歴史の息づく街でショッピングも!中国瀋陽の観光スポット13選

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歴史の息づく街でショッピングも!中国瀋陽の観光スポット13選

かつて奉天を呼ばれた瀋陽の街は、中国・東北部で随一のショッピングエリア。日本ではあまり瀋陽は馴染みがないかもしれませんが、その流通量は中国東北部でもトップクラスです。張作霖が拠点をおいた街で、その歴史的建築物を観光することもできます。

また、現在の瀋陽駅の一部は「東京駅」を設計した辰野金吾の弟子がデザインしたこともあり、どことなく懐かしさを感じる方もいるかもしれません。今回は瀋陽の観光スポットについてピックアップしました。

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歴史の息づく街でショッピングも!中国瀋陽の観光スポット13選

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1.瀋陽故宮博物院

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瀋陽故宮博物院は、清朝の前身となった後金の時代に建てられた観光スポット。清朝の初代と二代目の皇帝が利用していた宮殿でした。瀋陽故宮は60,000平方メートルで、114の建物と500あまりの部屋が良い状態で保存されています。

宮廷遺跡に建設された故宮博物院は、古代の宮廷芸術作品を多く保存しています。1961年、国務院が瀋陽故宮を「全国重点文物保護」に指定しました。また、2004年の7月には第28回世界遺産委員会の批准を得て、瀋陽故宮を明と清の時代の皇宮文化遺産として、「世界文化遺産」リストに登録されています。

東の大政殿は八角形をしていて、中国の宮殿建築でも珍しいです。この八角形は遊牧民の移動式テントのゲルをイメージしたもの。大政殿の他にも崇政殿や鳳凰殿など見どころがいっぱいありますよ。

2.北陵公園

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北陵公園は瀋陽最大の公園で、面積は330万平方メートルにおよぶ観光地です。1643年に清の太宗・ホンタイジと皇后・ジェルジェルの陵墓「昭陵」が完成し、1927年に奉天省政府が昭陵を公園としました。市の北部にあったため、北陵公園と名付けられています。昭陵は瀋陽の観光スポットで、清朝初期の建築文化を示すものです。

四角い城が陵墓のメインです。瀋陽の東にあって昭陵よりも前に建てられた福陵と似た形をしています。北陵はかつての瀋陽を感じられる場所。瀋陽を訪れたならぜひとも訪れたい観光スポットです。

3.張氏帥府

張氏帥府はまたの名を「大帥府」もしくは「小帥府」といい、遼寧省瀋陽市で有名な観光スポットです。張作霖と子の張学良の邸宅で、1914年に張作霖によって建てられました。その後も増築によって、主に大小の青楼と西院の紅楼、そして張四小姐楼から構成されています。

それぞれの建築デザインは中国伝統建築やヨーロッパの建築など多種多様。全国優秀近代建築群とされ、1985年には瀋陽市人民政府に市の文物保護に指定されました。張親子ここで政務を執り、諸外国の要人と会談。歴史の波に巻き込まれる親子の姿を垣間見えることができますよ。

4.瀋陽中山広場

瀋陽の中心地「瀋陽中山広場」は中山路など大きな通りが交わるロータリーです。1913年に建てられ当時は「中央広場」と呼ばれていました。1919年に「浪速広場」となって国民党が統治するようになり「中山広場」と改名。文化大革命期には「紅旗広場」となって、1981年に再び「中山広場」に戻り現在に至ります。

周辺には銀行や病院などの施設が立ち並び、多くが日本の統治時代の建築物です。時代によって変わるものと、変わらないものを感じることができる観光スポットですね。満州国や戦後の歴史に興味のある方は観光リストに加えておくといいでしょう!

5.瀋陽九・一八歴史博物館

瀋陽九一八歴史博物館は、瀋陽市大東区にある観光スポット。満州事変のあった場所にあって旧館が1991年、新館が1999年に完成しました。この博物館は1931年に旧日本軍によって起きた九・一八事変(満州事変の中国での名称)とその後の瀋陽の歴史を学べる観光スポットです。

広い館内では旧日本軍の使用した武器を展示。他にも多くの写真から戦争の悲劇と中国の屈辱がうかがえます。放送システムや映像システム、コンピュータ閲覧室で展示を簡単に理解できますと。観光する前は満州事変について調べておくといいでしょう。第二次世界大戦に興味のある方はぜひ観光してみてください。

6.瀋陽駅

かつて「謀克敦駅」や「奉天駅」と呼ばれていた瀋陽駅。ここは歴史の息づく観光スポットです。瀋大線や瀋山線、瀋丹線や哈大高速鉄道、瀋撫都市間鉄道など多くの鉄道が瀋陽駅に集まっています。そのため中国東北部の駅の中でも大きな規模を誇り、多くの人々が利用しています。

1910年には乗降客数の増加によって、東側に新たな駅が造られました。設計は辰野金吾の弟子にあたる太田毅と吉田宗太郎が手掛けています。彼らのデザインした瀋陽駅は東京駅の外観と似ていて、遼寧省の文物保護に指定。鉄道ファンなら訪れておきたい瀋陽の観光スポットといえるでしょう。

7.太原街商業歩行街

太原商業街は瀋陽の中心にある繁華街。百貨店だけでなく専門店も立ち並び大勢の観光客や市民が訪れています。太原街の魅力は全長3,950mという規模の大きさ。北は中山路にはじまり、南は文化宮にまで至ります。瀋陽で一番賑わう場所と言っても過言ではありません!

また、太原街は若い人向けのファッショナブルな洋服や、バッグを販売する店が多いです。瀋陽観光でショッピングを楽しむなら太原街へ行くといいかもしれませんね!

8.瀋陽世博園

2006年に瀋陽で世界園芸博覧会が開催されました。博覧会が終了した現在でも会場に入ることが可能です。現在では瀋陽世博園と呼ばれ、瀋陽の風光明媚な観光スポットとして多くの観光客が足を運びます。広い園内では美しい花や野原が観光客の目を楽しませています。また、斬新なデザインの塔など建築物にも目が離せません。園芸に興味のある方は観光プランに入れておくといいでしょう!

9.五愛市場

五愛市場は風雨壇の沿線にあるショッピングかつ観光スポット。中国五大市場の一つで、北東アジア経済圏最大規模の市場です。中国でも重要な卸売市場でもあります。167,000平方メートルの広い敷地では中国・東北部で最大の流通量があって、大規模ビジネス流通センターと地元のユニークなショッピング観光を融合もこの市場の魅力です。

五愛市場は衣料品の取り扱いが多く、観光客もショッピングを楽しむことができます。規模の大きさには圧倒されますが、頑張って攻略しましょう!瀋陽で観光後のショッピングといえば太原街もいいですが、五愛市場もオススメ。お昼を過ぎると閉じる店も多いので、朝に行くと活況具合を楽しめますよ。

10.瀋陽東陵公園

東陵公園は清の太祖ヌルハチと皇后であるイェへナラ氏の陵墓である「福陵」がある公園です。福陵は1629年に建設がはじまり、1651年に完成しました。その後、何度も修復を重ね、現在は公園として整備されています。園内は水が山を囲い、木々が茂り静かな観光地です。

瀋陽の中心部から東にあるため、福陵は「東陵」とも呼ばれています。天柱山の後ろには川が流れ、のどかな空間です。さらに、陵のつくりにもこの地形は活かされています。例えば参道の108段もある階段は36の「天」と72の「地」を表し、福陵の重要なシンボルとなっています。瀋陽の中心部で観光を楽しんだら、東陵公園でリラックスするのもいいかもしれませんね!

11.瀋陽棋盤山

瀋陽棋盤山は瀋陽市の中心部から約30kmのところにある観光スポット。ここの観光の見どころは四季折々の風景!春には花と緑、夏は涼しい水辺、秋はカエデ、冬は白銀の世界があなたを待っています。

昔、仙人がここで自然の景色を楽しみながら、碁を打ったことからこの山は瀋陽棋盤山と呼ばれるようになりました。そのため、ここは伝説の地として中国のパワースポットにも数えられる観光名所。自然と歴史をいっぺんに味わえるのが、中国の観光の魅力ですよね。

12.五里河公園

「瀋陽五里河公園」は東は長青橋、西は渾河橋まである遊園地です。北側の二環路から南の渾河の河岸までは、約400mほど広がっています。瀋陽五里河公園の総面積は9.4万平方メートルで、文化、レジャー、エンターテイメントを一つにした瀋陽でも最大のリバーサイドパークです。園内は自然景観区、レジャー区、エンターテイメント区、湿地生態区などのエリアに分かれています。

また、噴水のある広場や五里河マリーナスクエア、中央広場など先進的な設計コンセプトで中国でも随一と呼ばれています。昼下がりにぶらっと観光してみるといいでしょう!

13.瀋陽金融博物館

張作霖と学良親子が設立した銀行の跡地に「瀋陽金融博物館」はあります。ドイツ人デザイナーが設計した建物で、1996年に「国家重点文物保護」に指定されました。大型博物館で観光客も見学しやすいのが嬉しいところ。展示は中国東北部の金融発展史、貨幣の歴史、金融テーマパーク、交流展示の4つに分類されます。リアルな人形が展示の目玉です。

巨大なローマ式の門柱が印象的なメインエントランスなど、外観も観光客を魅了します。瀋陽観光で時間があったら、訪れてみてもいいかもしれませんね!

◎まとめ

瀋陽駅や張氏帥府といった歴史的観光施設のある瀋陽は、今や中国・東北部最大のショッピングエリアとしても有名です。太原街には大型の百貨店や世界的にも有名な一流ブランドが立ち並んでいます。五愛市場の敷地面積は大きくまるで市場のテーマパークのよう。かつては奉天の名で満州国の拠点となった瀋陽ですが、今でもかつての面影がちらほら残っています。

また、清朝のきらびやかな宮廷を見学しに行くのも瀋陽観光には外せません。初めて瀋陽を訪れる方は、その経済規模に驚かされることでしょう。なお、冬は-20℃から30℃になることもあるので夏に行くのがオススメです。

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