バイロイト辺境伯のオペラハウスは2012年にユネスコに世界遺産登録された歌劇場です。1745年から1750年に建てられたこの歌劇場はドイツのバイエルン州バイロイトにあります。
バロック様式のこの歌劇場は、ほとんど当時のまま保存されている貴重な世界遺産で、またリヒャルト・ワーグナーのゆかりあるバイロイトオペラハウスとしても知られています。バイロイトの街は、他にもバイロイト祝祭劇場で開催されるバイロイト音楽祭が有名です。今回はそんなバイロイト辺境伯歌劇場をご紹介します!
目次
【世界遺産】バイロイト辺境伯のオペラハウスとは?|バロック式建築の傑作!?
バイロイト辺境伯のオペラハウスへのアクセス
日本からはフランクフルト空港かミュンヘンの空港を経由してニュルンベルク空港へ行きます。ニュルンベルク空港から電車で行く場合はまずはニュルンベルク中央駅まで行きましょう。ニュルンベルク中央駅からバイロイト中央駅まで直通の電車が出ているのでそれに乗ると1時間ほどで到着します。そこから徒歩10分ほどで世界遺産バイロイト辺境伯のオペラハウスが見えてきます。ニュルンベルクから車かタクシーでバイロイトへ行く場合は90kmほどですが、高速にのっていけば1時間ほどで到着します。
バイロイト辺境伯歌劇場のおすすめポイント2
1.豪華なデザイン
バイロイト辺境伯歌劇場は世界遺産登録された歌劇場の中でも保存状態が良く、色鮮やかな装飾や絵画、彫刻は見る人を圧倒する迫力があります。イタリアの人気歌劇建築家によって建てられたこの歌劇場はバイロイトの軽快なロココ様式と違って荘厳なバロック様式が至る所に見られます。
最初に劇場に入ると厳かな雰囲気のファサードにホールでまずは迎えてくれます。細い通路を抜けて劇場に着くとまるでタイムスリップしたような別世界の景色が広がります。豪華な柱や天井はなんと全て木製でできています。世界遺産に登録されたその見事なバロック様式のデザインは圧巻です。
2.音響
世界遺産に辺境伯歌劇場が登録されたとき、270年前の音響が体感できることでも評価されたこの歌劇場の音響はバイロイトでしか聴けません。劇場も楽器の一つのような音響は座る席によってかなり変わってきます。
500席ほどしかない歌劇場ですが、宮廷音楽ファンや音響ファンにとってはたまらないものになるはずです。この歌劇場で音楽を聴けばワーグナーの時代の音楽に触れられる体験ができます。
◎まとめ
バイロイトで18世紀の宮廷歌劇場とバロック様式を今に伝えるオペラハウスはドイツ国内にとっても音楽界にとっても貴重な世界遺産です。このバイロイト辺境伯のオペラハウスができたことによってバイロイトの街は文化的にも音楽的にも重要な場所になりました。
バイロイト音楽祭や祝祭劇場、ワーグナーにゆかりある家や博物館のあるバイロイトはまさにワーグナーの街として今でも音楽が溢れています。その当時の様子が垣間見れる辺境伯歌劇場、音楽ファンでなくても魅了されるオペラハウスです。