未だ見ぬ景色がそこに!「動物の楽園」タンザニアの世界遺産7選

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未だ見ぬ景色がそこに!「動物の楽園」タンザニアの世界遺産7選

インド洋に面する東アフリカの国タンザニア。国の北東部にはアフリカの最高峰であるキリマンジャロがそびえるほか、アフリカ最大のヴィクトリア湖やアフリカで最も深いタンガニーカ湖を有するなど、自然豊かな国として知られています。国内には、世界遺産にも登録されている保全地域や猟獣保護区、国立公園などが点在しており、一度は見てみたいと憧れる方も多いサファリ界の「ビッグ5(ライオン・ヒョウ・ゾウ・サイ・バッファロー)」を観察することが可能。そのため「野生動物の楽園」と呼ばれています。
今回は、そんなタンザニアにある7つの世界遺産にスポットをあてて魅力をご紹介していきます。

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未だ見ぬ景色がそこに!「動物の楽園」タンザニアの世界遺産7選

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1.キリマンジャロ国立公園(自然遺産)

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1987年に世界遺産として登録されたキリマンジャロは、標高5,895mを誇るアフリカの最高峰です。タンザニアの北東部に位置し、隣接のケニアからもその雄大な姿をはっきりと眺めることができます。「キリマンジャロ」という名は、スワヒリ語で「輝く山」という意味。アフリカ大陸のシンボルらしい名前ですよね。

そんなキリマンジャロはシラ峰(Shira)、キボ峰(Kibo)、マウエンジ峰(Mawenzi)の3つの峰から形成されています。中央にそびえるキボ峰が最高峰。山頂部分はスワヒリ語で「自由」を意味する「ウフル(Uhuru)」と呼ばれており、世界中の登山家の憧れスポットとなっています。
 
「アフリカ最高峰」と聞くと険しい山を想像してしまうかもしれませんが、キリマンジャロは高山の中でも比較的登りやすいことで有名。それ故、毎年75,000人もの観光客がこの「キリマンジャロ国立公園」を訪れています。トレイルが整備されているので、お子様でも大丈夫ですよ。珍しい高山植物や野生動物との出会いだけを見ても、訪れる価値は充分あるでしょう。

2.セレンゲティ国立公園(自然遺産)

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タンザニア北部にある「セレンゲティ国立公園」は、1981年に世界遺産に登録されました。その広大な敷地面積は、一都六県の関東平野より少し小さい約15,000平方km。マサイ族の言葉で「セレンゲティ」は「無限の平野」を意味しますが、その名の通り草原がどこまでも果てしなく続いているかのようです。

300万頭以上の哺乳類が、生と死のドラマを描いているこの世界。ケニアとタンザニアの2ヶ国にまたがる生態系の中でも、最も壮大で有名なのがヌーの大移動です。乾季が始まる5月~6月と雨季が始まる12月~1月に見られる大移動は迫力満点!およそ150万頭ものヌーがケニアとタンザニア間を移動します。

ケニアとの国境沿いにあるマラ川にはワニが潜み、ヌーの大群を待ち構えるライオンやハイエナといった肉食獣も集まって来ます。その川を渡って逃げ切ったヌーのみが生きられるという、まさに弱肉強食の世界を間近で垣間見ることができるのです。野生動物の生き様を見にぜひ足を運んでみてくださいね。

3.セルース猟獣保護区(自然遺産)

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首都ダル・エス・サラームから南に約300kmのところに位置する「セルース猟獣保護区」は、敷地面積およそ5万㎢(九州と四国を合したほどの面積)で保護区としては世界最大級。ルフィージ川沿いの巨大な聖域には、ゾウや黒サイ、チータ、キリン、カバ、ワニなどが生息しており保護地区として守られています。

名前にもあるように、この「セルース猟獣保護区」はかつて狩猟用に設定された保護区でした。その後、狩猟が禁止され純粋な保護区となりましたが、今でも象牙を狙った密猟が後を絶たないのだとか。なんとゾウの数は、ここ5年間で半分ほどまでに減ってしまったそうです。

手付かずの自然が高く評価され、1982年にはタンザニアで4番目の世界遺産にも登録された「セルース猟獣保護区」。いつまでも野生動物の楽園を守って行きたいですね。

4.ンゴロンゴロ保全地域(複合遺産)

出典: chuvipro

「ンゴロンゴロ保全地域」は、世界遺産「セレンゲティ国立公園」と隣接する自然保護地域です。1979年にタンザニア初の世界遺産としてユネスコに登録されました。広大な敷地内には、およそ300万年前の火山活動によって誕生した巨大カルデラ「ンゴロンゴロ・クレーター」を含む3つのクレーターが存在しています。

外輪が標高2,400mにも及ぶというクレーターは、巨大なすり鉢状になっているため、動物たちはカルデラの外に出ることはありません。内部には湖や草原、湿地、アカシアの森林などがあり、水や食べ物が豊富に揃っています。この閉ざされた巨大な保護地域の中で、動物たちは独特の生態系を築いてきたのです。

「ンゴロンゴロ保全地域」には人も住んでいますよ。およそ200年前から定住し始めたというマサイ族が、遊牧生活を営みながら観光客向けにアクセサリーなどの販売を行っています。クレーターの西側には「人類発祥の地」としても有名な「オルドヴァイ渓谷」もあるので、ぜひ併せて訪れてみましょう。

5.コンドアの岩絵遺跡郡(文化遺産)

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しばしば「人類の発祥の地」とも呼ばれるタンザニア。その所以でもあるンゴロンゴロの「オルドヴァイ渓谷」は世界的にも有名ですが、コンドア地区にある遺跡「コンドアの岩絵遺跡郡」も忘れてはいけません。
2千年以上にもわたって描き続けられたというロック・アートを、ご自身の目で確かめてみてください。

およそ2,336平方kmを超える広大なエリアに描かれた絵は、狩猟の様子や農業牧畜など原住民の生活の様子を描いたものがほとんど。しかし、中には地球外の訪問者を描写する岩絵も発見されており、研究者たちの間で話題になっています。動物モチーフの絵が多く、鮮やかな赤色は肉眼でもはっきりと見えるので、小さなお子様でもきっと楽しめますよ。

6.ザンジバル島のストーン・タウン(文化遺産)

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タンザニアの首都ダル・エス・サラームから35km東に位置するザンジバル島。アラブやヨーロッパ各国の支配下にあったことから、双方の文化が融合した独特の街並みを形成しており、中でもその様子が色濃く残る首都ザンジバルシティの旧市街ストーン・タウンは、2000年に世界遺産に登録されています。

建物を見ても歩いている人を見ても「ここは本当にアフリカ?」と思ってしまうほど、他のアフリカ諸国とは全く異なる雰囲気を持つのが特徴。アラベスクが刻み込まれた美しいモスクがあったかと思えば、目の前にはインド料理のサモサを売る屋台があったりと、街歩きがまるで世界旅行のようです。

タンザニアの首都ダル・エス・サラームからは国内線で約30分。フェリーも運航しているので、ぜひザンジバル島にも足を伸ばしてみましょう。タンザニアと聞くと広大な草原でのサファリ観光ばかり想像しがちですが、美しい景色を眺めながらの異文化体験もまた素敵な思い出になりますよ。

7.キルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡群(文化遺産)

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タンザニア南部のインド洋に浮かぶキルワ・キシワニ島とソンゴ・ムナラ島。この二つの隣接した島はかつて港湾都市として栄えた歴史を持っており、1981年に「キルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡群」として世界文化遺産に登録されました。

イスラム教徒のコミュニティが今もなお残るキルワ・キシワニ島には、12世紀に建設されたモスクや宮殿が点在しています。1330年には探検家イブン・バットゥータがこの島を訪れているほか、詩人ジョン・ミルトンの作品『失楽園』に登場するなど、実にたくさんの記録が残されているのが特徴です。

一方ソンゴ・ムナラ島は、マングローブの林に覆われているため建物はほとんど残っておらず、あるのは14~15世紀に栄えたという記録のみ。そんなソンゴ・ムナラ島ではアラブ人の居住跡と廃墟となった宮殿、そして島の名前にもなっている「ソンゴの塔(ムナラ)」を見ることができます。

◎まとめ

タンザニアの7つの世界遺産をご紹介しましたが、いかがでしたか?アフリカ最高峰のキリマンジャロだけでなく、動物達の楽園であるンゴロンゴロやセレンゲティ、セルースなど、自然と動物を満喫するにはもってこいのスポットがたくさんありましたね。一方で、アラブ文化とアフリカ文化の融合を楽しめるザンジバルやキルワ・キシワニ島、ソンゴ・ムナラ島など、アフリカではちょっと珍しい体験ができるのも魅力でしょう。スケールの大きな景色と悠久の歴史を学べるタンザニアへ、ぜひ遊びに行ってみてくださいね!

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