世界遺産登録第一号の一つ!ポーランドの美しい古都クラクフ歴史地区

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世界遺産登録第一号の一つ!ポーランドの美しい古都クラクフ歴史地区

ポーランドの世界遺産の一つ「クラクフ歴史地区」は、世界遺産第一号の一つとして登録された美しい古都。

ポーランド南部にあり、11世紀から17世紀初頭まではポーランド王国の首都だったのが、ここクラクフです。中世の雰囲気が残る美しい街として人気が高く、見どころ満載。クラクフ歴史地区の魅力をご紹介をします。訪れる際にはぜひ参考にしてくださいね。

目次

世界遺産登録第一号の一つ!ポーランドの美しい古都クラクフ歴史地区

クラクフ歴史地区とは?

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ポーランドの古都クラクフ歴史地区は、1978年に世界遺産第一号として登録されました。今では数多くの世界遺産が登録されていますが、1978年の初の制定時には12か所のみです。

11世紀から17世紀までクラクフは、ポーランド王国の首都として繁栄し、ポーランドの中でも歴史ある都市として知られています。第二次世界大戦時には、クラクフもナチスに支配されましたが奇跡的に大きな打撃を受けることがありませんでした。そのためクラクフ歴史地区がある旧市街には、数多くの建物が残る歴史的な街並みとして人気です。

また、映画『シンドラーのリスト』の舞台としても有名なクラクフ。ドイツ人の実業家シンドラーはクラクフでユダヤ人を救っていたことでも有名です。そんな様々な歴史を乗り越えてきたクラクフの街をじっくりと観光してください。

クラクフ歴史地区へのアクセス

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クラクフまでの直行便がないので、ワルシャワから行くか、近隣諸国からクラクフに乗り継ぐようになります。ワルシャワから世界遺産のクラクフ歴史地区へは飛行機、鉄道、バスともにアクセス良好。

ワルシャワからクラクフまでの飛行機は一日数便あります。クラクフの空港は市街から約18kmの所にあり、空港からクラクフの中央駅までは鉄道で20分程度。鉄道の場合は、ワルシャワからクラクフへは1~2時間に一便あり、所要時間は2時間半から3時間程度です。バスは1~2時間に一便、所要時間5時間程度なので、スケジュールに合わせて選べます。

また、日本からポーランドのワルシャワまで直行便が2016年より就航したので、以前よりポーランドが近くなり、世界遺産のクラクフ歴史地区へも訪れやすいですよ。

クラクフ歴史地区のおすすめポイント3

聖マリア教会

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世界遺産のクラクフ歴史地区の見どころは、旧市街に集まっています。旧市街の中央広場は、中世から残っている広場としてはヨーロッパでも最大級。広場付近は観光スポットが多く存在し、聖マリア教会もその一つです。

1222年に建築されたゴシック様式で、2本の尖塔が印象的で広場のシンボル的な教会。広い空間、高い天井と、内部の装飾がとても美しいと評判の教会です。また、ラッパが毎正時に吹き鳴らされることでも有名。昔、モンゴル軍がクラクフを侵攻した際、塔にいたラッパ手が襲撃に気づき、仲間たちに襲撃を告げるラッパを鳴らしましたが、敵の矢がのどを貫き亡くなりました。それを悼して現在も塔からラッパが吹き鳴らされています。

世界遺産に登録されているクラクフ歴史地区の聖マリア教会、訪れる際はラッパの音も聞き逃さないでくださいね。

ヴァヴェル城

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ヴァヴェル城は、旧市街の南に位置する城壁に囲まれた歴代ポーランド王の居城。城壁内には、旧王宮やヴァヴェル大聖堂、大聖堂博物館などがあり、緑が多い空間です。王宮は数世紀に渡り増築を繰り返し、ゴシック様式、ロマネスク様式、ルネサンス様式がミックスされており美術品などのコレクションも豊富。

また城内のヴァヴェル大聖堂は、14世紀から18世紀までの歴代のポーランド国王の戴冠式が行われてきました。王の遺体も安置されています。敷地内は、有料箇所があるので、行きたい場所を確認してから、入口のチケット売り場で購入してくださいね。写真撮影が禁止されている箇所も多いので、マナーを守って世界遺産を楽しんでください。

バルバカンとフロリアンスカ門

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クラクフ歴史地区に訪れたなら、ぜひ立ち寄ってほしいのがバルバカンとフロリアンスカ門。クラクフの鉄道駅やバスターミナルから、クラクフ歴史地区への入口になるのが、バルバカンとフロリアンスカ門です。

フロリアンスカ門は14世紀に造られ、バルバカンは円形上の砦で15世紀に建てられました。当時この二つは跳ね橋で結ばれていたそうですよ。また、現存するバルバカンはヨーロッパに数か所しかなく、そのうちの一つはワルシャワにあり、クラクフのバルバカンが現存する中では一番の大きさを誇っています。

19世紀に旧市街を守っていたという城壁は取り壊され、現在はほとんど残っていません。バルバカン、フロリアンスカ門を抜けたら中世の雰囲気漂う旧市街が待っているので、世界遺産のクラクフ歴史地区への旅は、ここからスタートするのがおすすめです。

◎まとめ

ポーランドの世界遺産、クラクフ歴史地区をご紹介しました。クラクフ歴史地区は、見どころの多い世界遺産なので、世界中から多くの観光客が訪れています。世界遺産の第一号の一つとして登録されたクラクフ歴史地区で、中世の雰囲気を堪能しながら街を散策してみてくださいね。

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