名称:スルターン・カブース・グランドモスク(The Sultan Qaboos Grand Mosque)
住所:Sultan Qaboos St, Muscat Oman
公式・関連サイトURL:https://sultanqaboosgrandmosque.com/
アラビア半島の南東部に位置する「オマーン国(オマーン・スルタン国)」は、ペルシャ湾・アラビア海・オマーン湾に面したイスラム教の王国です。アラブ文化と豊かな自然がいっぱいの観光地あふれる魅力的なオマーンは、有名な物語『シンドバッドの冒険』が誕生した国でもあります。
オマーン国の首都マスカットにはリゾートホテルが立ち並び、美しいビーチでゆったりとした時間を過ごすことができます。少し郊外にも足を延ばしてぜひ訪れたい魅力あふれる観光スポットもあわせ、オマーンの観光名所を6か所ご紹介したいと思います。
目次
オマーンおすすめの観光スポット6選!自然を満喫できる砂漠の国
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1.スルターン・カブース・グランドモスク(マスカット)
スルターン・カブース・グランドモスクは、カブース国王が国王就任30年を祝ってオマーン国民のために作ったモスクです。6年もの歳月をかけ、2001年にオマーン最大のモスクが完成しました。
近代建築と伝統的なイスラム様式の要素が取り入れられた美しい外観のモスクはぜひ観光してみたいもの。イスラム教の教えにのっとり、四隅には光塔(ミナレ)が建てられ、中央には5本目の光塔が設けられています。
礼拝堂にはスワロフスキー製クリスタルの巨大なシャンデリアが吊るされ、600名もの女性が4年をかけて織ったペルシャ絨毯が敷かれています。また、大理石がふんだんに使われ、ドームには美しい装飾がなされるなど、オマーン観光の際にはぜひ一度訪れてみたいモスクです。
2.オマーンフィヨルド(ハサブ)
オマーンの自然を語る上で、忘れてならないのがこのオマーン・フィヨルドです。カサブには、「東洋のノルウェー」とも呼ばれる、曲線を描くフィヨルドがあり、伝統的なダウ船に乗って景観を楽しむことができます。
船を停泊させた場所では、気温によっては泳いだり、シュノーケルをしたりすることもできる観光地です。冬場は野生のイルカが現れることも!
観光にはオマーン、ムサンダムの町からのツアーが一般的で、ツアーにはランチやシュノーケリングセット、水、フルーツなども含まれます。ツアーで出される、アラビア風のランチもお楽しみくださいね。
名称:オマーン・フィヨルド(Oman Fjords)
住所:Oman Fjords, Khasab , Oman
3.ワディ・シャーブ(ティウィ)
ワディ・シャーブは、マスカットから東に150kmほど行った所にある岩山に挟まれたオマーンが誇るオアシスです。砂漠が多いオマーンの中で、小川が流れ草花が茂る風景は多くの人を魅了し、地元では人気の観光スポットとなっています。
断崖から見る風景は絶景で、数年前にはクリフダイビングという、絶壁から水中へ飛び込む競技の世界大会が行われました。そして、ここではミニトレッキングがおすすめ。冒険家になった気分を味わえますよ。観光の際にはぜひ!
行程は3~4時間。ヤシの木の茂る岩山の隙間を歩いたり、小川の水に浸って遊んだりと、オマーンの大自然を堪能できる観光スポットとなっています。
名称:ワディ・シャーブ(Wadi Shab)
住所:Wadi Shab, Oman
4.バハラ城塞(バハラ)
オマーンには、ペルシア人や遊牧民からオアシスを守るために作られた城塞(フォート)が多くみられます。バハラ城塞(バハラフォート)は13世紀から14世紀頃にかけて作られたもので、街をすっぽりと取り囲んでいます。
城塞は長い間放置されていて、劣化が進んでいました。そのため1988年には、ユネスコの危機遺産リストに登録されましたが、オマーン政府により修復・整備が進められ、2004年にリストから削除されました。
街の中にはモスク、オアシス、市場(スーク)、ヤシの木立などがあります。また、この町は陶器が有名。スークにはたくさんの陶器が並べられていますよ。
名称:バハラ城塞(Bahla Fort)
住所:21, Bahla, オマーン
5.ビマ・シンク・ホール(ハウィヤット・ナジム公園)
オマーン首都マスカットの国際空港から車でおよそ2時間。ハウィヤット・ナジム公園に突然、大きな湖が現れます。もともと「シンクホール」とは土壌や地盤の浸食などでできる大きな穴のことで、地元では"隕石が落ちてできた”と信じられている観光名所です。
「ビマ・シンクホール」は長さ約40m、深さ約20mの池で、石灰石の溶けたエメラルドグリーンの水が溜まっています。砂漠の国オマーンでは、自然のプールとして人気の観光スポットになっているんですよ。
階段があり、誰でも水に入れることができます。日本でも話題になった人間の足の角質を食べる「ドクターフィッシュ」の野生がここにはたくさん生息しています!
名称:ビマ・シンク・ホール(Bimmah Sink Hole)
住所:Bimmah Sink Hole, Hawiyat Najm Park, Oman
6.ファラジ・ダリス(ニズワ)
ファラジとは井戸の底を横穴でつなぐ灌漑システムです。国土の8割が砂漠のオマーンでは、今でも大切な灌漑システムとして、約 3,000ヵ所でファラジが機能していますが、そのうち代表的な5つが世界遺産に登録されています。
中でも、ニズワには最古と考えられている「ファラジ・ダリス」があるのですが、ここは公園のように整備されているので、張り巡らされている水路を見ることができます。暑い日には水遊びをする子供たちの姿を見かけることも。
水路の回りにある「監視塔」、「住居」、「モスク」、「日時計」などの関連施設も世界遺産に登録されているので、こちらも合わせてご見学くださいね。
名称:オマーンの灌漑システム、アフラジ(Aflaj Irrigation Systems of Oman)
住所:Faraj Daris, Nizwa, Oman
◎オマーンの観光スポットまとめ
砂漠の国、オマーンの観光スポットをご紹介しました。オマーン首都マスカットではリゾートライフやショッピング、グルメなどが楽しめます。ホテルのビーチでは、マリーンスポーツも盛んですよ。
また観光の際には少し足を延ばして、郊外の雄大な砂漠を眺めたり、古くに作られた灌漑システムや城塞などを見学し、オマーンの歴史を考えてみたりするのもおすすめです。オマーンは治安が良い国で、安心して観光をすることができます。