【世界遺産】ブールジュ大聖堂の魅力とは◎不運の連続が誕生理由?

【世界遺産】ブールジュ大聖堂の魅力とは◎不運の連続が誕生理由?

世界遺産のブールジュ大聖堂が建つブールジュはケルト時代からベリー地方の中心地として栄えた町です。フランス各地からスペイン北西部にある世界遺産の巡礼路「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の通り沿いに建っています。

ブールジュ大聖堂は、同じく世界遺産のシャルトル大聖堂と並ぶフランスゴシック建築の最高傑作の一つと認められ、1992年に世界遺産に登録されました。今回は何度も改築を繰り返し世界遺産に登録された、ブールジュ大聖堂についてご紹介したいと思います。

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【世界遺産】ブールジュ大聖堂の魅力とは◎不運の連続が誕生理由?

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ブールジュ大聖堂とは?

ブールジュ大聖堂は、ベリー公の時代から続く芸術の街ブールジュの世界遺産です。ティンパヌム、彫刻、ステンドグラスが素晴らしい大聖堂で、5連の入口を持ち、奥行き約124メートル、幅41メートルとフランスでも最大級の大きさを誇っています。

ブールジュ大聖堂の始まりは3世紀。キリスト教信徒が建てた小さなものでした。11世紀にロマネスク様式に、1198年にはゴシックへと改装しています。14世紀からは基礎工事が不十分だったためか南塔が崩れ、16世紀には北塔が倒壊するなど災難続きでした。何度も改装されるうちに、世界遺産にも認められる大聖堂が出来上がりました。19世紀の大改修で、色々な様式が混在したアンバランスな外観になりましたが、フランスの文豪たちはこの大聖堂を魅力的に感じ賞賛したことでも有名な世界遺産です。

アクセス

世界遺産のブールジュ大聖堂へのアクセス方法をご紹介します。パリのオステリルッツ駅からブルージュ駅までは急行で約2時間です。

世界遺産のブールジュ大聖堂は、ブールジュ駅から約1kmの場所に位置しています。バスを利用するなら、プランシャで下車。広場から延びるRue du Commerceを歩くと世界遺産のブールジュ大聖堂へ着きます。ブールジュ駅からは徒歩約20分なので、散策がてら徒歩で向かうこともできますよ。

おすすめポイント:①ブールジュ大聖堂の外観

出典: 空  / PIXTA(ピクスタ)

世界遺産のブールジュ大聖堂の正式名所は「サン=テチエンヌ大聖堂」で、フランスゴシック建築の中でも最大級の大きさを誇っています。外観で最大の見どころは、中央入口に大きく描かれている彫刻です。ダイナミックな装飾は、ブールジュ大聖堂がさすが世界遺産と思うほど感動的。特に最後の審判は見ごたえ抜群です。

北扉口には13世紀に造られたキリストの昇天が描かれ、左右の柱頭彫刻も壮麗です。フランボワイアン・ゴシックの回廊は天井の美しいカーブとレリーフ、落ち着いた色合いの壁も魅力的です。魔除けのガーゴイルや天使もいるので、探しながら世界遺産のブールジュ大聖堂を観光してみてはいかがでしょう。

おすすめポイント②:ブルージュ大聖堂の内装

世界遺産のブールジュ大聖堂内は、絢爛豪華で明るさと広さに圧倒されます。二重側廊になっていることが特徴の世界遺産で、翼廊がないので視界もスッキリと見渡せます。ブールジュ大聖堂の中央の身廊は、ゴシック様式の特徴の一つとされる高さ37メートルもある高い天井も見逃せません。

中央祭壇を取り囲むように美しいシャンデリアが施されています。中央祭壇の彫刻は見逃せません。キラキラ金色に輝く祭壇には、キリストの生涯とグラナダ戦争の場面が彫刻され色彩も豊かです。

おすすめポイント③:ブルージュ大聖堂のステンドグラス

出典: アイゼナッハ / PIXTA(ピクスタ)

世界遺産のブールジュ大聖堂にとって、ステンドグラスの美しさはとりわけ大きな特徴です。周歩廊の「最後の審判」のステンドグラスは特に有名です。深い青と輝く赤の光のシャワーが魅惑的な輝きを放っています。

重厚かつ繊細なステンドグラスは、外の光の変化に応じ注がれる調光が言葉を失うほど可憐です。戦争で破壊されたり自然に壊れたりとブールジュ大聖堂が建て替えると同時にステンドグラスも少しずつ増えました。ブールジュ大聖堂の変遷を垣間見ることができます。

◎まとめ

世界遺産のブールジュ大聖堂をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ブールジュ大聖堂の塔には396段の階段があり、黒と赤の屋根が入り混じった市内のパノラマを望める世界遺産です。フランスゴシック建築の最高傑作の一つとして世界遺産に登録されました。ブールジュ大聖堂のステンドグラスから注がれる光は一日中でも見ていたくなるほど素敵なものです。ぜひ、訪れてみてくださいね。

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