい砂浜が広がっています。特別なアクティビティをしなくても、ビーチに寝転んで読書をしたり、ただ青い海と空を眺めて物思いにふけったりするだけで、心が満たされるのを感じるでしょう。観光客も少なく、まるでプライベートビーチのような静かで贅沢な時間を過ごせるのが魅力です。

4. ツバル切手局

意外なツバルの名産品が「切手」です。ツバルは、その美しいデザインと希少性から、世界中の切手コレクターの間で高い評価を得ています。

この切手局では、ツバルの自然や文化、歴史などをテーマにした色とりどりの切手が発行・販売されており、見ているだけでも楽しい場所です。珍しい切手や世界中の切手がたくさん飾られており、その中にはイギリス王室の記念切手や、オリンピック・ワールドカップの切手、さらには、あのマイケルジャクソンの追悼切手まで展示・販売されています。

切手シートや発行初日の消印が押された「初日カバー」などは、ユニークでかさばらないお土産として最適。気に入った切手は、番号をスタッフに言えば購入できます。小さな島国であるツバルにとって、切手の販売は貴重な外貨獲得手段の一つ。ツバルで一番人気の観光地です。

5 .満天の星空

周囲に大きな都市がないツバルは、人工的な光がほとんどない世界有数の星空観測スポット。夜、空を見上げれば、文字通り「降ってくる」ような無数の星々に圧倒されます。

日本では見られない南十字星をはじめ、南半球ならではの星座が輝きます。空気が非常に澄んでいるため、星の一つひとつが瞬き、天の川もくっきり見えます。ビーチに寝転んで波の音を聞きながら、あるいは宿の近くの暗い場所で、ただ静かに夜空を眺める時間は最高の思い出になるはず。都会の生活では決して体験できない、地球の美しさと宇宙の広がりを実感できる、感動的な体験が待っています。

◎ツバル観光のポイント

ツバル

ツバルへの旅行は、豪華なリゾートや便利なサービスを期待するものではなく、むしろ限られたインフラの中で、工夫して生活する島の人々の暮らしに触れ、そのシンプルさや不便さも含めて楽しむ心構えが大切。手付かずの自然、温かい人々との出会い、そして何よりゆったりと流れる「島時間」を体験することが、ツバル観光の醍醐味です。

日本からツバル「フナフティ国際空港」への直行便はありません。成田空港から、フィジー「ナンディ国際空港」経由で、ツバル(フナフティ国際空港)へ行くのが一般的なルートです。

2025年4月現在、フィジー・エアウェイズが週2便程度運航していますが、スムーズに乗り継げても、最低20時間以上。ナンディでの乗り継ぎ時間が長い場合や、経由便を利用する場合はさらに時間がかかります。

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