和歌山の恵み・梅と海を楽しもう!みなべ町でおすすめの観光スポット27選

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和歌山の恵み・梅と海を楽しもう!みなべ町でおすすめの観光スポット27選

和歌山県日高郡にあるみなべ町。みなべ町は別名「日本一の梅の里」とも言われ、最高の梅として全国的に認知されている南高梅の発祥の地です。和歌山県内で梅はたくさん生産されていますが、果実が大きく果肉が柔らかく厚みがあるみなべの梅は、「紀州みなべの南高梅」として商標登録されています。

また、黒潮が近いことから魚介類も豊富。名物のかまぼこや特産品の紀州備長炭は、観光土産として人気です。みなべの砂浜は、絶滅危惧種に指定されているアオウミガメの産卵地にもなっているのだとか。それでは、みなべ町のおすすめ観光スポットをご紹介していきましょう。

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和歌山の恵み・梅と海を楽しもう!みなべ町でおすすめの観光スポット27選

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1.みなべの梅を存分に楽しめちゃう「紀州梅干館」

みなべに観光に来たら外せないのが梅。日本一の産地ならではの、梅を楽しめる施設を訪れてみましょう。「紀州梅干館」では、梅干し作りの見学や体験ができるほか、製造過程を学ぶこともできます。

観光客に大人気なのが梅酒作り体験。風味の異なった3種類の梅酒を作ることができ、飲み比べも可能です。館内には梅の直売店があり、梅干しはもちろん梅ラーメンや梅クッキー、梅パイなど珍しい梅グッズが揃っています。試食コーナーでどんな味か確認してから購入できるのもうれしいですね。

2.ふらっと立ち寄りたい道の駅「みなべうめ振興館」

「みなべうめ振興館」は、阪和自動車道みなべICから国道424号を龍神方面に進んだ場所にある道の駅。規模の大きな観光スポットではありませんが、土産品が揃い休憩ができることから立ち寄る観光客が少なくありません。「歴史民俗資料館」や「うめ資料館」を併設しており、様々な情報を得ることができます。

「梅干し」という言葉が使われるようになったのは平安時代から。江戸時代に痩せた土地でも栽培できるようにと、紀州田辺藩が梅干し作りを推奨したのが梅の生産地としての始まりだっといいます。

人気スイーツの「梅ソフト」は、甘酸っぱくて美味しいみなべ町ならではの味わい。建物の最上階は展望台になっており、景色を楽しむこともできます。毎週火曜日は休館日ですので、訪れる際は注意しましょう。

3.みなべ町が誇る備長炭を知ろう「紀州備長炭振興館」

みなべ町では、現在も年間2tもの備長炭が生産されています。木炭の歴史は古く、平安時代に紀南地方で作られた熊野木炭が重宝されるようになり、江戸時代に備中屋長左衛門が普及に努めたことから備長炭が広まりました。みなべで作られる備長炭は炭素の純度が高く、火持ちが良いことから日本全国で愛されています。

「紀州備長炭振興館」は、子供連れのファミリーにもおすすめのスポット。備長炭は本来、職人が一週間かけて焼き上げるのですが、ここでは製炭窯を利用した備長炭作りを体験することができます。備長炭は燃料としてだけでなく、消臭や調湿、インテリアとしても使用することもあるそうです。

4.2月が見頃!日本一の美しい梅「南部梅林」

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「日本一の梅の里」と呼ばれるみなべを体感するなら「南部梅林」がおすすめ。7万本以上の梅林が植えられているこの「南部梅林」は日本最大級です。1月下旬から3月上旬の開花時期に訪れると、「一目百万、香り十里」の歌の通りどこまでも続く梅の花々を見ることができます。

散策路はAコース、Bコース、Cコースの3つがあり、それぞれ80分、60分、40分程かかります。開花時期になると出店もたくさん出るため、終日観光客で大賑わい!週末には各種イベントが開催され、より一層盛り上がりを見せます。梅まつり期間中は臨時バスが運行しているので、アクセスも便利ですよ。

5.みなべの山の緑を楽しみながら体を癒せる「鶴の湯温泉」

「鶴の湯温泉」は、鶴が体を休め湯治をしたという言い伝えから名づけられました。今では自然に囲まれた温泉スポットとして、地元の人や観光客にも人気の場所となっています。日帰りで温泉を楽しめるのはもちろん、宿泊施設も完備。お手頃価格なので、家族旅行や団体客にも喜ばれています。

温泉で体を休めた後は、みなべイチオシの旬の鍋をつつくのもおすすめ。観光客に人気の「熊野牛すき焼き」をはじめ、梅の産地みなべならではの「紀州うめ鶏鍋」も味わえますよ。

6.みなべ町の歴史を感じながら歩く「熊野古道」

出典: ja.wikipedia.org

「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されたことにより、改めて観光スポットとして注目されるようになったみなべ町。登録された正式ルートからみなべ町内の熊野参詣道は外されてしまいましたが、昔から多くの人々が歩いてきた歴史が色濃く残っています。

旧熊野古道と国道は重なるように続いていますが、観光するなら熊野古道ハイキングコースがおすすめ。熊野参詣道の中で、海沿いを歩けるのはここだけなのだとか。途中、細い道や分かりづらい箇所がいくつかありますので、必ず地図を持参し時には地元の人に尋ねながら歩くようにしましょうね。

7.みなべのシンボル、神の島「鹿島」

みなべ町の沖合にうかぶ鹿島は、昔から神の島として人々に崇められてきました。小島が連なる様子が三つの鍋を伏せた形に似ていることから、この地域を「みなべ町」と呼ぶようになったとも言われているんですよ。かつては観光で栄えた島でしたが、現在は無人島となっています。

鹿島へは南部漁港から渡し船で10分ほど。珍しい亜熱帯植物がたくさんあり、ゆったりと過ごすには最適の場所です。電気も水道もない島なので少々不便ですが、釣りスポットが数ヶ所あり海水浴やキャンプにもおすすめ。見るだけでも訪れる価値がありますよ。

青い海に浮かぶ濃緑の鹿島や、夕暮れ時に照らされる鹿島の情景にきっと誰もが感動するはず。みなべ観光における最高のフォトスポットでもあります。

8.絶滅危惧種アオウミガメの産卵地「千里の浜(千里海岸)」

みなべ町は、アオウミガメの産卵地として本州一を誇ります。その貴重な様子を観察することができる場所が「千里の浜」です。産卵期は5月下旬から8月上旬で、これを目的に遠くから観光に訪れる方も少なくないのだとか。産卵観察には許可が必要で、事前にみなべ町教育員会に申請書を提出する必要があります。

アオウミガメが一生の間で陸に上がるのは、産卵時と生まれた直後のみ。一度に100個近い卵を産みますが、鳥や魚に襲われることなく大人になれるウミガメはそのうちの1匹か2匹だそうです。砂浜の温度が高いとメスが生まれ、低いとオスが生まれる確率が高くなるのだとか。

産卵の様子を見られる場所は、全国にも数ヶ所しかありません。見守る心を大切に観察をしましょう。「千里の浜」が美しいことは昔から有名で、熊野古道を行く人たちの心を癒してきました。すぐそばには梅林もあり、春先には梅と海とのコラボレーションが観光客を感動させてくれます。

9.子どもに人気!砂浜へ続く芝生の公園「小目津公園」

「小目津公園」は、千里の浜の近くにある広大な芝生公園。海を見渡すことができ、カラフルな滑り台やネット遊具が設置されていることから、休日にもなると地元の子供たちや近隣のホテルに宿泊している家族連れで賑わいます。黒松や桜など四季折々の自然に囲まれた、みなべ町の憩いスポットなのです。

歩いてすぐに海があるので、磯釣りや磯遊びにも最適!園内では、国家の歌詞にある「さざれ石」を見ることができます。かつて「天下の名器」「玉に次ぐ美石」と称された石。意外と知らない人も多いのではないでしょうか?みなべを訪れたのなら一度は見ておきたいものです。

10.千里浜に湧き出る温泉「紀州みなべ千里浜温泉」

みなべ町千里浜に湧く温泉は質の良いナトリウム塩化物泉。この千里浜温泉のお湯が引かれて入れるのは紀州南部ロイヤルホテルのみで、足湯や日帰り温泉のほか、遠方からの観光客は宿泊も可能です。

太平洋を望める露天風呂も良いですが、みなべの特産物の備長炭を使った「黒湯」が観光客に大人気。温泉にゆっくり浸かったあとは、海を見ながら和食やフレンチ、中華料理などを頂けます。

紀州南部ロイヤルホテルは、宿泊施設としても人気があります。一般的な和室や洋室のほか、ファミリールームやNAGOMI ROOM(お子様フロアの禁煙和洋室)、そして大注目のハローキティルームもありますよ!

11.安いのに大満足!みなべ温泉を楽しむなら「国民宿舎紀州路みなべ」

みなべ温泉は別名「梅香丘温泉」とも言い、みなべ町内のいくつかの施設で入ることができます。その中で観光客にお勧めなのが「国民宿舎紀州路みなべ」。ここはみなべ温泉を日帰りと宿泊で楽しむことができる公共施設です。

露天風呂は岩風呂と檜風呂があり、大浴場からも広大な海が見渡せるなど、とにかく絶景を望めるのが魅力。また、公共施設のためお手頃価格で温泉を楽しめちゃいます。レストランでは、その日の朝に仕入れたばかりの新鮮な海の幸を堪能できますよ。

12.みなべの若者の手で作られた梅林「岩代大梅林」

みなべが誇る梅林を楽しむならぜひ訪れたい観光スポット「岩代大梅林」、およそ30ヘクタールの敷地に約2万本の梅が植えられています。岩代の青年たちの手作りの梅林で、高台から梅林を見下ろすとまるで真っ白なじゅうたんが敷き詰められているようです。梅の甘い香りが春の訪れを教えてくれますよ。

週末は青年たちが主体となり多彩な催し物が開催され、多くの観光客で賑わいます。アットホームな雰囲気で楽しめる餅つきやライトアップで気分もほっこり。観光に訪れる際は、ぜひイベントもチェックしておきましょう。

開園期間は、大体2月1日~3月1日の1ヶ月間。毎年開花時期になると、ホームページで詳しく梅の開花状況をアップしてくれます。南部梅林とはまた違った雰囲気に、毎年必ず訪れる観光客も多いのだとか。南部梅林とあわせて梅林巡りを楽しむのも良いですね。

13.鹿島神宮から勧請したと言われる歴史ある神社「鹿島神社」

「鹿島神社」が創られた時期ははっきりしていませんが、奈良時代以前に茨城県の鹿島神宮からみなべの地へ勧請したと伝えられています。元々は南部湾に浮かぶ鹿島に鎮座していましたが、明治42年に今の場所に移されました。

観光に訪れるなら、「鹿島神社」の伝統文化を感じられる「秋祭り」がおすすめ。毎年10月第三日曜日に開催され、みなべ町一帯が植田の神輿や獅子舞、芝埼のふとん太鼓の迫力ある雰囲気に包まれます。また、無形文化財に指定されている「南道の奴行列」も3年に一度開催されています。

14.秋祭りの馬駆けは大迫力!「須賀神社」

「須賀神社」は、平安時代に京都の祇園御霊宮から勧請されたことから、今でも「御霊(ごりょう)さん」と呼ばれみなべの人々に愛されています。農業を守る神、初めて日本の詩歌を作った神、文芸の神、そして疫病を消し去る神として深く信仰されています。

また、熊野古道を歩く人々が立ち寄る王子社の一つでもあり、県の文化財にも指定されているんですよ。ここのシンボルは馬。約240mの参道は祭事には馬場として使われ、広い絵馬堂や立派な馬の像があります。普段はゆったりとした雰囲気ですが、10月の例大祭(御霊祭)では一変にぎやかな雰囲気に。

巫女を先頭に馬を含めた行列が渡御を行い、馬場で馬駆けが行われる様子は迫力満点です。6頭の馬が間近で競い合う様子は、他にはなかなか見られないもの。秋にみなべ観光をするなら、ぜひ押さえておきたいイベントです。

15.みなべの海のレジャーを楽しむ!ダイビング&パドルボード

みなべの海は綺麗で美しく、全国から年間で7000人ものダイバーが訪れます。みなべ沖にはダイビングポイントが数ヶ所あり、全国でも珍しいイソギンチャクが見られたりと希少な生物も豊富です。海のレジャーは、夏のみなべ観光を大いに盛り上げてくれます。

ダイビング事業を展開する「サンマリン」は創業20年。初心者でも親切にサポートしてくれるため、みなべの人や観光客にも頼られる存在として支持されています。最近話題のパドルボードも、もちろん「サンマリン」で楽しめますよ。安定感があり年齢問わず幅広く楽しめることから、観光客にも大人気です。

シュノーケリングは手軽に海の世界を楽しみたい方におすすめ。事前予約が必要ですが1人からでも参加できる上、必要なものは全てレンタル可能です。気軽にチャレンジできるのがうれしいですね。

16.みなべ全体で盛り上げるロケ地事業

鹿島は観光客に人気のスポットですが、自然が創り出した壮大な岩場や亜熱帯植物に囲まれた豊かな緑、そして青い海を撮影出来ます。実際に観光で訪れてみると、確かにドラマに最適なスポットばかり。みなべ町が公式にロケ地を推奨する理由がよく分かるでしょう。

実際にみなべの宿泊施設では、サスペンスドラマが撮影されています。「ここはテレビで見たかも?」そんな風に盛り上がれるのも、みなべ観光の楽しみの一つ。ロケ地として使われてなくても、観光客が写真や動画を撮るのにぴったりなスポットが多く点在しています。

17.熊野九十九王子社の中で最も有名「岩代王子」

みなべには、熊野古道を歩きながら歴史スポットを巡る観光客がたくさんいらっしゃいます。「岩代王子」は熊野本宮大社の支社のことで、守護する神仏は童子(王子)の姿で現れるといわれており、熊野詣の途中で読経するなど儀礼を行う場所として使われていました。

「岩代王子」は、かつて熊野詣をする多くの人が体を休め祈りを捧げた場所。きっとそこから見える海を眺め癒されたことでしょう。派手な観光地ではありませんが、当時の人々を想像しながら歩いてみましょう。

岩代王子はみなべ町岩代駅から徒歩5分。国道の下の小さなトンネルをくぐり踏切を渡った先にあります。
ここから15分ほど歩くと、県指定史跡の有間皇子結松記念碑や万葉歌碑がありますよ。

18.後鳥羽上皇なども参詣した古い歴史がある「千里王子」

「千里王子」は、かつて後鳥羽上皇の参詣に同行した藤原定家が1201年10月12日に参拝したと日記に記した場所。その際、みなべの千里の海の印象が濃かったのか、定家はその後の歌会で「くもきゆる ちさとのはまの月かげは そらにしぐれて ふらんしらゆき」と詠んでいます。

現在の本殿は1776年に建てられたもの。熊野九十九王子社の中でも「三鍋王子社」と同様に古い建造物として大切にされ、県の指定史跡にもなっています。熊野古道を観光でめぐる方は、ぜひ押さえておきたいスポットですね。「岩代王子」までは、岩代駅から徒歩で45分程かかります。道に迷う観光客も少なくありませんので、道標と地図を確認しながら歩きましょう。

19.貴重な遺跡もある県指定史跡「三鍋王子」

「三鍋」はここから程近い鹿島が三つの鍋に見えることから名付けられ、後にみなべ町の名前の由来になったと言われています。「三鍋王子」はかつて参詣の際、たくさんの絹や綿、馬を奉納したと伝えられている大社。鎌倉時代に活躍した小栗判官の名がつけられた小栗井戸があります。

熊野古道を歩く観光客は気付くかもしれませんが、みなべ周辺の古道は小栗街道と呼ばれるほど小栗判官が関わる伝承地が多いのも特徴です。近くでは桃山時代の地鎮具が出土したほか、弥生時代中期の遺跡もあります。さらには、県指定天然記念物の丹河地蔵の銀杏も見られますよ。

20.源信が建立、みなべで最も古い寺院「安養寺」

みなべ町南部駅から徒歩5分の場所にある「安養寺」。仏書で有名な『往生要集』の著者・源信が985年ごろに建立しました。境内には十三仏信仰に基づき建てられた日本最古の板碑があり、県指定有形文化財にも指定されています。

8つの板碑のうち2つに「文永10年」(1273年)の銘文が読み取れるほか、南部荘地頭代の「沙弥蓮仏」の銘文が残っていることから、和歌山県内最古の貴重な板碑とされているのだとか。ほかにも黒仏や五輪塔など、貴重なものがたくさんあります。

安養寺は観光スポットとしては有名ではありませんが、地元みなべの人々に親しまれている場所なんですよ。子どもたちには紙芝居を用いた説法を行ったり写経体験をさせるなど、お寺との関わり学べる場として活動しています。

21.みなべの子どもたちが参加「東西岩代八幡神社の岩代の子踊り」

秋のみなべ観光をするなら欠かせないのが「東西岩代八幡神社の岩代の子踊り」。東西二ヶ所の八幡神社で行われる秋祭りは、10月の体育の日の前日に開催されます。元禄時代に芸能者を招き踊りを奉納したことから、徐々に地元の子どもたちが踊りを奉納するように伝統が変化していきました。

子踊りをするのは、小学6年生以下のみなべの子どもたち。この時期に合わせて観光を組むのもお勧めですよ。ちなみに、「東西岩代八幡神社の岩代の子踊り」をする舞台は、明治15年に再建されたもので県内最古の回舞台です。以前は、旅役者の芝居を上演する舞台でもあったといわれています。

22.みなべ観光ガイドと楽しくめぐる「みなべウォーク」

みなべの魅力と歴史を楽しく学び堪能できる「みなべウォーク」。ガイドブックでは紹介されない穴場情報などを聞きながらの楽しいウォーキングは、観光客や地元の人にも大人気です。もちろんガイド付きですよ。

時期やコースによって巡る場所は変わりますが、みなべの美味しいものが食べられたり物作りを楽しめたりとバリエーション豊富。参加費も無料のものから様々です。ただし、どのコースも予約制となりますので、参加希望の方はみなべ観光協会のホームページをご確認ください。

23.秋祭りでは見事な舞いを披露する獅子舞「清川天宝神社」

みなべ町が誇るお祭りの一つに、「清川天宝神社」で行われる秋祭りがあります。この祭りで奉納されるものと言えば「名之内の獅子舞」。この獅子舞は、県内では「北限」と言われ伊勢大神楽の系統を受け継いでいます。

一時期は、この伝統が消滅するという危機に瀕しましたが、みなべの人々の熱意で無事に復活。お祭りでは、笛や太鼓に合わせ舞う迫力ある獅子舞に観光客の誰もが圧倒されます。毎年このお祭り目当てにみなべを訪れる観光客も少なくないのだとか。

この獅子舞は、県指定無形民俗文化財にも指定されています。みなべの歴史と伝統を感じられる行事ですので、観光に訪れる時はぜひ時期をあわせて見てみてください。アクセスは、JRきのくに線南部駅より車で30分。阪和自動車道みなべICからは、25分程で到着します。

24.小殿神社境内の「イスノキの純林」

みなべ町といえば南部梅林が有名ですが、その大きな敷地内の小殿神社があります。この神社の中にあるイスノキは自然林であると推定されており、現在およそ110本が群生。なんと幹回りが3mのものもあるそうです。

イスノキは国産材で一番重硬なものの一つ。このように群で自生するのは稀で、学術的にも価値が高いことから県の天然記念物にも指定されています。国内で初めて発見されたイスノキの品種も見られますよ。ネイチャーカメラマンが撮影したいフォトスポットとしても有名です。

25.六斎念仏が無形文化財に指定「光明寺」

みなべの光明寺と言えば「六斎念仏」が有名。500年ほど前に六十六部(法華経を66部書写し、それを66カ所の霊場に納めていた巡礼者)がみなべの地に滞在していた時に伝えられたと言われています。

現在も8月のお盆の数日間は、本堂や地蔵堂、英霊堂などにおいて経を唱える仏事を実施。お盆シーズンに光明寺を訪れたら目にするかもしれませんね。六斎念仏として伝えられているのは「七つ子」「賽の川原」「六字訓」などの6曲。観光向けには行われていませんので、偶然聞くことができたらラッキー!きっとみなべの伝統を感じられるでしょう。

26.いちご狩りでお腹いっぱい「strawberry farmまあと工房」

2月から4月までにみなべを訪れるのなら、いちご狩りを観光プランに入れるのがおすすめ。「strawberry farmまあと工房」ではいちごを約7000株育てており、時期になるといちご狩りを楽しめます。品種は大粒でみずみずしい「もういっこ」と甘くて人気の「さちのか」。農園ではそれぞれ食べ比べることも可能です。

お土産にはジャムをはじめ、濃厚ないちごシロップ、いちごキャンドルを購入できますよ。このいちごキャンドルは見た目はもちろん、甘い香りもいちごそのもの。いちごをお土産として渡すのが難しくても、これなら喜んでくれそうですね。

27.みなべの特産かまぼこの南蛮焼が買える「福荘」

黒潮に乗って約800種類もの魚介類が水揚げされるみなべは、海の幸が自慢の観光地。かまぼこは観光土産として最適なのですが、その中でも人気なのが「南蛮焼」です。南蛮焼は殿様に献上する為に作られた練りもので、滑らかな舌触りが特徴です。

中でも創業50余年の老舗かまぼこ店「福荘」の南蛮焼は、その美味しさから地元の人にも長く愛されています。活魚だけを使用して1枚ずつ丁寧に作られており、贈答用としてもよく利用されているのだとか。みなべのお土産としてぴったりですよ。

人気の「ごぼう巻」は、ごぼうにエソの皮を巻き独自のたれを絡ませ焼き上げたもの。高級珍味としても人気があります。お店は南部駅から徒歩5分の場所にあるので、観光の合間にぜひ立ち寄ってみましょう。

◎まとめ

みなべには季節ごとに様々な顔があり、春は梅、夏は海、秋はお祭り、冬は温泉と四季折々観光客を楽しませてくれます。その穏やかで心休まる雰囲気に、いつ来ても懐かしさを味わうことができるでしょう。かつて熊野古道を通り歩いてきた旅人たちも、みなべの海を見ながらみなべの地で体を休めました。あなたもそんな歴史に思いをはせながら、観光に訪れてみてはいかがでしょうか?

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