産業革命の時代をそのまま現代に残す世界遺産「ブレナヴォン産業用地」

産業革命の時代をそのまま現代に残す世界遺産「ブレナヴォン産業用地」

「ブレナヴォン産業用地」は産業革命時代の炭坑や鉱山だけでなく、当時の生活風景画そのままのこる貴重な世界遺産。ブレナヴォンの観光名所には、ビッグ・ピット国立石炭博物館、ブレナヴォン世界遺産センター、ブレナヴォン製鉄所、ブレイナン保存鉄道などがあります。

ウェールズには世界遺産が6箇所ありますが、産業用地はここひとつだけ。その中でも貴重な世界遺産ブレナヴォン産業用地をご紹介いたします。

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産業革命の時代をそのまま現代に残す世界遺産「ブレナヴォン産業用地」

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世界遺産ブレナヴォン産業用地とは?

ブレナヴォンはイギリスは、ウェールズの南東部にあります。産業革命時代、ウェールズのブレナヴォンは製鉄業で成長しました。また資源も豊かで、鉄鉱石と石炭の主要産地でもあったのです。しかし1900年頃に製鉄業が終焉を迎え、1980年には炭鉱が閉山してしまいました。2万人超えていた人口も、現在は6000人あまりになっています。

世界遺産「ブレナヴォン産業用地」は、ブエノス・ビーコンズ国立公園内、サウス・ウェールズ渓谷の玄関口にあります。33平方キロメートルの敷地に、さまざまなアトラクション、イベント、アクティビティがあり、一日かけて巡ることができます。

観光名所として、ビッグピット国立石炭博物館、ブレナヴォン製鉄所、世界遺産センター、ブレナヴォン保存鉄道があり、どれも車で数分の距離にあります。

出典: Kevin Walsh (CC BY 2.0)

2000年ユネスコ世界遺産に登録された「ブレナヴォン産業用地」では、当時の炭坑や高炉がそのまま残されています。また鉱床や採掘現場、住宅街、公共施設も現存。

状態も良く、写真も撮りがいがありますよ。ウェールズに来て、産業革命時代にタイムスリップしましょう。

ブレナヴォン産業用地へのアクセス

ロンドンからウェールズのブレナヴォンまでは車で3時間ほど。またイギリス第二の都市バーミンガムからは2時間ほどで到着します。

公共交通機関を利用する場合はロンドンのパディントン駅からニューポート、またはカーディフまで電車でお越しください。そこからバスで40分ほどで到着します。

ブレナヴォン産業用地おすすめポイント①:ブレナヴォン世界遺産センター

出典: Steinsky (CC BY-SA 2.5)

世界遺産観光をスタートするにベストの場所が、「ブレナヴォン世界遺産センター」です。聖ペテロ教会の中にあり、展示やビデオを通して生活・地質・交通システムなど、ブレナヴォン世界遺産の概要を知ることができますよ。また観光案内所も兼ねているので、観光ルートの計画を立てるにもベストです。

また地元のアーティストや写真家の作品も展示されており、芸術鑑賞も楽しめます。さらにギフトショップではブレナヴォン地元のグッズがそろっているので、いいお土産が手に入るでしょう。「HeritageCafé」ではお食事やお茶を楽しめむこともでき、wifiも完備していますよ。

ブレナヴォン産業用地おすすめポイント②:ビッグピット国立石炭博物館

出典: Steinsky (CC BY-SA 2.5)

ビッグピット国立石炭博物館は英国を代表する鉱山博物館のひとつ。かつて本物の炭鉱であった場所を見学できるのも嬉しいですね。地下90mの炭坑内では、実際数千人の鉱夫がどのように仕事をしていたのか見ることができますよ。

鉱山ギャラリーではバーチャル鉱夫とバーチャル炭鉱ツアーがあります。CGを駆使して当時へタイムスリップさせてくれますよ。

ブレナヴォン産業用地おすすめポイント③:ブレナヴォン保存鉄道

出典: Loco Steve (CC BY-SA 2.0)

「ブレナヴォン保存鉄道」はイギリスの保存鉄道の中で最も高い標高を走る鉄道。保存鉄道とは呼ばれていますが、何と現役で活躍している蒸気機関車ですよ。4駅間を時速4キロメートルというゆったりした速度で走り、途中では美しい景色で有名なガーンレイクを通過します。また客車がヴィンテージなのも嬉しいですね。

ブレナヴォンハイレベル駅lには小さな博物館もあるので、ぜひお楽しみくださいね。ボランティアの手によって運営と維持がされているのも、特徴のひとつですよ。

◎まとめ

イギリスの世界遺産「ブレナヴォン産業用地」を紹介してきましたが、いかがでしたか?

100年以上もの時間がぴたっと止まったようなところでしたね。一時繁栄した街が衰退の一途をたどってしまったことは悲しいですが、世界遺産となり訪れる人口は増えています。ウエールズにお越しの際はぜひ訪れてみましょうね。これで「ブレナヴォン産業用地」の紹介を終わります。

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