阿波踊りの聖地、徳島の歴史深いパワースポット5選

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阿波踊りの聖地、徳島の歴史深いパワースポット5選

渦潮で有名な徳島県は、海を要所とする歴史ある町。1100年以上の歴史を誇る大麻比古神社は、忌部氏の祖先神である大麻比古大神と、猿田彦大神とを合わせ祀る神社。大滝山西照神社は、『古事記』や『日本書紀』に記されている月読尊(つくよみ)を祀った長い歴史のある神社。徳島市の眉山にある徳島眉山天神社は縁結び。徳島県三好市の徳島最高峰の剣山(つるぎさん)では、本宮宝蔵石神社の巨石「宝蔵石」が有名。葛城神社も伝説と歴史が深く、目にご利益があるとされています。

このように、徳島のパワースポットはどれも歴史が長く、人々に愛されて親しまれています。1つずつご紹介していきますので、徳島県パワースポット巡りの参考にしてくださいね。

目次

阿波踊りの聖地、徳島の歴史深いパワースポット5選

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1.阿波国最高の社格「大麻比古神社」

大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)は阿波国の一宮で、「おおあさはん」と呼ばれ親しまれている歴史ある神社。大麻比古大神と猿田彦大神を祀っています。大麻比古大神は阿波国を開拓した阿波の忌部氏の氏神。忌部氏は桓武天皇の時代に国土を拓き、麻とコウゾの栽培を進めて、麻布や木綿づくりといった産業を発展させた伝説の功績者。そして、猿田彦大神は天孫降臨の道案内の神とされて、合祀されています。

大麻比古神社は平安時代に編纂された『延喜式神名帳』で阿波を代表する神社とされ、ご神木のクスノキは樹齢1000年。標高538mの大麻山は、「弥山(みせん)さん」とも呼ばれています。初詣には、25万人の参拝者が訪れるという県内一のパワースポットとして有名な神社です。

2.月読尊を祀る「大滝山西照神社」

出典: Reggaeman (CC BY-SA 3.0)

大滝山西照神社は、『古事記』や『日本書紀』に記述のある月読尊(つくよみ)をお祀りしています。月読尊は伊弉諾尊(いざなぎ)によって生み出された夜の食国(よるのおすくに)の神で、太陽を神格化した天照大神(あまてらすおおみかみ)と対になって登場します。

瀬戸内海の監視の役として田寸津姫命(たきつひめ)を遣わせたのが、ここ大滝山西照神社の地とされています。標高946mの神山として知られる大滝山は、徳島県と香川県の県境。1843年に奉納された狛犬には伝説があり、それは、夏の夜に狼に襲われそうになった母子が祠に逃げ込んだところ、この狛犬が狼を退治したと伝わります。

心優しく、力強い狛犬ですね。大滝山西照神社へ行くには、道が広くて車での移動がしやすい「夏子ダム」からのルートがおすすめ。徳島県美馬市のパワースポット、大滝山西照神社にぜひお参りください。

出典: Reggaeman (CC BY-SA 3.0)

3.阿波踊りの聖地、眉山のパワースポット「徳島眉山天神社」

「徳島眉山天神社(とくしまびざんてんじんじゃ)」は、徳島市の眉山ふもとにあります。眉山は徳島市の象徴とされる山で、神社寺院が集中している寺町や阿波踊り会館があり、伝統芸能「阿波踊り」の実演を見ることができます。阿波おどり会館からふもとまでの移動は、眉山ロープウェイを使って山麓駅へ。

徳島眉山天神社は菅原道真を祀っており、末社の姫宮神社は縁結びの神社として知られています。鳥居にハートをあしらった新しい縁結びパワースポットとして人気を集めており、将来を想う恋人たちが永遠の愛の証としてフェンスに南京錠を掛けています。恋人・カップル・ご夫婦で南京錠を持って眉山を訪れてみてはいかがでしょう。

4.徳島最高峰の霊山パワースポット「剣山本宮宝蔵石神社」

剣山(つるぎさん)は標高1955mの名山で、西日本・四国で第2の高さを誇る徳島県の最高峰。修験道の山として知られていて、古くから山岳信仰の対象になっています。山頂部の祖谷川の源流の湧水は、剣神社の御神水。山頂には剣山本宮宝蔵石神社があり、源平の戦いで挽回を期して、安徳帝の御剣を奉じ武運長久を祈願したことから剣山と呼ばれるようになりました。

剣山本宮宝蔵石神社の背後には、安徳帝の御剣を納めたとされる巨石「宝蔵石」が祀られています。安徳帝は、8歳で壇ノ浦入水によるご崩御という悲運の天皇。御祭神は戔嗚尊(すさのお)、安徳天皇、大山祇神(おおやまつみ)の3柱です。毎年7月に剣山本宮例大祭が執り行われ、神輿を担いで山頂まで登ります。80分ほどの初心者向けコースもありますが、山登りに適した服装でパワースポットをお楽しみください。

5.眼病にご利益のある目の神様!鳴門市「葛城神社」

鳴門市のパワースポットとして知られているのが、葛城神社。奈良県御所市にある葛城神社の分社。にあたる神社で、1050年ごろに創建されました。一言主神をご祭神として祀っており、目にご利益のある神社です。

天智天皇一行が瀬戸内海を通って九州へご巡幸された際、一言主神が落馬し目を切り株にぶつけて眼病にかかってしまいました。ところが井戸水で目を洗ったところ、病が治癒したという伝説が残っています。そして、目のご利益のある葛城神社がこの鳴門の地に分社として祀られるようになったのこと。

その井戸は「柳の井戸」として今もご霊水とされています。また、「めがね塚」は眼鏡の供養と再利用が行われている珍しいもの。度数が合わなくなったけれど、なかなか手離すことができない愛用の眼鏡がある方は、一度足を運んでみていただければと思います。

◎まとめ

渦潮や阿波踊りが有名な徳島。徳島には、自然や人々の祭りのパワーを感じられるパワースポットが数多くあります。阿波踊りの聖地である眉山には、縁結びの南京錠を持って出かけましょう。目を酷使する現代人にとって、目にご利益のある葛城神社にもぜひ参拝したいですね。街から気軽に行けるパワースポットはもちろん、準備を整えて剣山本宮宝蔵石神社にも行ってみたいですね。

阿波国の一宮の「おおあさはん」は、初詣で25万人という絶大な人気を誇るパワースポット。さまざまなパワースポットと自然の美しさを満喫できる徳島県。ぜひこの5選を参考にして、観光パワースポット巡りをしてみてください。

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