名称:パフォス考古学公園
住所:Kato Pafos, キプロス
公式・関連サイトURL:
この記事に興味を持ってくださっている方の中にも、「キプロスの名前は知っているけれど、行ったことはないなあ…」という方は、多いのではないでしょうか。「そもそも、キプロスにどんな観光スポットがあるのか想像がつかない」と思っている方も多いかもしれません。
実はキプロスは、ヨーロッパの人々の間では有名なリゾート地。確かに日本では知名度が低いかもしれませんが、だからこそ、多くの日本人が知らない観光スポットがまだまだたくさんある、魅力的な場所でもあるんです!
この記事では、キプロスの観光スポットを7つ、ピックアップしてご紹介します。
目次
多くの人はまだ知らない!?キプロスのおすすめ観光スポット7選
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1.パフォス考古学公園
街全体が世界遺産に登録されている都市、パフォスには多くの遺跡が点在しており、観光スポットして知られています。その大部分を含んでいるのが、パフォスの海岸沿いにある野外博物館、パフォス考古学公園です。
観光地としての最大の魅力は、様々な時代の遺跡が混在していることでしょう。ディオニュソスの家やオルフェウスの家など、古代ローマの影響を受けた2世紀頃の邸宅がいくつかあると思えば、初期キリスト教の聖堂跡もあります。さらに、パフォスの港や市街地を守るため7世紀に建造されたサランタ・コロネスと呼ばれる城塞まで!パフォス、さらにはキプロスにおける時の流れと歴史のロマンを感じさせる野外博物館です。
海岸沿いにあるだけあってパフォス港からも近く、アクセスも良好なのも嬉しいポイント。パフォスに行った方には、まずおすすめしたい観光スポットです。
2.王家の墓
パフォス考古学公園内にあるもの以外にも、パフォスに残る観光スポットの遺跡として有名なものには、通称「王家の墓」と呼ばれているところがあります。地下をくり抜いて作られた墳墓が、いくつも残されている場所です。
時代は、パフォス考古学公園内の遺跡よりもさらに古く、紀元前4世紀頃に作られたものとされています。発掘により、実際には王家のものではなく位の高い官僚の墓であることが分かってきましたが、いずれにしても埋葬者の地位と権力をうかがわせる荘厳さがあります。
ひとつひとつデザインが異なり、中にはまるで神殿が埋まっているかのような墓もあるのでじっくりと見て回って違いを楽しむことをおすすめします。パフォス港から2kmほど歩く必要があるため、少々大変ですが、歩いてでも訪れるだけの価値のある観光スポットです!
名称:王家の墓
住所:Tombs of the kings Ave, Kato Pafos, キプロス
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3.キッコー修道院
キプロスに横たわるトロードス山脈内は、まとめて世界遺産に認定されている聖堂と修道院があるほど、教会建築が有名な地です。その中でも、観光地として有名なのがキッコー修道院。世界遺産群にこそ含まれてはいませんが、美しい宗教画が多く残る修道院です。山内にあるものの、バスでも向かうことができますので観光にも適しています。
創立は11世紀ですが、その後、幾度も災害に遭い、現在の建物は19世紀に再建されたものです。とはいえ、点在するモザイク画や修道院内にある聖マリアのイコンとそれが伝わった経緯を表した壁画などは創立当時からの歴史を思わせます。
また、この辺りはキプロスでも有数のワインの産地であり、修道院内でもキプロスワインを販売しています。キプロスでは昔からワインが作られているのですが、キプロスワインは日本ではまだまだ珍しいので、ご自身やお酒好きな方へのお土産としておすすめですよ!
名称:キッコー修道院
住所:F966, キプロス
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4.聖ラザロ教会
国際空港もあることから、キプロスを代表する商業湾岸都市のひとつである、ラルナカ。聖ラザロ教会は、ラルナカの中心部にある有名な観光スポットであり、地元の方々の信仰の地でもあります。
教会が建てられたのは9世紀から10世紀にかけてですが、この場所には元々言い伝えがあり、イエスによって病による死から蘇ったラザロが辿り着いたこの街で主教を務め、再び亡くなった後、埋葬された場所に建てられたとされています。外見は質素で慎ましい雰囲気ですが内装は見た目からは想像できないほど壮麗です。中に一歩足を踏み入れれば、別世界へ来たような気分になるかもしれませんね。地下には言い伝えに残る聖ラザロが収められた棺も保管されています。
しかし、観光スポットにはなっていますが地元の方々も礼拝やお祈りに来られる神聖な場なのであまり露出の高くない服装を心がけましょう!
名称:聖ラザロ教会
住所:lateia Agiou Lazarou, ラルナカ, キプロス
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5.聖ヒラリオン城
ところ変わって、次にご紹介する観光地は、北キプロスの都市キレニアにある聖ヒラリオン城です。
キレニアの守りの拠点としていくつかの時代に渡って建設された城で、今見ることのできるところの大部分は13世紀に建てられたものです。質実ながらも飾り気のない美しさを持つ聖ヒラリオン城の様子は「おとぎ話の城」と呼ばれることも。
道は整備されていますが、それなりに標高のある場所にありますので、より楽しむためにも観光の際には動きやすい格好で行くことをおすすめしますよ!城に着くまでの道中にも、教会などの見応えある建築が存在しています。もしくは、タクシーやレンタカーなどを利用するのも手です。後者の場合は、次にご紹介する観光スポットも合わせて行くといいかもしれません。
名称:聖ヒラリオン城
住所:Girne, キプロス
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6.ベラパイス修道院
キレニアに行ったら、もうひとつおすすめの観光スポットがあります。キレニア市街から5kmほど移動したところにある、ベラパイス修道院です。
13世紀に創立され、当時は十字軍遠征時に反撃を受け逃れてきた修道士によるカトリック系の修道院でした。この建物自体は一部が半ば廃墟化していますが、今もなお華やかなゴシック建築の名残を多く見られる教会建築となっています。
また、現存している一部の場所は現在、ギリシャ正教系の教会としてやレストランやカフェ、コンサートが定期的に開催されているホールなどとして利用されています。歴史ある修道院での食事やコンサートはきっとキプロス観光の印象深い思い出になることでしょう。
名称:ベラパイス修道院
住所:Bellapais village, キレニア, キプロス
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7.ニッシビーチ
日本ではあまり馴染みがありませんが、世界的に、特にヨーロッパの人々の間ではキプロスはリゾート地として知られています。リゾート地として有名な街、アヤナパの中にはいくつものビーチがありますが、特に人気が高いのがニッシビーチです。
突き抜けるような青い空、太陽の光を開けてきらきらと輝く白い砂浜、透明度の高い海…、まさにリゾートビーチと呼ぶにふさわしい要素をぎゅっと凝縮したかのような美しい景色が広がっています。「アヤナパのビーチの中でも、清潔で設備も整っており、穏やかな雰囲気が流れている」と観光客の間でも好評を得ている点でも日本人にはおすすめです。
観光で動き回るのもいいですが、せっかく世界有数のリゾート観光地に来たのであれば、思い切って少し羽根を伸ばしてみてはいかがですか?
名称:ニッシビーチ
住所:Nissi Beach Resort, PO Box 30010, 5340 Ayia Napa, キプロス
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◎まとめ
キプロスの魅力あふれる観光地はいかがでしたか?アフロディーテ生誕の地と伝えられる神話の時代から、ギリシャとトルコが入り混じる今に至るまでの文化を楽しむのはもちろん、「せっかくバカンスで行くなら、いつもとちょっと違うところに行ってみたい」「日本人があまりいないようなリゾート地に行ってみたい」という方も、ぜひキプロスを観光の候補に考えてみてもらえればと思います!
キプロスでまだ見ぬ体験があなたを待っていますよ!