【石川県】小松市観光で欠かせない観光スポット5選！

石川県と聞いて金沢・能登観光を思い浮かべる方は多いでしょう。金沢市は城下町として知名度が高く、北陸新幹線開通で話題の観光都市ですが、金沢駅から電車で数十分程の小松市にも観光名所が点在しているんですよ。

小松市内にある小松空港は遠方の観光客を迎える石川県の玄関口として重要な役割を担っています。空港内施設「空カフェ」の小松産コシヒカリとトマトが使われたトマトカレーは、手早く食べられ美味しいと観光客に人気なんですよ。小松市特産品を扱う土産店は待ち時間を有効に使えるので観光客にはありがたいですね。そして松尾芭蕉が称賛した小松うどんも小松市名物として注目されています。

ここでは小松市観光で外せない観光名所をご紹介します。

1. 加賀伝統工芸村ゆのくにの森

「加賀伝統工芸村ゆのくにの森」は石川県伝統の金箔塗り・九谷焼・輪島塗等代表的な伝統工芸体験が集結した小松市観光される方必見の施設です。

ここ小松市で加賀友禅型染めや蒔絵等貴重な体験ができるのです。ガラス工芸やどら焼き作りなど盛りだくさんで、その種類はなんと50種類以上！ここまでバラエティに富んだ体験施設自体滅多にありません。

普段目にすることのできない伝統文化を自分で手掛けることができるのも嬉しいですよね。小松観光の最高の思い出になること間違いありません。小松市観光中にぜひ立ち寄りたいですね。

いくつもコース受講し丸1日費やしてしまった、という観光客も多々いらっしゃいますので、時間に余裕をもって来館しましょう。とはいえ1日では足りないので、何度も小松観光に足を運びたくなります。

小松市に来たけれど時間がない方は施設内を巡りがおすすめ。広大な村内には築100年以上のかやぶき屋根の民家が点在し、その趣ある風景に感激され撮影に夢中になる観光客の姿も珍しくありません。純金箔と金糸で飾られた「黄金の間」は圧巻！その他見応え満載なギャラリーや食事処もあるので体験なしでも十分満喫できますよ。

入館料は大人540円ですが、その他体験コースにより別途料金となります。体験したいコースを確認してから訪れてみたいですね。

（価格は2016年12月25日現在のもの）

2. サイエンスヒルズこまつ

「サイエンスヒルズこまつ」は2014年にオープンした小松市の公共施設です。小松市は国内有数のものづくりの町として知られ、ものづくり精神の継承と科学技術の啓発を目的に小松製作所の工場跡地に建てられました。

科学というと堅苦しそうですが、白を基調としたなめらかな曲線の屋根や広々とした施設は明るく開放的な印象で建築美を感いじる完成度の高さから、近年小松市で注目の人気観光スポットなんです。

中でも日本最大級の立体視映像システムを取り入れた3Dスタジオは、迫力満点。精度の高さは見る人を圧倒しています。宇宙空間を漂っているようだと観光客含む来館者に好評で、天体好きな観光客に特におすすめです。

学校の理科室のような雰囲気の「ミラクルラボ」では科学実験等普段出来ない体験もでき、大人も子ども楽しめますよ。ぜひ家族旅行で訪れてみたいですね。

施設内のイタリアンレストランでは小松市周辺で収穫された新鮮なオーガニック食材にこだわりが。小松市特産の有機野菜料理を味わいながら美しい白山が一望できます。小松駅から徒歩3分程なので小松観光の際は一度ぜひ行ってみたいですね。

入館料は大人600円から4,000円（年間パスポート含む）です。目的により料金が異なります。

（価格は2016年12月25日現在のもの）

3. 苔の里

「苔の里」は全国農村景観百選に選ばれた美しい里山集落を小松市観光客向けに開放しており、四季折々の美しい風景を鑑賞することができます。

苔が生えるには長い年月が必要です。苔の鮮やかな緑色が一面に広がる風景はめったにお目にかかれるものでなく、とてもめずらしい観光スポットと言えます。鮮やかな緑色の苔のじゅうたんを見ると時間の流れと自然の成せる造形美に見とれ、清々しい気持ちになれると小松市観光客から好評です。最近は海外からの観光客からも熱い視線が注がれており、感激の表情で一面の苔を眺める外国人観光客の姿も。

基本的にガイドさんが同行し苔のお話と解説等聞きながら散策するのですが、苔の庭造りや育成の相談もできて有意義なひとときが過ごせたと観光客に評判。ただし、ガイド不在の日もあるので観光されるなら事前確認が安心です。ガイド不在なら駐車場奥の入口で清算後自由散策です。

入場料は一般500円です。環境整備協力金として運用されますので、観光しながら環境整備に役に立てる点も気持ちが良いですね。苔はデリケートな植物なので鑑賞時において色々な決まりごとが定められています。確認して楽しく観光したいですね。

（価格は2016年12月25日現在のもの）

4. 粟津温泉総湯（あわづおんせんそうゆ）

小松市観光の土産話をするなら粟津温泉なしで語ることはできません。

「金沢の奥座敷」とも呼ばれる粟津温泉は加賀温泉郷の1つに数えられ、1300年以上の長い歴史を持つ小松市の誇る温泉地です。石川県の霊峰白山を開山した泰澄（たいちょう）大師が白山権現のお告げに導かれ発見されたと言われています。

近隣には大規模な体験施設があり、伝統工芸制作に疲れたら粟津温泉特有のなめらかな肌触りとじんわりと暖まるお湯に入れる、「粟津温泉総湯（あわづおんせんそうゆ）」で一休みしてみてはいかがでしょうか。場所は小松駅から車で約20分・小松空港からは30分弱の距離にあります。料金は大人420円です。

（価格は2016年12月25日現在のもの）

5. 安宅（あたか）住吉神社

「安宅（あたか）住吉神社」は奈良時代782年に創建された小松市安宅町の由緒ある神社で交通安全・難関突破・縁結びにご利益があるとされています。松の木々が神聖さを醸し出しており、心が落ち着くと観光客に評判。参拝は勿論ですが、境内の安宅の関址（あたかのせきし）も必見ですよ。

ここは奥州平泉へ向かう途中の源義経が安宅関守の富樫氏に通行を咎められた場所なのですが、弁慶の機転により疑いが晴れ通行を許された逸話は歌舞伎の人気演目「勧進帳」で何度も再現されるほど有名な場所。弁慶・義経・富樫3人のそれぞれの立場からなる思いが交差し、緊迫したやりとりがここ小松市安宅の地で繰り広げられました。歴史とは人間の感情で動くものなのだと実感できる貴重な観光場所として観光客に一目置かれています。

歴史や歌舞伎好きな観光客だけでなく、与謝野晶子等有名歌人らが参拝に訪れたことのある神社でもあり、所々にある歌碑は文学通の観光客を楽しませてくれます。単なる祈願の場所でおさまらないところが安宅住吉神社の魅力ですね。

近くには日本海が広がり砂浜からゆっくり沈む夕日鑑賞ができるのも嬉しいところ。小松市観光のしめくくりにぴったりですね。

◎まとめ

小松市は歴史的観光名所等、観光資源だけに頼ることなくものづくりにも力を注ぎ発展しました。

小松市安宅は北陸海路を繋ぐ要所であり東に霊峰白山（はくさん）西に日本海というロケーションが魅力。粟津温泉街には以前ギネスブックに名を連ねた老舗旅館から格安旅館まで様々あり、小松市を訪れる観光客は嗜好に合う宿を選ぶことができます。小松市は空港や鉄道駅があり温泉郷もあることからリピーター観光客が多く、宿泊は小松市、とこだわる観光客もいます。

ぜひ一度小松市を訪れ小松市観光を満喫してくださいね。

【石川県】小松市観光で欠かせない観光スポット5選！