名称:ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院(Histrical Centre of Oporto, Luiz I Bridge and Monastery of Serra de Pilar)
住所:Porto, Portugal
美しい街並みが至る所に点在するポルトガル。その国名の由来となった町がポルトです。地中海の青い海と建物のコントラストが印象的な町並みが「ポルト歴史地区」として世界遺産に登録されたのは1996年。2016年には「ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」という遺産名称に変更されています。
港湾都市として栄えてきたポルトは、18世紀から19世紀にかけて特産品であるポートワインの輸出が盛んでした。歴史のある美しい建物が随所に残る世界遺産の町には、見どころが盛りだくさん!一度は訪れてみたくなる魅力的なポルト歴史地区をご案内します。
目次
【世界遺産】ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院
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ポルト歴史地区とは?
ポルトガル北部にある港湾都市ポルトは、リスボンに次いでポルトガルで2番目に大きい町です。歴史的に重要な建築物が残るポルトは、1996年にポルト歴史地区として町全体が世界遺産に登録されました。教会や修道院など歴史を感じさせる建物を数多く見ることができ、ポルトガルの中でも人気が高い世界遺産の町です。
美しい建物が多いポルト歴史地区のなかでも特に有名なのが、ポルト大聖堂やボルサ宮、そしてクレリゴス教会。どれも人気の観光スポットになっていて、連日たくさんの観光客が訪れています。
ゴンドラロープウェイ「テレフェリコ デ ガイア(TelefericodeGaia Gaia Cablecar)」に乗って観光するのもおすすめ!対岸からポルト歴史地区を眺められます。
ドン・ルイス1世橋は2階建て。メトロも走っています!
ほかにもさまざまな見どころがあるので、時間を掛けてじっくりと街を散策してみてください。美味しいワインと新鮮なシーフード、そして美しい景色が観光客を温かく迎えてくれます。世界遺産の町は一見の価値があるので、ポルトガルに訪れたらぜひ足を運んでみてくださいね!
ポルト歴史地区へのアクセス
日本からポルトガルへの直行便はないので、ヨーロッパの主要都市で乗り継いでリスボン空港から入国するのが一般的です。リスボンからポルトまでは国内線でおよそ1時間。日本からポルトまではおよそ20時間の旅です。
ポルト歴史地区のおすすめポイント①:クレリゴス教会
クレリゴス教会は、ポルト歴史地区のシンボル。18世紀に造られたバロック様式の教会で人気の世界遺産スポットです。高さ約75mを誇る塔は、ポルト歴史地区の中でもひと際目を引きます。
教会の正面にはローマ建築を元に花や貝殻の美しい装飾が施されていて、とても繊細な美しさを放っています。塔は教会の後方にそびえ立っていて、6階建ての塔の上から眺めるポルト歴史地区は絶景で観光客に大人気。ぜひ上まで上って景色を眺めてみてください。世界遺産の美しい街並みに感動しますよ!
名称:クレリゴス教会(Igreja e Torre dos Clérigos)
住所:R. de São Filipe de Nery, 4050-546 Porto, ポルトガル
公式・関連サイトURL:https://www.torredosclerigos.pt/pt/
ポルト歴史地区のおすすめポイント②:ポルト大聖堂
ポルト歴史地区で最も古い建造物として知られるポルト大聖堂は、世界遺産らしい風格の威厳ある佇まい。ポルトガル国内でも歴史的に貴重な建物なので、多くの観光客が訪れます。両側にある四角形の塔がシンボルで、正面の壁面には装飾が施されていないシンプルな造り。バロック様式の玄関とロマネスク様式のバラ窓を備えた独特なデザインです。
建物の内部はどっしりとした柱に支えられた厳かな礼拝堂が広がり、バラ窓からの陽射しが美しく差し込み神聖な雰囲気。世界遺産らしく、威厳のある空気が漂っています。ポルト大聖堂は高台に建っているので、正面に広がる広場からの眺めは抜群!世界遺産のポルト市街とドウロ川の流れが一望できる絶景スポットです。ポルト歴史地区に訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
名称:ポルト大聖堂(Sé do Porto)
住所:https://www.diocese-porto.pt/pt/catedral-do-porto/
公式・関連サイトURL:https://www.diocese-porto.pt/pt/catedral-do-porto/
ポルト歴史地区のおすすめスポット③:ボルサ宮
ボルサ宮は近年まで証券取引所だった建物で、ポルト歴史地区の人気の世界遺産スポットのひとつです。およそ70年もの歳月をかけて造られた豪華な建物は、まさに世界遺産にふさわしい美しさ。現在はポルト商工会のオフィスとしても使用されていますが、ツアーガイドに申し込めば建物内部を見学することができます。
整備が行き届いた庭園や細かい彫刻が施された大理石の階段など、ポルト歴史地区の中でも豪華な建物は、まさに宮殿のような外観。建物内部にはさまざまな部屋があり、裁判が行われていた法廷の間や煌びやかな黄金の間などを見学することができます。中でもアラブの間は、アルハンブラ宮殿をモチーフにした見ごたえ抜群の部屋!世界遺産のポルト歴史地区には多くの見どころがありますが、ボルサ宮はとりわけ見逃せないスポットです。
名称:ボルサ宮殿(Palácio da Bolsa)
住所:R. de Ferreira Borges, 4050-253 Porto, ポルトガル
公式・関連サイトURL:https://palaciodabolsa.com/
◎「ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」まとめ
ポルトガルの中でも重要な意味がある世界遺産「ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」。ポルト歴史地区の美しい街並みは、ポルトガルの中でも人気の観光地となっています。
ポルト全体が世界遺産なので、見どころも多く魅力あふれる景色が広がり何度でも訪れたくなる町です。美しい建物が建ち並ぶ世界遺産のポルト歴史地区内を散策しているだけで、観光気分が満喫できますよ!