【コンゴ共和国の治安】感染症に要注意!国境付近は治安も不安定

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【コンゴ共和国の治安】感染症に要注意!国境付近は治安も不安定

コンゴ共和国では、2016年3月に行われた大統領選挙の結果に不満を持った武装集団が治安当局との間で銃撃戦を繰り広げるなど、一時的な治安悪化に陥っています。首都ブラザヴィル近くのプール地方では、国内避難民が約4,000名発生するほどの衝突が起きているため、観光に訪れる際には充分な注意が必要です。それでは、コンゴ共和国の治安状況についてご紹介していきましょう。

目次

【コンゴ共和国の治安】感染症に要注意!国境付近は治安も不安定

1.「渡航中止勧告」が発令されている地域

出典: Oscar W. Rasson/Flickr

首都ブラザヴィル近くのプール地方南部とブエンザ地方東部は、「レジスタンス国民会議」と呼ばれる組織とその武装集団「ニンジャ」が拠点として活動していた経緯があります。2016年3月の大統領選結果に不満を抱いたニンジャ残党が再び活動を始め、治安当局との衝突を繰り返している危険な状態です。

戦闘の影響で避難民約4,000名が発生していたり、混乱に乗じた犯罪件数も増加傾向にあることから、これら地域への渡航はおすすめできません。また、北部にある中央アフリカ共和国との国境付近も治安が悪化しているため、「渡航中止勧告」が出されています。

中央アフリカ共和国では、「セレカ」と呼ばれる反政府勢力が首都バンギを制圧したことで治安が不安定となり、1万8,000人以上の避難民がコンゴ共和国へと流れてきました。2016年には民主政権が発足したものの、国内の治安環境は著しく不安定なので、その影響がコンゴ共和国へ及びかねない状況です。

反政府勢力や武装集団などが侵入してくる可能性が充分にあり得るので、流動的な状況下に置かれているこの国境地帯への渡航は止めておくのが賢明ですよ。

2.華美な服装や夜間の外出を控える

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首都ブラザヴィルは、軍や警察の治安維持活動により比較的治安が保たれています。しかし、2016年に政府軍とニンジャの衝突により死傷者が出るほどの事件も発生しているので、情勢変化には敏感でいましょう。いずれにせよ、夜間の外出は控えた方が良さそうです。

日本人観光客が元々少ないので、日本人が犯罪に巻き込まれたという報告は今までありませんが、街を観光する際は派手な服装は控え、明らかに高価だとわかるような貴重品は身につけないようにしましょう。

3.偽警察官に注意

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コンゴ共和国では、外国人観光客を狙った偽警察官による犯罪も発生しています。その手口は「パスポートを見せろ」と声をかけ、金品などを奪うというもの。抵抗すると車に無理矢理押し込まれ、人気のない場所に連れていかれる危険性もあるのだとか。

街中を歩く時は貴重品を携帯したくないかもしれませんが、コピーしたパスポートを持ち歩くなど、身分証の代わりになるものを一つは必ず持ち歩くようにしましょう。また、警察官と名乗るものに声をかけられた時は、相手に身分証の提示を求めるなど落ち着いて対応することが重要です。

◎まとめ

コンゴ共和国自体は首都ブラザビル市を中心に治安が保たれていますが、国境を接している中央アフリカやコンゴ民主共和国では難民が発生するほどの衝突が発生しています。戦闘は断続的に行なわれていて外務省の「渡航中止勧告」が出されている地域もあるので、コンゴ共和国へ渡航の際はぜひ最新の治安情報を得るように努めてください!

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