恐ろしいドラキュラ伝説ゆかりの地、ルーマニアお薦め世界遺産7選

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恐ろしいドラキュラ伝説ゆかりの地、ルーマニアお薦め世界遺産7選

世界でも有名な怪物ドラキュラ伯爵が生まれた国、ルーマニア。実際にはヴラド・ツェペシュという人物をモデルに書かれた小説なのですが、実際にブラド公が住んでいたお城が残っており、その地域は世界遺産として登録されています。

またルーマニアには、歴史のある建造物や自然を尊重して昔ながらの木材で造られた素朴な教会群など魅力的な世界遺産も沢山あります。そんなルーマニアの世界遺産7選をご紹介します。

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恐ろしいドラキュラ伝説ゆかりの地、ルーマニアお薦め世界遺産7選

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1.トランシルヴァニア地方の要塞聖堂のある村落群

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ルーマニアの中心にあるここトランシルヴァニア地方は、常にオスマントルコや遊牧民の脅威にさらされていたため、村民は自分達をを守るために教会の周りに厚い城壁を築き要塞のようにしていました。1600年代には、このような要塞教会が600箇所以上もありましたが、現在では半分程しか残っていません。

当初は司教区も置かれていたビエルタン要塞が1993年に世界遺産として登録され、その後1999年に他の6つの教会要塞も世界遺産と認定され現在の名前になりました。この教会要塞の中は、とても質素で現在もルーマニアの人々が暮らしている場所。教会の周囲に残る堅牢な石組みの城壁は、ここで村民が籠城し襲い掛かる脅威から家族や村を守っていたと感じられます。

全ての教会が1箇所に集まっている訳ではなく、全部を見て回るのが難しい世界遺産ですが、ぜひ訪れて欲しい場所です。

2.モルドヴィア地方の教会群

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ルーマニア北部のモルドヴィア地方に、ヨーロッパで最も美しいといわれ、世界遺産に認定された修道院7つがあります。モルドヴィア全盛期の15~16世紀に建てられたルーマニア正教の修道院で、当時の人々が字が読めなくても理解できるようにと聖書の場面や聖人の生涯を描いた壁画が印象的。500年以上経った今も美しく、訪れる人を魅了してやみません。

7つある修道院の中でも「ヴァロネッツの青」と呼ばれる、独特の青色が美しいヴァロネッツ修道院の「最後の審判」は必見。東欧のシスティーナ礼拝堂と呼ばれるこの修道院は、まさに世界遺産に相応しいですね。これに対して背景の赤が美しいフモール修道院の「聖ニコラエ」も見逃せません。

またこの地方はルーマニアの歴史のある建物が残っているので、世界遺産だけではなく周囲を散歩して見て周るのも楽しいですよ。

3.ホレズ修道院

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ルーマニアのヴルチェア県にあるルーマニア正教会の修道院で、今でも修道士達が静かに暮らしています。16世紀に領主コンスタンティン・ブルンコヴェアヌによって設立されたもので、領主自らも居住していました。領主の名にちなみヴルンコヴェネスク様式とよばれ、ルーマニアの伝統様式とバロック様式が融合した独特の趣のある修道院。

内装も見事な装飾が施され、美しい壁画もたくさんあります。当時教会で使用されていた道具や4000冊もの本があり、手入れされた美しい庭も見どころ。山の緑の合間に突如現れる質素な白亜の修道院は、訪れた人たちを魅了するルーマニアの世界遺産の一つです。

4.マラムレシュ地方の木造教会群

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ルーマニア北部にある豊かな自然の中に、17~18世紀に建てられた素朴なマラムレシュ地方教会群があります。この地域は今でも馬車が行き交い、中世ヨーロッパの農村の面影を残す町。

村々の中心には、天高くそびえる尖塔を持つルーマニア正教の木造の教会が建っており、人々の祈りの場になっています。この地域だけで42もの木造教会があり、その中でも時代や地域、技法など少しずつ異なる8つの木造教会が世界遺産として1999年認定されました。

全ての教会に共通していることは基礎となる石がなく、屋根の一枚一枚に至るまで全て木で建てられていること。山間部の木造教会ながら数百年も変わらない教会に、この地方の人々の強い信仰心を感じます。

5.シギョアラ歴史地区

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「トランシルヴァニアの真珠」とも呼ばれている、ルーマニア北西部の小さな町シギョアラ。ドイツ人がオスマントルコ防衛のため入植して造った町で、1999年に世界遺産に認定されました。中世には、伝染病ペストや3度の大火で何度も脅威にさらされながらも、中世の雰囲気を残しているとても美しい世界遺産の町です。

小高い丘の上に城壁で囲まれた旧市街には、9つの塔と4つの教会などがあり、旧市街は現在も市民が暮らしています。中でも有名なのは64mの時計塔で、今でも17世紀に作られた「からくり時計」が動いています。時間になると7つの人形が現れダンスをする愛らしい姿についつい見惚れてしまいますよ。

またルーマニアの名前を有名にしたドラキュラのモデル、ヴラド公の生家が現在レストランとなり残っていたり、美しい壁画を残す山上教会があります。ぜひ訪れてみてくださいね。

6.オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群

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紀元前1世紀頃ルーマニアに存在したといわれる、古代ダキア王国の遺跡が1999年に世界遺産として認定されました。ローマ帝国の侵攻を防ぐために造られた砦や要塞6つは、保存状態もよく当時のダキア王国の文明の高さを証明しています。

自然を生かした地形にムルス・ダキスクと呼ばれる建築技術で要塞を構築し、道路や水道設備を整えているので、かなり高度な生活水準でした。要塞というだけあってルーマニアの中でも訪れるのが難しい世界遺産ですが、一度見てみる価値はありますよ。

7.ドナウデルタ

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ルーマニア東端にある、黒海に続くドナウ川の河口付近に広がる三角州(デルタ)地帯、ドナウデルタ。自然遺産として1991年世界遺産に認定され、多種多様な魚類や鳥類などが生息しています。ここでしか見られない固有種もあるので貴重です。

長い時間をかけて形成されたこのデルタには3つの運河があり、その運河の間にある湿地帯をボートなどで行くとルーマニアがいかに自然の宝庫か、というのを感じることが出来ますよ。キラキラと輝く水面の上をたくさんの渡り鳥が飛んでいる姿は圧巻。

ぜひこのルーマニアの世界遺産を訪れ、自然とともに共生している姿を見てはいかがでしょうか。

◎まとめ

ルーマニアには、紀元前の古王国の遺跡から中世の遺跡まで、時代を超え観光客を魅了する世界遺産が沢山あります。自然も豊かなのでリラックスしながら観光を楽しめますよ。中世の街並みも楽しみながら、ここでしか見られない世界遺産を周ってみてくださいね。

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