大理石の産地「大理」はバックパッカーの聖地!おすすめ観光スポット10選

画像出典:maxpixel.freegreatpicture.com

大理石の産地「大理」はバックパッカーの聖地!おすすめ観光スポット10選

雲南省の中西部に位置する大理市(だいり)は、白族(ぺー族)の自治州であり、古くからチベットやミャンマーとの交易の要衝地として知られていました。

観光業も盛んで、以前は欧米人の旅行者が長期滞在していましたが、今では各地の中国の若者が、バックパッカーとして訪れています。そのまま住み着いて仕事を始める人々もいるほどで、観光に行ってみると、活気が生まれている様子がわかると思いますよ。

また、言わずと知れた大理石の産地でもあり、昔ながらの白族の住居には、贅沢に大理石が使用されています。そんな大理の観光スポットを今回は厳選して10ヶ所紹介していきます!

目次

大理石の産地「大理」はバックパッカーの聖地!おすすめ観光スポット10選

目次を閉じる

1.洱海湖

出典: pixabay.com

中国で7番目に大きな淡水湖であり、面積は約250平方kmの洱海湖。耳の形に似ていることからその名がつけられたこの湖は、大理の人々に欠かせない水源である上に、大理有数の観光スポットとして知られています。

湖は海抜2,000m近いところにあり、水は高い透明度を誇ります。水面に空がくっきりと反射する景色は、大理観光に外せない絶景ポイント!遊覧船や漁船でクルーズを楽しむこともできるので、湖上からの眺めを見たい方は参加してみてくださいね。

周囲は自然豊かな田園風景が広がり、牧歌的。夜は満点の星が空に輝くことでも知られています。

2.崇聖寺三塔(すいせいじさんとう)

出典: ja.wikipedia.org

唐代末期の南詔国の時代に建てられた歴史深いスポット「崇聖寺三塔」。大理の中心部から2kmほどのところに位置します。

建設当初は、寺院とともに建造されましたが、地震災害などの被害を受け、今では3つの塔が残るのみ。この3塔も少し傾いていたりしますが、大理のシンボルであり、大里定番の観光スポット!蒼山を背景にしてそびえる姿が美しいですよ。

絶好のビューポイントと言えば、三塔の南から1キロ離れた所にある三塔倒影公園からのアングル。エメラルドグリーンの水面に反射する美しい逆さ三塔を見ることができますよ。大理観光に来たら必ず誰もが一度は目にする観光名所です。

3.蒼山

出典: He Mou

大理観光のハイライトになるであろう蒼山は、海抜4,000mほどの19の峰からなっています。

真夏でも雪が溶けることの無い姿を称えて、雲南大理の四大景観の「風花雪月」の中の雪として名声を集めています!山頂はほとんどいつも雲や霧に覆われていて変化の激しい気候ですが、晴天時には丸型の虹が現れることも。

所要時間30分のロープウェイで山頂付近まで到達することができるので、初心者でもお手軽に4,000mからの景色を眺められるんですよ!登山ルートには石楠花が咲いています。草花を愛でながら行く観光も風情があります。

またこの蒼山が、有名な大理石の産地であることも大理を観光する上で豆知識として覚えておいてくださいね。

4.大理古城

出典: utpala ॐ

全長6kmの城壁に囲まれたエリアを指す大理古城は、その昔、南詔国、大理国の都として栄えた場所です。一歩足を踏み入れればまるでタイムスリップしたかのような景色が広がり、大理に来たら必ず訪れるべき観光スポット!

風情ある街並みは歩いているだけでもワクワクしますが、お土産屋からゲストハウス、カフェ、レストランなど観光客向けのお店は何でも揃っているのも魅力。特に洋人街という通りに、それらのお店が集中していて、日本食レストランも見つけられることでしょう。

この大理古城の特色は裏道へ入ると地元の人びとの居住エリアが残っていること。この観光地と生活空間が混じり合う雰囲気が心地よく、長期滞在してしまう観光客もいることで知られています。

5.喜州鎮

出典: He Mou

大理の街から北へ約18km、洱海湖の西側に位置する喜州鎮は白族の町であり、文化体験などが出来る観光スポットです。

豪族の屋敷だと言われている厳家大院は、他の住居と比べても規模が大きく豪華絢爛!屋敷の中に設けられた劇場で、白族の少年少女による歌と踊りを交えた芝居鑑賞はここでの観光の見どころです。

また、ここでは白族の飲茶文化である三道茶体験を行うことができます。1杯目は苦く濃いお茶、2杯目は甘いお茶、3杯目は辛みが残るお茶と3回に分けて異なる味覚を楽しむのが三道茶の作法。大理でお茶を学ぶ観光というのも粋で良いですね。

白族の住居は三坊一照壁、四合五天井と呼ばれる様式で作られていて、この喜州鎮でもそれが見られます。壁は白く、庇が反り返っていることも特徴のひとつです。

6.沙渓古鎮

出典: Jakukyo Friel

世界記念物基金の専門家に「最も完全に保存された茶馬古道の市である」と称される沙渓古鎮。古い街並みがそのまま残る、大理郊外の観光スポットです。

茶馬古道とは、その昔、チベットの馬と雲南のお茶を交換したことからその名がついた交易路のこと。その距離3,000km以上に渡ります。その中でもこの沙渓古鎮は、最盛期には、100件以上の馬宿と商店が軒を連ね、1,000人ものキャラバンが休憩していたというから相当な規模。

沙渓古鎮には馬方を生業として財を成した人々がいますが、その内の一人が建てた欧陽大院は、白族の伝統を最も強く表している家屋。大里を訪れる観光客を魅了し続けるスポットです。

大理古城よりも、さらに、自然のままに残っている沙渓古鎮でノスタルジックな情景をお楽しみください!

7.蝴蝶泉

出典: 東華 林

蝴蝶泉は大理古城から北に約24kmのところに位置し、蒼山のふもとにあります。毎年5月ごろには黄色い蝶が飛んできて、泉の上を華麗に舞う姿が観光客を魅了します。

園内には蝴蝶博物館があり、蝶が飛び交うシーズンでなくても蝶を鑑賞することができますよ。他にも、入り口付近に並ぶ藍染工場では、藍染の見学も可能でバラエティ豊かな観光となることでしょう!

旧暦の4月15日には蝴蝶会と呼ばれるお祭りが行われ、白族の若者がおめかしした衣装を身に纏い、歌や踊りと共に愛を語り合う場として盛り上がります。蝴蝶泉は大理周城から1kmほど。お城と併せた観光もおすすめです!

8.大理周城

大理古城から約23km北へ向かったところに位置する大理周城は、大理で最大の白族の自然集落。今では観光地化されていて、藍染の里として藍染作業を見学したり、商品を購入することができます。周城に住むほとんどの人が藍染に関わっているので、街のいたるところで、軒先に藍染の布がつるされているのを見かけるという珍しい観光名所です。

大理周城は他の白族の集落と同じように三坊一照壁、四合五天井のスタイルで住居が建てられていて、藍染の布と共に彩る街の景観は他に類を見な、情緒溢れる美しさですよ。藍染製品は芸術的、歴史的にも評判が高く大理観光のお土産としてもぴったりなのでぜひお気に入りの1点を探し出してくださいね!

9.天龍八部影視城

天龍八部影視城は「天龍八部」をドラマ化した時のセットがある観光スポットです。敷地は46ヘクタール、総工費約1億元という中国南部最大のスケールのロケセットは、現在、テーマパークとして観光客にもオープンしています。また、未だにロケ地としても使われていて、中国で人気の映画やドラマの多くはこの地で撮影されているんですよ。

3つのエリアは大理国、遼国、そして西夏王宮と女真族の村に分けられていて、各地で捕り物シーンや獅子舞などのショーの見物をすることができます。大理国の時代を再現したセットだけでなくスタッフも当時の衣装を着ているので、まるで自分が大理国の時代に遡ったような気分にさせてくれる観光名所です!

10.大理市博物館

出典: pixabay.com

1986年に設立された雲南省で最初の博物館「大理市博物館」は、多くの観光客が訪れる観光スポット。建築様式に白族の三坊一照壁、四合五天井を取り入れていて、文化を色濃く感じるデザインとなっていますよ。

4,000年近く続く大理地方の歴史を、南詔国と大理国の二大大国を中心に紹介していて、青銅器や陶磁器の他に碑文なども展示されています。もちろん大理石の製品もあり、ここにしかない貴重なものが多く展示されているのが特色なんですよ。

全国には30の少数民族自治州が存在しますが、その中でも最も遺跡や文化が多いと認められた地域が大理で、研究者からも注目されているエリアです。今後ますますこの博物館に貴重な展示品が増えていくかもしれないので、ぜひとも観光に行きましょう!

◎まとめ

いかがでしたか?大理はまるで時代が止まったかのような街並みが今も残っていますが、魅力を感じた人々が移り住み、新たなエネルギーも入り込み、新旧が融合した街です。観光客を昔から受け入れてきたので、大理古城の洋人街など、大理は小さな街ながら観光地として洗練されているのもうれしいところ。

沙渓古鎮や喜州鎮など茶馬古道を支えた宿場町として栄えた観光スポットは白族の貴重な歴史や文化が残りどこもユニークで制覇したくなります。大理観光に出かける際は今回紹介してきたスポットを見返してオリジナルなプランを立ててくださいね!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

大理でおすすめの記事

    大理の記事はまだありません。

大理のアクセスランキング