日高川の大自然の中で遊ぶ!アクティブに観光できるスポット10選

画像出典:妹/PIXTA(ピクスタ)

日高川の大自然の中で遊ぶ!アクティブに観光できるスポット10選

和歌山県日高郡日高川町は山と川が楽しめる自然ゆたかな場所。歴史や名所の観光以外に、楽しく身体を動かしながら日高川の景色も楽しみたいというアクティブなあなたにぴったりなのが日高川観光です。日高川には多くの野生動物もおり、その恵みを家庭でも味わえるよう日高川ジビエの取り組みも始めています。

日高川周辺には名高いお寺や良質の温泉もあり、観光気分を存分に味わえるのも魅力。都会を離れて観光に行くならぜひ日高川へ足を運んでみましょう。アクティビティを満喫しながら、きっと清々しい休日を過ごせますよ。

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日高川の大自然の中で遊ぶ!アクティブに観光できるスポット10選

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1.「道成寺」安珍・清姫伝説の故郷

道成寺

出典: ja.wikipedia.org

日高川随一の名所・道成寺は古典芸能と縁の深いお寺。有名なのは歌舞伎の『京鹿子娘道成寺』でしょう。若い僧・安珍に一目ぼれした清姫が安珍につれなくされて怒りのあまり大蛇となり、道成寺の鐘に隠れた安珍を焼き殺し自分は日高川で入水自殺します。歌舞伎の娘道成寺は、その事件から数十年後に鐘に執着した清姫が再び現れ、大騒動になるという演目。ここはまさしくその舞台となった場所なのです。

このお寺は、妃・藤原宮古の頼みを聞いて文武天皇が建てたお寺。宮古は幼い頃髪が全く生えず、心配した母が海底から命がけで観音様を引き上げ拝むうち、宮古に美しい黒髪が生え「かみなが姫」と呼ばれるようになりました。その後、天皇の妃にまで上り詰めた宮古。その観音様を祀ったお寺なのです。

言い伝えの多いお寺ですが、もう一つ「道成寺七不思議」というものもあります。詳しくはお寺で体験してみて下さい。何かと気になるお寺、観光に行ったら長居してしまいそうですね。

2.「丹生神社 」笑いがもたらす幸せパワーを手に入れよう

丹生(にう)神社は、日高川のほとりにある笑い祭りで有名な神社。笑い祭りとは聞くからに楽しそうですが、その昔、神在月の出雲の神様の会合に寝坊して遅刻し、ふさぎ込んでしまった丹生都姫命(にうつひめのみこと)を元気づけようと、「笑え、笑え」と村人が励まし慰めたという伝承に基づくお祭りです。

寝坊してふさぎ込んでしまうとは、けっこう困った神様ですよね。それを心配し励ます日高川の村人、なんともほのぼのとしたエピソードです。このお祭りは、毎年10月の体育の日直前の日曜に開催。「笑い男」という面白おかしい化粧と衣装の男性が、神輿を先導し御旅所から丹生神社までを練り歩きます。

途中、日高川のそばを通って神社に着くまで、先ぶれの笑い男を見て観光客からも笑い声があがるという陽気なお祭り。最近では「初詣初笑い」という楽しいイベントも行われ、こちらにも笑い男が登場します。笑う門には福来ると言いますから、日高川の観光ついでに福を頂きに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

3.「紀道神社」道成寺ゆかりの神社

日高川といえば有名なのは道成寺。その道成寺を造ることを志した人物・紀道成を祭った神社が紀道神社です。703年の文武天皇の頃、道成寺建立を天皇に命じられた藤原道成(紀道成)がクスノキの大木を切って筏を造り、日高川を渡って運ぼうとしました。

ところが、増水し激しさを増していた川の流れのせいで筏は大岩にぶつかり転覆。道成は命を落としてしまったのです。そのことから、紀道神社の境内にはクスノキは一本も植えられておらず、植えてもすぐに枯れてしまうのだとか。今も道成がクスノキを嫌っているのでしょうか?

この神社では、毎年10月に例大祭が行われています。特に45頭の馬が駆け抜ける「駆け馬」は見事。以前はもっと多くの馬が一斉に駆けたそうで、このお祭りは別名「馬祭り」とも呼ばれています。歴史ある神社とお祭りを、日高川に観光に訪れたら道成寺とセットでお参りしたいものですね。

4.「グリーンパーク椿山 」日本一のやまびこを楽しもう

ここ日高川は「日本一のやまびこが楽しめる」と評判の場所。山に行ったら「ヤッホー」と叫んでみたかったという方、童心にかえってもう一度やまびこを楽しみませんか?日本一というだけあって、ここのやまびこは他とは違います。椿山ダムに向かって「ヤッホー」すると、幾重にもなって返って来るのです。

すっかり楽しくなって何度もヤッホーしてしまう大人が後を絶たないのだとか。一人でヤッホーはちょっと気恥ずかしいですが、ここでなら勇気が出そうです。ヤッホーポイントまでは吊り橋を渡って行くので、ちょっとスリルも味わえますよ。

日高川流域は年間を通じて降水量が多い所なので、椿山ダムは洪水調整やかんがい用水の補給、発電など数多くの目的に利用されています。椿山ダム湖は四季折々の美しさから「ダム湖100選」にも選ばれているオススメの観光スポット。大自然の中で観光しつつヤッホー体験、いい思い出になりそうです。

5.「みやまの里森林公園」見事な藤棚が見どころ

日高川と椿山ダムから少し離れた所にある森林公園。近くにはテニスやミニサッカーを楽しめる美山ドームがあります。見どころは日本一の長さを誇る藤棚ロード。総延長1646mもある藤棚の並木道です。

藤の花の季節は4月下旬~5月上旬、つまりちょうどゴールデンウィークあたり。美しい紫の藤棚は、野に咲く草花とはまた違った風情の美しさです。ちょっと坂が多いので、観光には歩きやすい靴で行かれると良いですよ。公園からは日高川の流れや椿山ダムも見ることができます。

アスレチックやミステリーハウスもあるので子供連れも大満足。遊び疲れたら、すぐ近くの美山温泉で疲れを癒しましょう。美山温泉愛徳荘は宿泊できるのでゆっくり山遊びを堪能したい方にオススメ。日高川周辺の自然と思う存分触れ合うことができますよ。

6.「真妻山 」頂上目指してトレッキングにトライ!

日高川周辺でトレッキングを楽しむなら真妻山でしょう。標高523mとそれほど高い山ではないのですが、周囲に他の山が無いことが幸いし、頂上からは360度のパノラマが望めます。それほどキツイ山登りではないので、トレッキング初心者にもオススメ。楽な割にはとってもいい景色が見られるお得感もありますよ。

真妻山の頂上には1本の木があります。すっくと立ったその姿はとても美しいので、ぜひ写真に収めておきましょう。天気が良ければ、大パノラマを借景に記念撮影するのがおすすめ。途中「涼みの滝」という名前の滝もあるので、休憩しつつここでも記念写真を撮っておくと良いですよ。

楽しく身体を動かしながら観光気分も味わえる真妻山。それほど高い山ではありませんが、やはり冷えるので防寒具は用意はして下さいね。それと、足元はしっかりとしたトレッキングシューズで出かけましょう。

7.「大滝川森林公園」 親子で楽しむ自然いっぱいの公園

清流・大滝川に注ぐ滝の音を聞きながら元気いっぱい遊べる公園。ここは緑濃い森林公園で、特に秋の紅葉の季節が見事です。赤や黄に染まった園内は美しく、滝付近の吊り橋の周りでは様々な色が織りなす絨毯のような色重ねを楽しめます。吊り橋を渡ると、その先が真妻山の登山道になっていますよ。

吊り橋の手前には、親イノシシを追って懸命に走るウリボウの可愛いモニュメントがあります。園内には遊具やもみじ谷広場があり、お弁当を持ってゆっくり一日自然を満喫するのにぴったりです。

有名なお寺や観光地を巡る「見る観光」も良いですが、こんな場所で自然を「感じる観光」もたまには良いもの。日頃の疲れを癒してくれそうです。自然ゆたかな日高川周辺観光、ぜひその自然をメインにした観光もお楽しみ下さいね。

8.「猪谷川水辺公園・猪谷パーク 」日高川沿いでバーベキュー

日高川の支流で水遊びをしたりバーベキューをしたり、家族や友人同士でワイワイ楽しく盛り上がれるのがここ「猪谷川水辺公園」。自然の中でバーベキューは楽しいですよね。家族連れや若い方なら、観光で史跡巡りというよりこんな楽しみ方がオススメかもしれません。

水道やトイレも設置されているので、安心して楽しめるのがうれしいところ。日高川そのものを楽しむ休日なんて素敵ですよね。水辺公園というだけあって、水遊びがしやすいよう日高川沿いは石組みで安全に川に降りられるようになっています。今にも子供たちの歓声が聞こえてきそうですよ。

水遊び後は、公園から歩いてすぐのところにある美山療養温泉館へ行ってみましょう。シンプルな浴場ながら清潔感があるので、水遊びでびしょ濡れになった子供たちもピカピカに大変身。風邪をひく心配もないので、ここ日高川でなら思う存分水遊び解禁してあげられますね。

9.「道の駅 San Pin 中津 」食事よし!買い物よし!旅の醍醐味がここに

日高川町の観光で絶対外せないのが道の駅「San Pin中津」。日高川長は自然豊かな場所ですが、お土産や食事となるとちょっと迷ってしまうかも。そんな時は、道の駅で日高川町のお土産を買ったり名産のほろほろ鳥を食べたりしましょう。

名物ほろほろ鳥は飼育期間が長くとても臆病な鳥なので、なかなか市場には出回らないのだとか。お食事処ほろほろ亭では、親子丼風のどんぶりや焼き鳥でその味を楽しむことができます。やや野性味のあるほろほろ鳥、ぜひ食べてみたいですね。

お土産には「紀州中津のあやめせんべい」を。日高川町出身の歌舞伎役者・初代吉澤あやめがデザインされています。昔懐かしい甘いおせんべいで日持ちするのもうれしいですね。もちろん紀州ならではのみかんも買いましょう!

10.「日帰り温泉」観光旅行なら温泉はマスト

日高川町は日帰り温泉施設が充実しています。「中津温泉あやめの湯鳴滝」は、日帰りながら露店風呂も打たせ湯も貸し切り風呂も利用できる楽しい施設。日高川周辺の四季の移ろいを感じながら浸かる温泉は、じんわりと身体を温めてくれてリラックスできます。一人でも家族連れでも楽しめますね。

「かわべ温泉きさくの湯」は、紀州杉を使った温かみのある建物が特徴。日高川のせせらぎを間近に聞ける露天風呂は開放感もあって、日高川の自然の真ん中でお風呂に入る幸せを感じます。隣の「お宿喜作」では宿泊も可能。ゆったり温泉と季節の料理を楽しみつつ、明日のアクティビティに備える事もできます。

◎まとめ

歴史と自然を満喫できる日高川の観光。派手さのある観光地ではないですが、それだけに歴史ある古典芸能の故郷に一人静かにたたずむ贅沢なひと時も楽しめそうですね。疲れたら温泉でのんびり、歩くのがしんどいなら吊り橋から景色を眺めてぼんやり、子供連れなら公園や小高い山でアクティブにと、どんな観光も思いのままです。自然に飛び込むような日高川観光、お好きな季節にぜひ!

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