名称:ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ
住所:Carrer de la Llotja, 2, 46001 València
公式・関連サイトURL:http://www.jdiezarnal.com/valencialalonja.html
スペインは世界遺産の数が、イタリア、中国に次いで世界第3位。そんな世界遺産の宝庫スペインの第3の都市であるバレンシアはかつて絹製品の取引で栄えた場所として知られています。
そして、この記事で紹介する世界遺産「バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」はバレンシアの黄金時代と呼ばれた15世紀に、かつてヨーロッパ中から商人が集まり絹製品の取引をする場所として使用されていた建物です。
ゴシック様式のその豪華な建物はまるでお城のよう。そんなスペインの世界遺産「バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」の魅力と見所についてご紹介します!ぜひスペイン観光、ヨーロッパ世界遺産巡りの参考にしてくださいね。
目次
【世界遺産】ラ・ロンハ・デ・ラ・セダをご紹介|美しすぎる観光スポットとは?
バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダとは?
バレンシアの旧市街中心部にあるラ・ロンハ・デ・ラ・セダは、1996年に世界遺産に登録されました。ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ (la Lonja de la Seda)はスペイン語で『絹の商品取引所』という意味を持っています。ラ・ロンハ・デ・ラ・セダは、1482年から1498年の間に建設が行われ、最終的に完成したのは1548年と言われています。
2000平方m以上の敷地を誇る豪華なゴシック様式が印象的な、お城のような建物には圧倒されます。建物の外観も素晴らしいですが、中に入ってみると、思わず息を飲む外観以上に美しい建築がみられます。
また、ラ・ロンハ・デ・ラ・セダのすぐ目の前にはバレンシアの最大規模の市場と言われるセントラルマーケットがあるので、併せて観光するのに最適なスポットです。
バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダへのアクセス
日本からスペイン・バレンシアへ行くにはマドリードへの直行便を利用する方法が一番スムーズで、14時間半のフライトになります。
スペインのマドリードから世界遺産バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダまでの最寄り駅までは高速鉄道を利用して3時間〜3時間半程で向かうことができ便利です。
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダのおすすめポイント
契約のサロン
まずバレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダの内部に入ると大きな広間があります。この広いスペースは「契約のサロン」または「柱のサロン」と呼ばれているスペースです。その名の通り、この広間に入るとユニークならせん状の柱が目立ちます。とっても広いスペースのこの広間では、実際に絹取引の契約が行われた広間と言われています。
こちらの広間のテーマは「楽園」をイメージして作られ、このユニークで目を引く天井まで伸びる柱はヤシの木を表現しています。大きな窓から降り注ぐ光も大理石の床をさらに輝かせます。こんなに美しい建物でかつて絹製品の取引が行われていたとは当時の商人は贅沢ですよね。
海の領事の広間
契約のサロンから外に出るとオレンジが実る中庭があります。こちらにはベンチがあるのでほっと一息休憩をとるのもいいですね。中庭を抜け、階段を上がったところにあるのが「海の領事の広間」です。
せっかくバレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダまで来ても、一階の契約のサロンだけで満足して次のスポットへ行ってしまう人も少なくないですが、ぜひ2階にも足を運んでみてください。
2階の海の領事の広間は、バレンシアの商業に関する事柄や海上での問題を取り扱ってきた海の領事の裁判所があった場所です。こちらの見所は、なんといっても素晴らしい木製の天井の装飾です。
フアン・デル・ポヨ氏が1418年に創作に着手してから、1455年に完成させたというゴールドを基調として造られたこちらの天井はまさに一見の価値ありです!
◎まとめ
いかがでしたか?この記事ではスペインの世界遺産バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダの見所をご紹介しました。
バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダはバレンシアの歴史が垣間見える絹の商品取引所ですが、外観も内部もそのエレガントで精美なゴシック建築に感動することでしょう。
スペインは他にもたくさんの世界遺産が点在していますので、ぜひ他の世界遺産と併せて観光プランを立ててみてくださいね!