名称:Reserve de Lesio Louna
住所:Brazzaville, Republic of the Congo
コンゴ共和国は中部アフリカに位置する国で、5つの国と隣接しています。東に隣接するコンゴ民主共和国とは別の国です。赤道付近のため、平均の最高気温は一年を通して30℃前後。国土の大部分を熱帯林が占めた熱帯雨林気候の国です。
コンゴ共和国には、熱帯林に生息する野生動物や渓谷、海など自然あふれる観光スポットが多数ありますが、その他にも歴史的な建造物や博物館なども存在します。
今回は日本ではあまり知られていないコンゴの観光スポットをご紹介します。
目次
自然豊かなコンゴ共和国のおすすめ観光スポット5選をご紹介します!
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1.レジオ・ルナ・ゴリラ保護区
コンゴ共和国の首都ブラザヴィルから北に車で3時間ほど走ると、緑のクレーターのような広がる風景と、青の湖と呼ばれる美しい湖があります。その湖のかなたにある深い森が、ローランド(低地)ゴリラの生息地であり、ゴリラの保護区となっています。
一時は違法狩猟などで野生のゴリラが減ってしまったため、この地が保護区に指定され、ゴリラを増やすプロジェクトが進められています。特に現在は、赤ちゃんゴリラの売買を防止することと、孤児となってしまった子供のゴリラを保護することに力を入れています。
運が良ければ、飼育員が赤ちゃんゴリラにミルクをあげている場面に遭遇できるかもしれません。
こちらの観光スポットはかなりの僻地のため、観光客も少なく手つかずのままの自然が残る場所です。壮大な自然と野生を肌で感じられることでしょう。
2.コンゴ国立博物館
コンゴの首都ブラザヴィルは、かつては「ンタモ」と呼ばれる都市でしたが、この地を初めて発見したイギリス人探検家のピエール・ブラザ卿にちなんで、「ブラザヴィル」という名前がつけられました。コンゴ国立博物館は、そのピエール・ブラザ卿が眠る霊廟となっています。
白を基調とし丸みを帯びた博物館の前に立つ、ピエール・ブラザ卿の白い像はとても大きく、この像の見物を目的とした観光客も多く訪れます。
博物館の上の階は、写真や工芸品などでコンゴがフランスから独立するまでの歴史を知ることができ、下の階はピエール・ブラザ卿とその家族のお墓になっています。
ピエール・ブラザ卿は、温厚な人柄と植民地の搾取への反対運動などで愛されていましたが、彼の名前はなかなか知られていないため、ピエール・ブラザ卿を知ることのできる貴重な博物館となっています。
名称:Musee National du Congo(National Museum of Congo)
住所:Avenue Patrice Lumumba | BP 994, Brazzaville, Republic of the Congo
3.ディオッソ渓谷
ディオッソ渓谷は、コンゴのポワントノワールから北へ25kmほど進んだ場所にる渓谷です。崖は50mの高さを誇り、「コンゴのグランドキャニオン」と呼ばれています。
かつて「中央アフリカのグリーンジャングルに覆われた、急落でピンクの崖の見事な渓谷」と、米誌ニューヨークタイムズで紹介され話題となりました。
ポワントノワールは、海に面したコンゴ最大の港湾都市であるため、渓谷の頂上へ登れば雄大な渓谷の全景と、熱帯雨林の先に広がる海まで眺めることができます。また、蛇行した渓谷の姿から、エムボマの女神が住んでいるという伝説があります。
眼下に広がる雄大な自然とパノラマに広がる渓谷は、まさに自然が作った芸術作品だといえるでしょう。渓谷の近くには設備の整った観光客向けのホテルもあるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
名称:Diosso Gorge
住所:Pointe Noire, Republic of the Congo
4.ブラザビル大聖堂
ブラザビル大聖堂が建てられたのは、1887年のことで、中央アフリカで1番古くに建てられたものになります。このブラザビル大聖堂にあるマリア像は、コンゴ最大の彫像ということもあり、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
コンゴの有名な名所であるため、大聖堂周辺には宿泊施設が数多く存在します。そのため、ブラザビルの主要スポットにもアクセスしやすく、公共機関を使わずにホテルから歩いて大聖堂まで行けるようになっています。
中央アフリカ最古の大聖堂と大きなマリア像は、大変貴重なもので、この街のランドマークとなっています。コンゴに来たら外せない観光スポットだといえます。
名称:Cathédrale du Sacré-Cœur de Brazzaville(Cathedral of Brazzaville)
住所:At the top of the hill called l’Aiglon, Brazzaville, Republic of the Congo
5.聖アンナ大聖堂
ブラザヴィルにある聖アンナ大聖堂は、「バシリカ」とも呼ばれる教会です。その形は独特で、コンゴの首都ブラザヴィル最大の建築物となっています。
緑のタイルを使用し、槍の穂先のような形や貝をかたどった形の外観はコンゴ伝統のもので、とても美しく前衛的な彫刻物のようです。内部はアーチ形状となっており、そちらも地域文化からヒントを得て設計されたと言われています。
日曜日にはミサが行われており、街の喧騒の中にあるオアシスだと、地元の方々に愛され大切にされています。また、大聖堂の維持や管理も地元住民によって行われています。
名称:Basilique Sainte Anne
住所:Brazzaville, Republic of the Congo
◎まとめ
コンゴ共和国の観光スポットをご紹介しましたが、いかがでしたか?
野生味あふれる自然スポットから、コンゴ共和国の歴史に触れることのできるスポット、また、芸術的な建築物など、初めて知る場所ばかりだったのではないでしょうか。
コンゴ共和国は、日本からは遠くあまり馴染みのない国ですが、雄大な自然や野生動物、歴史的建造物など、おすすめの観光スポットが多くあります。興味を持たれた方はぜひ訪れてみてください。