イギリスの世界遺産の島セント・キルダ!住民の去った断崖絶壁の孤島

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スコットランドの北西の外れに浮かぶセント・キルダ諸島は、「地の果て」とも称される世界遺産。イギリスで最も高い断崖絶壁があり、ブリテン諸島のなかでもっとも雄大で、荒々しい風景が見られることで知られています。

セント・キルダには、かつては人が住んでいましたが、現在は無人島。ユネスコの世界遺産に登録されるとともに、自然保護団体であるナショナル・トラストにも登録されています。北ヨーロッパのなかでもとくに特異な島の1つ、セント・キルダの魅力に迫ってみましょう。

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イギリスの世界遺産の島セント・キルダ!住民の去った断崖絶壁の孤島:目次

セント・キルダとは

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イギリスのブリテン諸島の最北端に位置するセント・キルダ諸島は、約6,000万年前の火山活動によってできた群島で、世界で最も古いといわれる火山跡があります。セント・キルダは多くの島からなる群島ですが、最大のヒルタ島が全体の面積の80%近くを占めています。

最も近い陸地からでも64km離れているセント・キルダには、新石器時代から人が住んでいたと考えられています。記録に登場するのは古くとも13世紀からで、14世紀以降はハリス島のマクラウド家の所領として、年に1度だけ代官と牧師が派遣されていました。当時の人口は、多くても200人たらずだったとみられています。

第一次世界大戦に際してイギリス海軍がヒルタ島に信号所を建設したことから、それまで外界から孤立していた島民が世界を知るようになります。すると、若者が相次いで島を去ってしまい人口が激減。また、外からもたらされた病気やわずかな耕作地の土壌悪化なども要因となり、1930年に全島民がスコットランド本土に移住することになりました。第二次世界大戦後にはミサイル基地が建設されたため、駐在する関係者はいるものの、現在も「島民」はいません。そのため、島内に残る大戦以前の人工物は、すべて「遺物」となっています。

また、セント・キルダには2種類の野生のヒツジが生息しているほか、多くの野鳥の重要な繁殖地となっています。そのため、貴重な自然が残る島として、文化遺産と自然遺産双方の基準を満たす「複合遺産」に登録されました。

セント・キルダへのアクセス

セント・キルダは世界遺産ではあるものの観光地として整備されているわけではありません。大きな港や飛行場もなく、アウター・ヘブリディーズ諸島の港町からツアーに参加するか、船をチャーターする必要があります。アウター・ヘブリディーズ諸島へは、グラスゴーから飛行機でストーノウェーやベンベキュラの空港へ向かうのが一般的です。

アウター・ヘブリディーズは保守的なクリスチャンの多い土地といわれ、安息日には決して仕事をしないという人も少なくないので、交渉の際には注意しましょう。また、出航できたとしても、セント・キルダは島民が漁で生計を立てることはしなかったというほど海の荒いところ。上陸どころか島に近づけないこともあるので、その点は覚悟をしておいてください。

セントギルダおすすめポイント①:ヒルタ島のコミュニティ

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世界遺産セントギルダの ヒルタ島には、2000年ほど前の青銅器時代にバイキングが住んでいたと言われています。石造りの住居跡や学校や教会など資料館として残っていて、見学することができます。

世界遺産セントギルダの ヒルタ島には、800年くらい前からスコットランドの領主に統治され200人弱の人々が自給自足の生活をしていました。、経済の発展や人口増加による食糧不足、病気の発生などにより生活が難しくなり、1930年に政府の指導によって住民全てがスコットランド本土に移住したそうです。以後、島は無人島となり現在はナショナルトラストの管理下にあります。

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