フィンランド自治領なのにスウェーデン語圏?マリエハムンの観光名所4選!

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フィンランド自治領なのにスウェーデン語圏?マリエハムンの観光名所4選!

ボスニア湾南部に浮かぶオーランド諸島には約6,500の島々がありますが、人が住んでいる島はその内の60ほど。中でも最大の街がマリエハムンです。
マリエハムンの街は自然が豊かで、木造建築の家屋が建ち並び、北欧スタイルを残す景色を存分に味わうことができます。また、港や空港があるので、オーランド諸島を巡る観光をする際は、この街を基点にして動くことになるでしょう。

なんとマリエハムンは、フィンランド自治領でありながら住民の約88%がスウェーデン語を話すという、不思議な街でもあるんですよ。のんびりと観光を楽しみたい方にはうってつけの場所。
そんなマリエハムンの、おすすめ観光スポットを4ヶ所ご紹介します!

目次

フィンランド自治領なのにスウェーデン語圏?マリエハムンの観光名所4選!

1.オーランド海事博物館

マリエハムンの街には東西に港がありますが、その西方の港に位置しているのがオーランド海事博物館です。マリエハムン最大の観光スポットと言っても過言ではありません!
北欧の歴史は、海事の歴史と切っても切り離せない部分がありますが、このオーランド海事博物館は、当時の資料が展示されているとても重要な観光名所なんです。

昔の蒸気船や帆船がどのように発展、利用されていたかという興味深い歴史を詳しく知ることができますよ。ここでの目玉は、1903年に進水した4本のマストを持つ木造の貨物船「ポンメルン号」。イギリスとオーストラリアという、長距離航路を往来していた船です。

船内は観光客にも開放されていて、100年も昔に使われていたキッチンや応接室、船長室はシンプルなデザインながら洗練されていてとても趣きがあります。
マリエハムン観光のプランを立てる際は、ぜひ、このオーランド海事博物館を思い出してくださいね!

2.カステルホルム城

マリエハムンの街から北へ20kmほどのところに位置する、カステルホルム城。公開期間は5月から9月までの夏季限定となっていますが、周りを自然が覆う中世の城は一見の価値ありですよ!

スウェーデン王国は、マリエハムンのあるオーランド諸島を経由して東西のスカンジナビア半島へ移動していた経緯があり、グスタフヴァーサなどスウェーデンの王が実際にこの城で滞在していたという王族ゆかりの場所なんです。オーランド諸島がスウェーデン語圏となっている歴史を学べる観光スポットですね。

音声ガイドを聞きながら、城内に展示されている芸術作品を鑑賞することができるのも観光客にとっては嬉しいポイント。城の周辺には、古民家が集まった野外博物館や過去実際の刑務所だった刑務所博物館などもあるので、順番に観光していくと良いですよ。

3.ボマルサンド要塞

ボマルサンド要塞はロシア軍によって作られた要塞で、マリエハムン市街地から北東へおよそ30kmのところに位置しています。オーランドが戦争の舞台となったことを物語る建造物として、注目を集めている観光スポットです。

ロシア帝国は、西欧諸国に対して防衛を強化するためにこの要塞を建設しました。しかし、完成前の1854年、クリミア戦争時に英仏軍により破壊されてしまいます。結果、ロシア帝国は4日間で降伏し、クリミア戦争の講和条約によってオーランドは非武装地帯となりました。
ボマルサンド要塞の周辺に、病院や学校など多数の人が生活できる場所を整えようとしていたことから、この地の重要度がうかがい知れます。

現在は、砲台跡などわずかな建造物がちらほらと残るのみですが、周辺にはキャンプ場やカフェ、レストランが近隣にあり、家族連れで観光しに来るにはぴったりの場所ですよ。マリエハムン観光の際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

4.コバクリンター島

海運上の重要な拠点であるマリエハムンの港には、無数の船が行き交います。このコバクリンター島は、そんな船を安全に航行させるための水先人が立ち寄る島として、約110年間利用されてきました。現在は、夏季の間だけカフェがオープンしていますが、たくさんの観光客を集めている人気スポットなんですよ。

バルト海を悠々と進む大型フェリーを眺めながら、時間を忘れてぼーっとしてみてはいかがでしょうか?開放的な景色を目の前にして飲むコーヒーは、格別でしょう。マリエハムンの街から、わずか10分で到着できるというアクセスの良さも嬉しいですね。

コバクリンター島には当時の船乗り小屋が現在も残されていて、船乗りたちの生活用品や機関室が再現されている博物館として観光客に展示されています。
マリエハムンから島巡りツアーをする際の、第一候補としてぜひ検討してみてくださいね!

◎まとめ

いかがでしたか?マリエハムンは毎年150万人もの観光客が訪れるリゾートとして有名な場所です。
マリエハムンを拠点にして、さまざまな島を巡ってお気に入りの島を見つける観光も良いでしょう。島と島の間には橋がかかっていたり、フェリーが運行していたりと、アクセスには困りません。ボートやカヤックを漕いで自力で渡ることも楽しそうですし、海が凍る冬季はスケートで渡ることもできます。

また、観光の合間に街のカフェやレストランでのんびりと流れる時間に身を任せる時間も、至福のひと時となるでしょう。
ぜひマリエハムンへの旅行プランを立ててみてくださいね!

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