広大な自然の中で歴史を感じよう!モンゴルの世界遺産をご紹介!

広大な自然の中で歴史を感じよう!モンゴルの世界遺産をご紹介!

今回は大陸の内陸部にある、モンゴルの世界遺産を紹介しようと思います。世界遺産の中には観光地として有名になっているものもたくさんありますが、あまり一般の人には知られておらず、気軽に訪れることができないものもあります。今回ご紹介するモンゴルの世界遺産は、もしかするとあまりメジャーなものではないかもしれませんが、人類にとっては非常に貴重なものばかりです!

目次

広大な自然の中で歴史を感じよう!モンゴルの世界遺産をご紹介!

1.アルタイ山系の岩絵群

出典: commons.wikimedia.org

ロシアと中国にもまたがるアルタイ山脈のモンゴル側に、アルタイ山系の岩絵群があります。2011年にユネスコから世界遺産として登録されています。

この岩絵群は1万2000年以上に渡ってモンゴルの地で育まれてきた文化の発展の過程を知ることができるもので、人類の発展の様子が刻まれた岩絵群となっています!この世界遺産の周辺からは、岩絵だけではなく遺跡なども発掘されているようです。

アルタイ岩絵群の中で1番古いとされる岩絵からは、マンモスやオーロックスなどすでに地球上からは姿を消してしまった絶滅動物が描かれていて、それを狩猟する人間たちの姿が描かれているものもあるようです!非常に興味深いモンゴルの世界遺産ですね。

2.大山ブルカン・カルドゥンとその周辺の神聖な景観

出典: ja.wikipedia.org

大山ブルカン・カルドゥンとその周辺の神聖な景観は2015年ドイツのボンで開催された世界遺産委員会で正式にモンゴルの世界遺産として登録されました。

「ブルカン」というのはブッタや神を表すモンゴル語で、ブルカン・カルドゥンは「神の山」を表しています。ブルカン・カルドゥンはモンゴル族の発祥地であるとともに、あのモンゴルの英雄「チンギス・ハーン」の故郷であり墓がある場所でもあります。モンゴルという国を語る上で、文化的にも歴史的にも重要な世界遺産です。

3.ウヴス・ヌール盆地

ウヴス・ヌール盆地はモンゴルとロシアにまたがる世界遺産で、2003年にロシアとモンゴルが共同で世界遺産に申請し、登録されました。この世界遺産の中にはモンゴルで最大の湖「ウヴス湖」も含んでいて、ロシア側では8ヶ所の自然保護区、モンゴル側では4ヶ所の自然保護区が指定されています。

ウヴス・ヌール盆地の中には「世界最北の砂漠」と「世界最南のツンドラ」も含まれています。また、絶滅危惧種の「ユキヒョウ」「アルガリ」なども生息しているのが確認されていて、手付かずの自然が残されている場所でもあります。

4.オルホン渓谷の文化的景観

モンゴルの首都ウランバートルを西側に350kmほど行くと「オルホン渓谷」があります。2000年以上に渡ってモンゴルの大地で育まれてきたモンゴル民族の伝統や文化、遊牧民の歴史を証明する場所だとして「オルホン渓谷の文化的景観」という名前で2004年に世界遺産に登録されました。

オルホン渓谷の中には多数の遺跡がありますが、なかでもチンギス・ハーンが築いたモンゴル帝国の都、カラコルムの遺跡は必見です!オルホン渓谷周辺は、ユーラシア大陸の大地を馬にのり疾走する遊牧民が見えるような世界遺産です。

◎まとめ

モンゴルにある4つの世界遺産を全て紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ユーラシア大陸の大自然を感じに旅してみてはいかがでしょうか?

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