名称:ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂
住所:ラツィオ州ローマ県ローマ
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/91/
「ローマは一日にしてならず」「すべての道はローマに通ず」これらの言葉は、誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?ローマは古代よりローマ帝国の首都として栄え、現在もヨーロッパ有数の世界都市として高い知名度を誇る街です。
一生に一度は訪れてみたい魅惑の都市として、多くの観光客が訪れるローマ。魅力的な世界遺産もこのローマ市内にあります。
本記事ではそのローマに位置する世界遺産、「ローマ歴史地区」、「教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」の見所についてご紹介します!ぜひ世界遺産巡りの参考にしてみてくださいね。
目次
【世界遺産】ローマ歴史地区とは?|全ての道はローマに通ず!
ローマ歴史地区・教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂とは?
イタリアの首都、ローマはラツィオ州の州都、ローマ県に位置し人口はイタリアで最も多い都市です。ローマ教皇が居住するキリスト教の総本山、バチカン市国もこのローマに位置します。世界的にも有名な観光スポットが両手では足りないほど存在するローマは永遠の都とも呼ばれています。
「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」として世界遺産に登録されたのは1980年ですが、1990年にはさらに世界遺産の地域が拡張されました。ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂にはフォロ・ロマーノ、コロッセオ、コンスタンティヌスの凱旋門、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂、カラカラ浴場の7つの有名な建造物が含まれる地域です。「ローマは一日にしてならず」という言葉があるだけあって、他に類を見ない広大なスケール感の世界遺産です。
ローマ歴史地区・教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂へのアクセス
日本から世界遺産ローマ歴史地区のあるイタリアへは直行便でおよそ12時間です。ローマの玄関口となるのがレオナルド・ダ・ヴィンチ空港(フィウミチーノ空港)です。レオナルド・ダ・ヴィンチ空港からローマの街の中心地はおよそ30キロメートルの距離なので、比較的簡単にローマ市内に向かうことが可能です。
空港から市内へ向かう際に多くの人が利用するルートが、空港とテルミニ駅へノンストップで向かうことができる「レオナルド・エクスプレス」です。こちらの列車を利用すれば30分でローマ市内に到着するので便利でオススメですよ。
ローマ歴史地区・教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂でおすすめポイント
コロッセオ
世界遺産ローマ歴史地区を訪れたら、必ず足を運びたいスポットの一つがコロッセオです。約2000年前に建てられたと言われているコロッセオは、およそ5万人を収容可能であったと言われる円形闘技場です。ラテン語でコロッセウム、イタリア語でコロッセオと呼ばれていますが、建設当時の正式名称はフラウィウス円形闘技場でした。
誰もがイタリア・ローマのガイドブックで一度は目にしたことがあるであろう外観も圧巻ですが、内部に入ると当時の様子をより深く感じ取ることができますよ!コロッセオ内部を一周するのに20分もかからないので、ゆっくりとコロッセオを堪能してみてくださいね。コロッセオは世界中からその姿を一目見ようと観光客が訪れる、超人気スポット。真冬の寒い時期以外、ほほ常時混雑が予想されます。チケットをあらかじめ購入しておくとスムーズに中に入れるので事前購入をオススメします。
パンテオン
パンテオンとは古代ローマのあらゆる神々が眠る万神殿です。元々の建物は初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近マルクス・ウィプサニウス・アグリッパ氏によって建設されましたが、後に起こった火事により消滅してしまいました。現在見ることができるのはその後に作られた2代目のパンテオンと言われています。パンテオンは、深さ4.5メートルの基盤に直径約43メートルの半球体型のドームからなる構造になっていて、頂上の部分はラテン語で目という意味を持つオクルスという直径9メートルの丸い穴があり、とても印象的です。
「ローマを旅して、パンテオンを訪れないものは愚か者」という意味のことわざがあるほど、昔からローマっ子イチオシの観光名所です。ぜひ足を運んでみてくださいね。パンテオンからは有名な観光スポットトレヴィの泉やナヴォーナ広場へも近いのでぜひ併せて観光するのをおすすめします。
フォロ・ロマーノ
「ローマ市民の広場」という意味のフォロ・ロマーノ。古代ローマの時代、政治・生活を支える中心地であったといわれています。フォロ・ロマーノは、ローマ歴史地区において最も重要な建造物が並ぶ古代ローマ遺跡として有名です。
また、古代ローマの独裁者ユリウス・カエサル氏の有名な言葉「賽は投げられた」という名言もここで生まれたといわれています。歴史的建造物が並ぶこちらの世界遺産もローマ歴史地区において外せない観光スポットです。コロッセオからもほど近く、周囲をぐるっと見学できるので歩きやすい格好でじっくり当時のローマ帝国の雰囲気を味わってみてくださいね。
◎まとめ
いかがでしたか?この記事ではローマ帝国発祥の地、ローマの世界遺産「ローマ歴史地区・教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂」の見所についてご紹介しました。
イタリアの世界遺産の数は世界一。その中でも特にローマ歴史地区は絶対に見逃せない世界遺産といえるのではないでしょうか。ローマ観光プランの参考にしてみてくださいね。