ルクセンブルク旅行ガイド|絵本の世界へ誘う観光スポット20選

ルクセンブルク旅行ガイド|絵本の世界へ誘う観光スポット20選

観光地として人気の国が数多く集まるヨーロッパ。その中で、ひときわ小さく静かに佇む国、ルクセンブルク。目立つ存在ではありませんが、古き良きヨーロッパの趣を今に伝える、とても貴重な場所です。中世の街並みや歴史ある教会、そして古城など、魅力的なスポットが満載のルクセンブルクでは、一歩足を踏み入れるだけで絵本の世界に迷い込んだような気分を味わえます。

自然のままに残された風景は、心温まる癒しの原風景として多くの人の心に響くことでしょう。他のヨーロッパ諸国では体験できない、ルクセンブルクならではの安らぎに満ちた魅力をたっぷりご紹介します!

目次

ルクセンブルク旅行ガイド|絵本の世界へ誘う観光スポット20選

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1 ヴィアンデン城

ヴィアンデン城(ルクセンブルク)

ルクセンブルクにはたくさんの古城がありますが、その中でもこのヴィアンデン城は最も知られている古城です。ゴシック様式で建てられているこの古城の建設当時の城主はヴィアンデン伯爵でした。その後、18世紀の終わり以降には無人の城となってしまい一時期は荒れ果てていましたが、修復が進められて現在のような美しい姿を取り戻したのです。

森の中の小高い丘の上に建つこの古城は、まるでおとぎ話の世界から飛び出してきたような可愛らしい外観。緑に囲まれたその姿は、初夏には新緑、秋には紅葉と、四季折々の美しい姿を見せてくれます。

また、窓からの景色もまさに絶景!建物の内部は一般公開されていて、当時実際に使用していた貴重な品々が展示されています。現在でも海外からの賓客をもてなす迎賓館としても使用されている重要な建物なので、一見の価値ありです。

2. ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂(ルクセンブルク)

ノートルダム大聖堂は、ルクセンブルクを代表するカトリック大聖堂で、当初はイエズス会の教会として建てられました。前大公とベルギー女王の婚礼が行われた場所であることでも有名な観光地です。街並みに馴染んだ趣のある外観ですが、細長く尖った尖塔が遠くからでもひときわ美しく際立っています。複数の建築様式が混ざった独特なデザインが他のヨーロッパの国々とは違う趣で、様々な歴史を乗り越えてきたルクセンブルクの象徴のようです。

大聖堂の内部へ足を踏み入れると、見事なステンドグラスや細部まで丁寧に施された彫刻が迎え入れてくれ、まるで美術館のよう。それほど規模大きくありませんが、主張しすぎない控えめで程よい感じでとても安らぎます。地下には礼拝堂があり、そこには王家の一族が眠っているので、ぜひそちらにも足を運んでみてください。

3. クレルヴォー修道院(聖モーリスおよび聖モール修道院)

クレルヴォー修道院(聖モーリスおよび聖モール修道院)

クレルボー駅からおよそ20分ほど坂を上って、商店街を抜けさらに少し歩いていくと中世のヨーロッパのイメージそのままの荘厳な空気を醸し出す建物に目をうばわれます。その神秘的な建物がクレルヴォー修道院(聖モーリスおよび聖モール修道院)です。高台の上にそびえ立っているので、とても見晴らしがよく、クレルボーの街を一望できます。

建物の地下には小さい博物館のような感じで展示がしてあり、写真やパネルで修道士たちの日常生活が紹介されています。普段あまり接する機会がない修道士について知ることができるのは貴重ですよね。カトリック信者が祈りの際に使う数珠、キリストや聖母などの聖画像や立像なども売っています。ぜひ観光してみてください。

4. クレルボー城

クレルボー城(ルクセンブルク)

クレルヴォー修道院へ行く途中に、ひっそりとした雰囲気の入り口があるのが、クレルボー城です。特に城壁などがあるわけでもなく、街中に普通に建っていて、不思議な感じです。町全体が山々に囲まれているので、それが城壁の役割をはたしていたのでしょうか。入り口の横には可愛らしい看板のツーリストインフォメーションがあり、ついつい覗いてみたくなります。

建物内に入って行くと、内部もやはり質素。きらびやかな雰囲気はどこにも見当たりません。現在は博物館となっていて、クレルボー城博物館と戦争記念館、そして写真などが展示されている美術館を見学することができます。建物自体は第二次世界大戦で焼失した後に、ルネッサンス様式で新たに建て替えられたものです。自然豊かな小さな街にマッチした小さくて控えめな古城なので、周辺をのんびりと散策するのがおすすめなルクセンブルクの観光地です。

5. ルクセンブルク大公宮殿

ルクセンブルク大公宮殿

ダルム広場近くにあるこの建物は、元々は市庁舎として建てられたのですが、1554年に起きた火災の後、大理石で再建され1891年からルクセンブルク大公宮殿となりました。建物の壁面には、スペイン統括時代を思わせるイスパレ・モレス様式の美しい浮彫が施されて必見です。門前には銃を掲げた衛兵が警護していて、1日に5回交代式が行われます。大公滞在時には国旗が掲揚されるそうです。

普段は未公開ですが、夏季のみ一般公開されているので、タイミングが合えば中の様子を見学することができます。代々の国王が収集した豪華な美術品などが保管されているので、チャンスがあればぜひ観光してみてください。

6. ボックの砲台

ボックの砲台(ルクセンブルク)

かつてボックフェルゼンの岩山に城塞が築かれ、「小さい城」という意味のルシリングルグと呼ばれていたことから、ルクセンブルクという国名が生まれたとされています。この地はルクセンブルクにとって、深いつながりを持つ特別な場所。岩山の上に築かれた城塞は、周囲を城壁で囲まれ城塞都市へと発展しました。現在ではその一部が残り、当時の姿を伝えています。岩山の頂上からは、列車が走る石橋を一望することができます。

地下には「ボックの砲台」と呼ばれる要塞があり、岩をくりぬいて作られた空間に旧式の大砲が並んでいます。窓から外を覗くと、垂直に削られた断崖絶壁が迫力満点で、そこから見下ろす景色はまさに中世ヨーロッパそのもの。崖下には穏やかな流れの川が広がり、要塞の内部は迷路のように入り組んでいて、訪れる人に冒険気分を味あわせてくれます。

7. ルクセンブルク国立歴史美術博物館

ルクセンブルク国立歴史美術博物館

出典: By Werneuchen - Own work, Public Domain, https://en.wikipedia.org/w/index.php?curid=75619260

ルクセンブルクの街に美術館ができたのち、近代的な中央館が増築され歴史考古学に関連する史料も展示されるようになりました。また、隣接する通りの邸宅も美術館の一部となり、さらに立派な建物となりました。現在は地上5階、地下5階あり展示室は120ほど。

所蔵品で目玉なのは、およそ60平方米にも及ぶモザイク床です。西暦240年ころのものと推定されていますが、状態がとても良く、ホメロスと9人の女神の絵柄をはっきりと確認することができます。所蔵されている絵画はルクセンブルクに縁のある画家が描いたものが多く、カフェも併設されています。美術鑑賞した後はのんびりとお茶をするのも優雅で素敵ですね。おすすめはホットチョコレートです。

8. アドルフ橋

アドルフ橋(ルクセンブルク)

ルクセンブルクのシンボル的存在でもあるアドルフ橋は、「ニューブリッジ」とも呼ばれています。旧市街と新市街を結ぶ重要な役割を果たし、列車も頻繁に行き交う場所です。巨大な石造りのアーチが美しく、高さ約43m、長さ約84mという壮大なスケールを誇ります。

ペトリュス川の渓谷に架かるこの橋は、豊かな自然に囲まれ、四季折々で異なる美しさを見せてくれます。その優美な姿は世界的にも知られており、パンフレットやポストカードにもよく使用されているため、一度は目にしたことがある人も多いでしょう。

実際に訪れてみると、想像を超える迫力。高低差のある地形を活かした設計で、高地から橋を眺めたり、低地まで降りて上を見上げたりと、それぞれの視点で楽しめます。

9. サン・ジャン教会

サン・ジャン教会(ルクセンブルク)

アドルフ橋のはるか下、渓谷の崖下にひっそりと佇むサン・ジャン教会は、14世紀に建てられました。フランス革命以前はベネディクト派の修道院として使用されていて、女子刑務所も兼ねていたそうです。重厚な扉を開くと、そこにはこじんまりとした礼拝堂があります。

川沿いにそびえ立つ細長い尖塔が特徴的で、遠くからでもすぐに見つけることができ、崖上にあるボックの砲台からも確認することができます。低地の一帯はグルントと呼ばれていて、中世に迷い込んだかのような気持ちになる街並みが絶景です。

上から眺めると尖塔や中庭の様子が一度に見え、外観はとてもシンプルで周りの景観にもとけこんでいます。観光客の姿もそれほど多くなく、ルクセンブルクでのんびりとした時間を過ごすことができますよ。

10. アルム広場

アルム広場(ルクセンブルク)

ルクセンブルク中央駅から徒歩20分ほどの場所に位置するアルム広場は、旧市街の象徴的なスポットです。周囲には市庁舎や観光案内所があり、観光客だけでなく、ルクセンブルクを訪れる多くの人々が足を運ぶ場所でもあります。

「アルム」とは軍隊を意味し、かつてこの地には駐屯所がありました。しかし、1554年に発生した大火災によって広場は焼失。その後再建され、現在の美しい姿へと生まれ変わりました。広場にはおしゃれなレストランやカフェが立ち並び、観光客はもちろん、地元の人々もリラックスした時間を過ごしています。

観光シーズンには音楽やダンスのイベントが頻繁に開催され、多くの人でさらに賑わいを見せます。広場を散策するだけでも十分楽しめる、魅力あふれるスポットです。

11. 聖ミカエル教会

聖ミカエル教会(ルクセンブルク)

ルクセンブルク市で最も古い教会として知られる聖ミカエル教会(サン・ミッシェル教会)は、決して目立つ外観ではなくひっそりとルクセンブルクの街並みに馴染んでいます。現在の建物は17世紀に再建されたものです。ボックの砲台の近くにあるので、立ち寄りやすい場所ですね。

建物の建築様式はゴシック、バロック、ロマネスクなどの混合様式で、様々な文化に触れてきた長い歴史を感じさせられます。観光客も自由に中にで入りすることができ、静かでとても素朴な雰囲気に心が癒される教会です。

礼拝堂には美しいステンドグラスもあり、奥の祭壇を眺めていると心が落ち着きます。高台の見晴らしのいい場所にあるので、ボック砲台から見下ろしたり、低地のグルントから見上げてみると、ルクセンブルクのまた違った表情を楽しむことができます。

12. 聖ウィリブロード修道院

聖ウィリブロード修道院(ルクセンブルク)

ルクセンブルク東部、リトル・スイスの異名を持つミュラータール地方の中心地エシュテルナッハに位置する聖ウィリブロード修道院。この修道院は中世の西暦700年頃に創建され、ルクセンブルク国内で最も古い歴史を持つ、街のシンボル的存在。尖塔や鐘楼が特徴的な威厳ある建築物で、その風格は訪れる人々を魅了します。

修道院には博物館が併設されており、写真やパネルなどを通じてその長い歴史を学ぶことができます。街のシンボル的存在であり、訪れる価値のあるスポットです。また、周辺には学校があり、日中には地元の学生たちの姿も見られ、穏やかな雰囲気の中で観光を楽しめます。

13. シェンゲン城

シェンゲン城(ルクセンブルク)

出典: Nikilux - 投稿者自身による著作物, CC BY-SA 3.0 lu, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=21717786による (CC BY-SA 3.0)

ドイツとフランスとの国境に位置する町、シェンゲン。もともとはブドウ畑が広がる小さな町でしたが、シェンゲン協定が結ばれた場所として世界的に知られるようになりました。この協定により、現在EU内ではパスポートチェックなしで国境を自由に行き来が可能となっています。町には協定に関連する博物館や記念碑があり、そのすぐそばにはシェンゲン城が佇んでいます。

シェンゲン城は現在ホテルとして利用されており、宿泊できる古城として人気のスポット。周囲には歴史を感じさせる塔や美しい庭園が広がり、中世ヨーロッパの雰囲気を堪能できます。宿泊しなくても建物の見学は可能ですが、訪れる際にはマナーを守りましょう。近くのカフェでワインを楽しみながら、ゆったりと流れる時間を満喫してみてはいかがでしょうか。

14.憲法広場

出典: commons.wikimedia.org

ルクセンブルク旧市街の入り口に広がっているのが憲法広場で、元々は川に面した砦があった場所です。中央には、第一次世界大戦の戦没者慰霊碑がそびえ立ち、広場のシンボル的存在になっています。対岸の新市街を一望することができ、ルクセンブルクで最も眺めがよいスポットとともいわれていて、景色を楽しみにやって来る観光客やルクセンブルクの地元の人でいつも賑やか。代表的な観光スポットなので、周辺にはお土産屋さんやレストランが軒を連ねているので、散策するのが楽しい場所です。

冬の時期以外は観光用のミニトレインが走っています。、憲法広場から崖下のグルトン地区を抜けてボック砲丸のある対岸までおよそ1時間で往復。散策観光に利用してみてはいかがでしょうか?

15. エッシュ・シュル・シュール城

出典: commons.wikimedia.org

ルクセンブルクから電車とバスを乗り継いだ田園風景が広がる田舎町、エッシュ・シュル・シュール。シュール川の上流に位置するこの村は独特の地形をしていて、岩山の上には城跡や教会などが建ち並びます。U字型に曲がったシュール川の中心にある小高い丘の上にエッシュ・シュル・シュール城があります。城と言っても現在は半壊していてるので、ほとんど土台の分だけが残っている状態。ですが、高台にあるので街のシンボルです。麓は街の中心地となっていて、ツーリストインフォメーションもあります。

城跡は手つかずのまま自然な状態で教会の建物もあり、ちょっとした探検気分を味わえます。高台から村の集落を見下ろすと、可愛らしい家々が立ち並ぶ姿が一望できます。この集落の家はみな屋根が黒く、ほかの町の風景とも雰囲気が違って味わい深いです。

16. マルシェ・ド・ノエル

出典: commons.wikimedia.org

毎年、クリスマスの1ヵ月前になると、ダルム広場と憲法広場が美しいイルミネーションで飾られ、クリスマスマーケットに生まれ変わります。ヨーロッパの味わい深いクリスマスの雰囲気を満喫できるので、毎年国内外から多くの観光客がやって来て連日にぎわいを見せます。どちらの会場もクリスマスグッズが売っているお店やワインや軽食を楽しめるお店など、どこもきれいに飾られていて見ているだけでも飽きません。また、簡易ステージが設けられていて、日によって歌や演奏を楽しむこともできます。

夜になるとイルミネーションが輝く中、アルコールも入り明るいムードで会場も盛り上がります。この時期に観光する機会があれば、ぜひヨーロッパのクリスマスムードを楽しんでみてください。

17.ペトリュス渓谷

出典: commons.wikimedia.org

ルクセンブルクの旧市街と新市街の間にあるペトリュス渓谷は、景観の一部として見過ごしがちですが、エレベーターが設置されていて下まで降りることができるので、ぜひ渓谷まで行ってみてください。そこには川の周りに森林が広がっていて、市街地とはまるで違う自然の景観が楽しめます。ルクセンブルクの街の中心にいながらにして、これほど自然と親しめる場所は他にはあまりないかもしれません。

ところどこには、渓谷の上と下を行き来できる階段もあり、歩いて下りることもかのです。上から眺める印象とは違って見通しもよく明るい雰囲気なので安心してルクセンブルクの散策できます。歩道の途中には公園があったり、ペットを連れて散歩をしているルクセンブルクの地元の人がいたりと、ほのぼのとした雰囲気で気分がリフレッシュしますよ。

18. ギョーム広場

出典: commons.wikimedia.org

ギョーム広場は旧市街の中心部にある小ぶりな広場で、観光客やルクセンブルクの地元の人々が行き交う賑やかな広場です。冬季には毎年スケートリンクが設置され、子供やカップルなど大勢の人がスケートを楽しむ姿が見られます。広場の一角にはツーリストインフォメーションや市庁舎があり、ギョーム2世の騎馬像もあります。

周りにはお洒落なカフェやレストランもあるので、ルクセンブルクの街の散策で歩き疲れたら、広場の様子を眺めながら食事やティータイムを楽しむのもいいですね。夏場や天気のいい日はテラス席でのんびりするのがおすすめです。近くにはお土産屋さんもあるのでのんびりショッピングもできる観光スポットです。

19. ロワイヤル通り

出典: commons.wikimedia.org

ギョーム広場から北へ向かう通りがロワイヤル通りで、交通量が多く非常に大きい通りです。各国の銀行がこの通り沿いに集まっていて銀行通りとも呼ばれ、ルクセンブルク経済の拠点にもなっています。1993年から現在まで、一人あたりの国内総生産額が世界一という、経済大国を象徴する通りです。

周辺には大型ホテルチェーンも多く立ち並び近代的な建物が集中しています。また、高級ブランド店も多く出店しているので、買い物を楽しむ人の姿も見られます。クリスマスシーズンには通り沿いのビルが華やかなイルミネーションで美しく飾られ、街全体が華やかな雰囲気に包まれます。

20. ルクセンブルク市歴史博物館

出典: commons.wikimedia.org

旧市街にあるルクセンブルク市歴史博物館は、建物の一部が全面ガラス張りのとてもモダンで目を引く建物です。歴史ある古い建物の街並みの中に、突然真新しい雰囲気のビルが現れるので、少し驚く光景かもしれません。周辺は坂道も多く、少し奥まった場所にあるのでツーリストインフォメーションで場所を確認しておくと安心です。

ルクセンブルク市が発展していく様子や独自文化の発展などを学べるので、ルクセンブルクの観光のスタート地点としておすすめ。歴史などの背景を知ってから実際の場所に行ってみると、見方も変わってさらに教養が深められます。

◎まとめ

古き良き中世ののヨーロッパを体験できるルクセンブルクはいかがでしたか?ヨーロッパの観光定番国へ訪れるのももちろん良いですが、小さくてあまり知られていなくても見どころ満載の国では特別な思い出ができること間違いなしです!ルクセンブルクの隣国に訪問した際に足を延ばしてみても良いですよね。一度に数か国を巡れるのもヨーロッパ旅行の醍醐味ですから、訪問国の一つとしてルクセンブルクにもぜひお立ち寄りください。

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