名称:春日山原始林
住所:奈良県奈良市春日野町春日山
公式・関連サイトURL:http://www.pref.nara.jp/25846.htm
飛鳥時代や奈良時代に、日本の都として栄えていた奈良県。古代からある遺跡や古墳が有名で、京都と並んで日本の伝統文化の象徴する地域です。ここにはたくさんのお寺や神社、山が点在していて、各スポットでの体験を通じて歴史の世界に浸るれます。
奈良県は一年を通じて伝統的なイベントが多く、夏には灯籠を使ったイベント、冬には山焼きなど、火を使用したイベントを観光する体験可能。また、人と牛に砂をかけるという珍しいお祭りも見られます。古の都・奈良県の素晴らしい体験が得られるスポットを紹介します。
目次
奈良県の体験スポット15選。お寺やお祭りで奈良の情緒を体感しよう!
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1.神様が宿る世界遺産「春日山原始林」
標高がおよそ500m、面積はおよそ250haある原始林です。厳密には原始林だけではなく、人工的に作られた個所も存在し、16世紀には約1万本のスギを豊臣秀吉が植えたそうです。古くから神様が宿る場所として保護されていて世界遺産にも登録されています。ハイキングに最適な場所で、紅葉も綺麗。秋の情緒を体験するのに最適です。
2.江戸時代から伝わる伝統「鹿の角きり」
このイベントは、毎年秋に奈良公園で行われる伝統行事で歴史は約300年あまり。江戸時代から続いています。江戸時代のはじめ、奈良奉行が当時、鹿の管理を任されていた興福寺から許しを得て始めたものと言われています。
雄の鹿にだけ生える角は、鹿どうしが突きあって死傷したり、人に危害を加えかねない危険も。そうした危険を防ぐためにも行われています。角きりの光景はまさに人と鹿との戦い。10人以上の勢子が鹿を追い回して角を切る姿を見るため多くの観客が集います。切ったばかりの角を持っての撮影の体験もありますよ。
名称:鹿の角きり
住所:奈良県奈良市春日野町160 奈良公園鹿苑角きり場
公式・関連サイトURL:http://naradeer.com/
3.古墳もある公園の中の山「若草山」
奈良公園の東の端にある若草山。「三笠山」という別名も付けられています。3つの笠が重なっているように見えるのが別名の由来です。桜、ススキ、紅葉など1年を通じて季節の自然を体験可能な奈良の代表的なレジャースポットです。自然を堪能するだけでなく、山の頂上には古墳があるので古代の歴史も感じられます。
名称:若草山
住所:奈良県奈良市春日野町若草157
公式・関連サイトURL:http://www.pref.nara.jp/6553.htm
4.寺や鹿が満喫!奈良市のシンボル「奈良公園」
若草山も含め、奈良のさまざまな魅力が味わえる王道のレジャースポットが奈良公園です。公園の中には鹿がいて、さらに売店では鹿せんべいが売られているので、購入して鹿に食べさせてみましょう。せんべいを欲しがる鹿にエサをやる体験に癒されること間違いなし。鹿たちとの触れ合いは子供にとっても楽しい思い出になるはずです。
鹿と触れ合えるだけでなく、この公園の中には東大寺や春日大社と言ったお寺、神社も沢山。歴史とふれあい体験が両方楽しめる場所です。
名称:奈良公園
住所:奈良県奈良市雑司町 春日野 高畑町 登大路町
公式・関連サイトURL:http://nara-park.com/
5.「奈良国立博物館」で古都の芸術を堪能
収蔵されているコレクションは全部で約1800件。奈良県を代表する国立の博物館です。ギャラリーは全部で4つから構成されていて、そのうち「なら仏像館」は国の重要文化財にも指定されています。仏像館の建物を見たり、写真を撮ったりするだけでも、クールな日本文化を体験できます。館内には仏像の彫刻や中国の青銅器など、たくさんの歴史と文化に出会えます。
名称:奈良国立博物館
住所:奈良県奈良市登大路町50
公式・関連サイトURL:http://www.narahaku.go.jp/
6.「平城宮跡」は奈良時代の華やかさを今に伝える
京都や大阪から近鉄電車で奈良へ向かうとき、大和西大寺駅を過ぎたところで車窓から見えてくるのがこの平城宮跡です。敷地はおよそ130ha。広大な草原の中にそびえたつこの宮殿は、8世紀の平城京の華やかな文化を現在に伝えています。
毎年春と秋には「平城京天平祭」が行われ、珍しい鷹狩りを見れたり、当時の衣装に身を包んだミス奈良にも会えたりします。さまざまなイベントで8世紀当時の文化を現代に伝え、観光で訪れる人々から親しまれています。
名称:平城宮跡
住所:奈良県奈良市登大路町30
公式・関連サイトURL:http://heijo-kyo.com/
7.奈良を代表する大寺「興福寺」
大化の改新を成し遂げたことでも有名な藤原氏の祖公、中臣鎌足。彼の病状回復を祈願して作られた山階寺が母体で、その後、壬申の乱や平城京への遷都による度重なる移設を経て710年、現在の「興福寺」の名前になりました。
お釈迦様の遺骨を収めるために730年に建立された五重塔は、この地域を代表する観光スポットで、その歴史に驚かされます。春夏秋冬周囲を彩る境内の自然も見どころのひとつ。境内は24時間開いているので時間を気にせずじっくり回れます。夜のお寺を見る体験はなかなかないと思うのでぜひ。
名称:興福寺
住所:奈良県奈良市登大路町48
公式・関連サイトURL:http://www.kohfukuji.com/
8.参拝者も点灯が可能「春日大社万灯籠」
◇万灯籠◇
— 絶対行きたい!日本の絶景! (@o8231119) March 6, 2017
奈良大文字送り火、春日大社中元万灯籠とともにお盆の奈良最後の行事、東大寺万灯供養会として東大寺で行われる。
大仏殿の周りに約2500基の灯籠が並べられ、先祖への供養が行われる。 pic.twitter.com/MIbnSdllbJ
節分の2月、そして8月のお盆に毎年行われる行事で、歴史は800年以上。8月の灯籠では、春日大社の本殿で舞の奉納も同時に行われます。春日大社は日本で一番灯籠の数が多い神社と言われていて、その数は全部で約3000を数えます。参拝者も有料で点灯が体験可能です。ぜひ幻想的な灯籠の絶景をお楽しみください。
名称:春日大社
住所:奈良県奈良市春日野町160 春日大社
公式・関連サイトURL:http://www.kasugataisha.or.jp/index.html
9.「なら燈花会」で心を癒そう!
毎年8月上旬に奈良市内の、主に奈良公園周辺で行われている灯籠の行事です。日によっては春日大社や東大寺、興福寺などと言った、この町の代表的な神社仏閣があるエリアに到るまで、幻想的なロウソクのライトアップを体験可能。1999年から毎年開催されています。観光で疲れた体を、ろうそくの灯りが咲き乱れる風景で癒しましょう。
名称:なら燈花会の会
住所:奈良県奈良市奈良公園など
公式・関連サイトURL:http://www.toukae.jp/
10.一風変わった奈良の祭り「砂かけ祭」
日本には一風変わった「奇祭」と呼ばれるお祭りが各地に存在しますが、奈良の廣瀬神社で行われている砂かけ祭もそのひとつです。これは毎年2月11日の建国記念日に行われます。
1300年あまり前の飛鳥時代に天武天皇がはじめた「大忌祭」が発祥と言われ、参拝者が田人と牛に向かって太鼓の合図で砂をかけ、五穀豊穣を祈願します。砂がかかると厄よけにもなると云われています。気合いを入れてレインコートやゴーグルを装備した参拝者が多く、他では味わえない体験です。
名称:廣瀬神社
住所:奈良県北葛城郡河合町川合99 廣瀬神社
公式・関連サイトURL:http://www.hirosetaisya.com/
11.「大」の字をかたどった慰霊の祭典「奈良大文字送り火」
奈良の夏の風物詩で1960年から高円山で開催。英霊の供養や世界の平和を祈る、火を使った祭典です。火を使用してかたどる漢字の「大」の字は宇宙を意味し、市内の各所から眺められるほど。国内では最大級の大きさです。午後8時から2500基におよぶ灯籠に点火が始まり、夏の夜の古都に荘厳な火の絶景を見る体験が得られます。
名称:奈良大文字送り火
住所:奈良県奈良市上三条町23-4 大文字保存会
公式・関連サイトURL:http://www.kasugano.com/kankou/summer/naradaimonji.html
12.日本で最も古いお寺の流れを汲む「元興寺」
飛鳥時代に絶大な権力をふるった豪族、蘇我馬子が建立した法興寺を平城京に移したものと言われています。世界遺産や国宝にも指定されており、境内には四季を通じてさまざまな花が咲き誇ることから「花のお寺」とも呼ばれ、親しまれています。国宝がかなり至近距離で見るられるのでおすすめです。桜、ツバキ、キキョウなど、季節の花を堪能する観光スポットでもあるので、ぜひ一度素晴らしい光景を体験してみましょう。
名称:元興寺
住所:奈良県奈良市中院町11
公式・関連サイトURL:http://www.gangoji.or.jp/
13.金堂が有名な「唐招提寺」
1998年にユネスコの世界文化遺産にも登録されたお寺で、本尊の盧遮那仏は国宝にも指定されています。奈良時代に現在の中国にあたる唐からやってきた僧侶、鑑真が天武天皇の7番目の皇子が住んでいた土地を譲り受け、このお寺を建立しました。
盧遮那仏は金堂の中に鎮座しています。金堂の姿はとても厳かで、奈良時代の歴史を感じさせる建物です。とくにおすすめは御影堂の鑑真和上像と東山魁夷氏の襖絵ですが、毎年6月頃に数日の公開となっています。その他の期間も開山御廟や身代わり象は公開されています。
名称:唐招提寺
住所:奈良県奈良市五条町13-46
公式・関連サイトURL:http://www.toshodaiji.jp/about.html
14.「西大寺」は真言律宗の総本山
近鉄線の駅名にも使用されているこのお寺は、真言律宗の総本山です。奈良時代に造られた南都七大寺のひとつで、ご本尊には重要文化財にも指定されている釈迦如来立像が置かれています。
765年に称徳天皇によって創建されましたが、当初は堂宇が110あまり存在し、東大寺に並ぶほどの寺域が存在したことから、奈良県では「幻の大寺」とも呼ばれています。
年間を通してさまざまなイベントが開催されており、中でも「大茶盛り」は特大のお茶碗で抹茶を味わう体験です。
名称:真言律宗総本山 西大寺
住所:奈良県奈良市西大寺芝町1-1-5
公式・関連サイトURL:http://saidaiji.or.jp/
15.奈良の1月の伝統行事「若草山焼き」
広大で、自然と歴史の両方を体験できる若草山では、毎年1月に「山焼き」という行事が行われます。およそ340mの標高がある若草山に火をつけて、鎮魂や世界と奈良の平安を祈るために行われます。山焼きの前には打ち上げ花火も実施。珍しい冬の花火は必見です。山全体が炎に包まれるその風景はとても壮大で、冬の奈良の定番イベントです。
名称:若草山焼き
住所:奈良公園内 若草山一帯
公式・関連サイトURL:http://narashikanko.or.jp/yamayaki/
◎まとめ
奈良県は1年を通じてたくさんの催しが開かれ、様々な体験を得られます。いつで訪れてもその時々の魅力に出会えます。これらは全て町が有する長い歴史、果ては長い日本の歴史の中で育まれてきた数多くの伝統によって成り立っています。
自然豊かな原始林、公園や山など四季折々の花や自然を体験できるのはもちろん、何よりも長い日本の歴史の中で生まれたお寺や仏像などの文化財、そしてお祭りなど、単なる出来事に留まらない奥深さがあると思います。四季折々のイベントが目白押しの奈良県・奈良の町をぜひ訪れてみてください。
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