名称:ブルゴス大聖堂
住所:Plaza Santa Maria s/n, 09003 Burgos, Spain
公式・関連サイトURL:http://catedraldeburgos.es/
ヨーロッパの南西部、イベリア半島にあるスペイン。陽気で明るいイメージのあるスペインは世界でも指折りの観光大国で、世界中からたくさんの観光客が訪れます。スペイン国内にある世界遺産の数は、イタリアや中国など遺跡・史跡が残る国々に並びます。
そして、スペインにある世界遺産の一つにブルゴス大聖堂があります。ブルゴス大聖堂は、聖母マリア教会とも呼ばれている大きな大聖堂で、1984年に世界遺産に登録されました。本記事では、そんなスペインの魅力あふれるスポットである「ブルゴス大聖堂」についてご紹介します。
目次
【世界遺産】ブルゴス大聖堂の観光情報・魅力をご紹介!
ブルゴス大聖堂とは?
スペインの世界遺産、ブルゴス大聖堂は正式名称をサンタ・マリア・デ・ブルゴス大聖堂といいます。1221年に建設が始まり、完成したのが1567年なので、実に300年以上かかって建立されました。13世紀のカスティーリャ王国の王様と司教の命令で立てられたとても大きな教会で、スペインの三大カテドラルのひとつといわれています。
また、スペインのゴシック様式の代表作ともいわれていて、内部には美しい装飾がたくさん施されています。高い天井にはたくさんの窓があり、そこから光が差し込み大聖堂を明るく見せてくれます。
高い天井が実現したのは、広いスペースを柱が少なくても支えることができるヴォールトという建築方式で作られたためです。1984年に世界遺産に登録され、多くの観光客を虜にしています。
ブルゴス大聖堂へのアクセス
ブルゴス大聖堂へは、まずマドリードの中心駅のひとつチャマルティン駅からブルゴス駅まで、特急列車で2時間30分ほど乗車し、ブルゴス駅からはバスで向かいます。
ただ、ブルゴス駅は市内のはずれにある上に、路線バスもあまり本数が多くないので、見学にはタクシーの方が便利となっています。
ブルゴス大聖堂のおすすめポイント
バラ窓
ブルゴス大聖堂のおすすめポイントの1つ目はバラ窓です。バラ窓とはゴシック建築に一般的にみられるステンドグラスの窓のことで、丸い形をしています。ブルゴス大聖堂のバラ窓は、入り口の上の方にあります。ここには細かい絵が描かれたステンドグラスがはめ込まれ、独特の美しさを放っています。
このステンドグラスは1235年に作られたもので、設立当初から現在も使われています。バラ窓から礼拝堂内にそそがれる光は柔らかで、圧倒的な美しさがあります。
スペインの世界遺産にふさわしく、幻想的なムードを作り出しているバラ窓。ナポレオン軍によってこの寺院は一度は破壊されたそうですが、このバラ窓だけは残ったそうです。
ポルタダ・デ・ラ・コロネリア
世界遺産ブルゴス大聖堂の北交差廊の入り口に「ポルタダ・デ・ラ・コロネリア」とよばれる彫刻があり、こちらもおすすめポイントです。これはキリストの最後の審判を彫刻で表したもので、中央にはイエスキリスト、左には聖母マリア、右側には洗礼者ヨハネが並んでいます。
下にはキリストの使途が12人、福音書を手に並んでいる像がありますが、ゴシック様式独特の細かい装飾が美しく、スペインの歴史的にもとても価値がある作品となっています。
元帥の礼拝堂
最後に紹介するおすすめポイントは「元帥の礼拝堂」です。グラダナを奪回したベラスコ元帥を記念して作られたもので、世界遺産のブルゴス大聖堂の中で最も美しく華麗な礼拝堂としてとても重要なものです!高い窓にあるステンドグラスやゴージャスな彫刻がひときわめだちますね。中央にいるのはベラスコ元帥夫妻といわれています。
実はこの礼拝堂の祭壇の前には「マグダラのマリア」の絵があるのですが、一部レオナルド・ダビンチが描いた部分もあるそうで、それが真実なら驚きですね。ブルゴス大聖堂で最も重要なポイントなので、絶対にはずせません。
ブルゴス大聖堂の注意事項
スペインのブルゴス大聖堂には、とにかく床から天井など細部にわたるまで見どころがたっぷりです。この世界遺産をゆっくり見て回るには数時間かかることでしょう。
閉館時間ギリギリにいくと、せっかくのスペインの世界遺産が十分見学できなくなってしまいます。そのため、時間に余裕を持って観光することをおすすめします。
◎まとめ
いかがでしたか?スペイン・ブルゴスにある世界遺産「ブルゴス大聖堂」をご紹介しました。細部まで描かれた素晴らしい装飾にきっとうっとりしてしまいますよ。他にもブルゴス大聖堂には見どころがたくさんあります。ぜひ、スペインに行く際は、ここブルゴス大聖堂も観光しに訪れてみてくださいね。