名称:Tropical Rainforest Heritage of Sumatra
住所:スマトラ島北西部から南東部
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1167/
東南アジアに位置するインドネシア共和国は世界最多の島を持つ国です。その島の数は1万3400以上。中でもバリ島は世界中の観光客が集まる有名なリゾート地です。世界遺産では文化遺産が4ヶ所、自然遺産が4ヶ所の計8ヶ所が登録されていますよ。今回は貴重な自然や生命が残る「スマトラの熱帯雨林遺産」について紹介していきます。
目次
貴重な自然が残るスマトラ島の自然遺産!スマトラ熱帯雨林遺産
スマトラ熱帯雨林遺産とは?
インドネシアの西端に位置するスマトラ島は、珍しい植物や動物が生息しているだけではなく貴重な自然も残っています。2004年にはスマトラ熱帯雨林遺産として世界自然遺産に登録されました。敷地内にはグヌン・ルスル国立公園、ケリンチ・スブラット国立公園、ブキット・バリサン・スランタン国立公園が含まれています。
そんなスマトラ熱帯雨林遺産は密猟や違法の森林伐採などが多数行われたことによって、2011年に危機遺産として登録されてました。各国立公園で生息している動植物たちはいずれも森林伐採によって絶滅の危機にたたされています。植物を採取したり動物にもむやみに触れたりするのはやめましょう。
スマトラの熱帯雨林遺産へのアクセス方法
世界遺産の敷地内にある各国立公園のアクセスは簡単ではありません。国立公園ですが自然をそのまま残しているため、公園内はジャングルそのものです。道などは整備されていません。基本的にはツアーやガイドを付けて現地に行くようにしましょう。
一番行きやすい場所はグヌン・ルスル国立公園。メダンから北西へ約90km、メダンからバスを利用すると約3時間のアクセスです。ケリンチ・スブラット国立公園はパダンから南東へ約210kmのところにあり、ブキット・バリサン・セラタン国立公園はバンダールランプンから西へ約120kmのところにあります。
熱帯雨林遺産のおすすめポイント2
スマトラ島にしか生息していない貴重な動植物!
敷地内にある国立公園では580種の鳥類や200以上の哺乳類、1万を越える種類の植物が生息しています。スマトラオランウータンをはじめスマトラゾウ、世界最小のトラ・スマトラトラや世界最大級のラフレシアなどスマトラ島にしか生息していない動植物もたくさんいますよ。野生の動植物に出会えることも魅力の一つです。
グヌン・ルスル国立公園ではスマトラオランウータンのエサやりを見学できるツアーや、スマトラゾウに触れ合えるツアーも行われています。スマトラ島にしか生息していない貴重な動植物たちをぜひチェックしてみてくださいね。
アクティビティーを楽しむ!
グヌン・ルスル国立公園では様々なアクティビティーを楽しむことができます。チューブを使用した川下りは楽しいと好評です。また、キャンプ場もあるので自然を思う存分楽しむことができるでしょう。
トレッキングツアーではガイドの方と一緒に園内を巡ることができて、園内の自然についても知ることができます。もちろんスマトラ島にしか生息していない動植物たちにも出会えますよ。尚、このツアーは熱帯雨林が広がるジャングルを進むトレッキングとなるので、参加する際は動きやすく肌の露出を避けた服装で選んでください。
まとめ
スマトラ島でしか見ることができない植物や動物が生息している貴重な世界遺産です。日本からはアクセスがあまりよくないため、たどり着くまで大変な思いをするかもしれません。世界遺産巡りをしている方にとっては、アクセスがよくないからこそ行ってみたい気持ちを駆り立ててしまうかもしれません。