海を見ながら瀬戸内しまなみ海道を巡ろう!おすすめ観光スポット14選

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海を見ながら瀬戸内しまなみ海道を巡ろう!おすすめ観光スポット14選

広島県尾道と四国の愛媛県今治の間にある島を、9つの橋でつないだ「瀬戸内しまなみ海道」。瀬戸内海の美しい風景と、建造方法が異なる橋を楽しみながら、ドライブやサイクリングで巡ってみませんか。しまなみ海道は、レンタサイクルや「しまなみサイクルオアシス」という休憩所を完備。車での快適ドライブはもちろん、潮風を感じながら自転車で走るのもおすすめです。

また、しまなみ海道には博物館や美術館、歴史的な観光スポット、景勝地などが数多くあります。最近できたばかりの観光施設もあれば、数百年の時を刻む昔と変わらない風景も残っています。古い物と新しい物が調和した観光スポットとしての注目度もアップ。ほかの観光地では見つけることができないような珍しい穴場を見つけることもできるかもしれません。まずは、しまなみ海道の代表的な橋を4つご紹介したあと、しまなみ海道のおすすめ観光スポット9か所へご案内します。

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海を見ながら瀬戸内しまなみ海道を巡ろう!おすすめ観光スポット14選

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1. しまなみ海道の中でも一番大きな橋「来島海峡大橋」

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大島と四国今治市に掛かる来島海峡大橋は、しまなみ海道最大の橋で全長4105m。建築技術の高さを物語る世界初の三連吊橋です。車はもちろん、歩道と小型バイク用の側道もあります。自然景観を生かした橋の作りとなっていて、橋上からは瀬戸内海国立公園の景勝地として有名な来島海峡を眺めることができますよ。

サイクリングコースとしても楽しめる来島海峡大橋。瀬戸内に広がっている3急潮として知られている来島海峡の渦潮を見ることができます。時間を合わせたり、のんびり楽しみながらドライブ&サイクリングを楽しみましょう。

2. 羽根を広げたような形が特徴「多々羅大橋」

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本州と四国の中間地点で生口島と大三島の間に掛かっているのが多々羅大橋。広島と愛媛の県境でもあります。多々羅大橋は、鳥が羽を広げたような形をしているのが特徴。建造された当時は世界で最長の斜張橋で、現在でも世界第5位の橋です。

2本のコンクリートの柱から鳥の羽のように張り出したワイヤーが美しく、景観と安全性を兼ね備えた橋。しまなみ街道の中でも、近代的な日本の技術を見ることができる貴重な橋でもあります。

3. 2種類の橋が組合さってできている「伯方・大島大橋」

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2種類の橋が組合わさった二連橋が「伯方・大島大橋」。橋の真ん中には公園とキャンプ場がある見近島があり、遊歩道を降りることができます。2種類の橋は、伯方島と見近島の間に架かる325mの伯方橋と、見近島と大島との間に架かる840mの大島大橋を総称し「伯方・大島大橋」と呼ぶようになりました。

伯方・大島大橋は1971年(昭和46年)に完成。桁橋と吊橋が異なる建造方法という、しまなみ街道の中でも珍しい造りの橋。大三島の鷲ヶ頭山(わしがとうざん)、大島のカレイ展望台からの絶景がおすすめです。

4. 東洋一のアーチ状橋「大三島橋」

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しまなみ海道の中で最初に完成した大三島橋。全長328mで、アーチ状の橋としては東洋一の橋です。この橋の下は、瀬戸内海でも急流で知られる鼻栗瀬戸。また、この橋の周りの景色は、NHK『みんなのうた』でも紹介されたことがあるんですよ。

海上から見ると、自然と人工物がマッチしたすばらしい景観。橋全体の景観を見たい場合は、鼻栗展望台や熊口港から見るのがおすすめです。

5.現代建築の代表格「伊東豊雄建築ミュージアム」

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今治市大三島(おおみしま)にある「伊東豊雄建築ミュージアム」は、建築を志す方なら一度は訪れたい場所。スティールハットとシルバーハットという2棟の建物を中心とした博物館です。館内には、伊東豊雄が設計した建物の設計図や模型、ワークショップなど様々なアーティステックな作品を展示。周辺には現代彫刻などが設置されていますので周辺を散策するのもおすすめです。

また、伊東豊雄建築ミュージアムは建物自体が作品。外側からも伊東豊雄建築ミュージアム全体を鑑賞してみてください。そして、どちらの建物からも美しいしまなみ海道の海を眺めることができるでしょう。海に映える伊東豊雄建築ミュージアムとしまなみ海道の景色は、きっと忘れられない風景になりますよ。

6.デートにも最適!恋人の聖地「千光寺・千光寺公園」

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尾道市の千光寺山にある千光寺・千光寺公園は、小高い丘の上にあり眺望もよく、春には桜の名所になる場所。創建は806年(大同元年)、戦国時代には出城だったという説もあります。境内には本堂・大師堂の他、三十三観音堂、毘沙門堂があり、くさり岩や梵字岩などの岩も見学ポイント。

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千光寺公園は1894年当時の住職が、遊園地などが少ない尾道市内に公園を設置しようと企画。時間と費用をかけて共楽園という施設を作りました。その後、尾道市に寄付され千光寺公園となりました。公園には麓から頂上まで登るロープウェイがあり、3分ほどで到着します。

尾道市のポストカードにも千光寺公園から撮影した写真が使われるほど景色が良い場所。遊歩道の文学の小道があったり、恋人の聖地としてデートスポットにもなっています。

7.瀬戸内海の海賊「村上水軍博物館」

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今治市宮窪町にある村上水軍博物館は、村上水軍の博物館。村上水軍は2014年の「本屋大賞」を受賞した『村上海賊の娘』で有名になった、瀬戸内海の芸予諸島を拠点とした水軍(海賊)です。

村上水軍の歴史は、平安時代までさかのぼります。1160年にこの辺りにいた伊予村上氏が祖だとされ、1300年代の中頃に海上警護を請け負っていた村上水軍の記録があります。海上に関を設けて通行料を取っていました。戦国時代には、毛利氏の配下で活躍。そんな村上水軍の足跡や当時の資料などを見られる村上水軍博物館は、2004年に開館。今ではしまなみ海道の観光スポットとして、たくさんの観光客が訪れる場所となっています。

屋外には村上水軍の小早船を復元した船や、大島石を用いた武士像などを展示。施設内の1階にはショップとカフェ、図書室、講座室があり、2階は展示室と体験ルーム、3階は展望室になっています。展望室からは、しまなみ海道の景観と能島城跡が一望できますよ。瀬戸内海の海賊の歴史を知るなら、村上水軍博物館がピッタリです。

8.西の日光「耕三寺・耕三寺博物館」

尾道市生口島にある耕三寺は、1936年(昭和11年)から建立が始まった新しい寺院。山門は京都御所紫宸殿、本堂は平等院鳳凰堂、孝養門は日光東照宮陽明門、五重塔は室生寺など、日本各地にある古い寺院の建築様式を模して造られています。

耕三寺は茶道具や美術品、仏像などの文化財を多数所蔵しているため、国の登録博物館として「耕三寺博物館」を開館。重要文化財や重要美術品を多数展示しています。

出典: Brakeet

彫刻家・杭谷一東氏がイタリア・カッラーラの大理石で製作した約5000平方メートルの庭園「未来心の丘」と「カフェ・クオーレ」も必見!地中海をイメージしたカフェで、コーヒーなど飲みながらアートな空間に浸ってゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

9.日本三大急潮流を体験するなら!「来島海峡急流体験観潮船」

「来島海峡急流体験観潮船」は、日本三大急潮流のひとつ「来島海峡(くるしまかいきょう)」の急流を近くで見られる、しまなみ海道観光のなかでも人気が高いクルーズ。下田水港に集合し、武志島~中渡島~馬島~小島~来島などを巡ります。来島海峡大橋を海上から眺めて、橋をくぐります。

間近で激しい潮流を見られるのはもちろん、江戸時代に活躍した村上水軍の疑似体験もできますよ。村上水軍の居城跡や要塞なども巡ることができ、潮流だけではなく歴史も体験。乗船券発売所と乗り場は「道の駅 よしうみいきいき館」です。急潮流で育ったおいしい魚もぜひ召し上がれ。

10.大三島橋を眺めるなら「鼻栗瀬戸展望台」

しまなみ海道でも美しいことで知られているアーチ橋大三島橋を眺めることができるのが鼻栗瀬戸展望台。四国の美しい自然と一緒に東洋一の大きさを誇る美しい橋が見られると観光客に人気の展望台です。ドライブがてらに展望台に立ち寄ったら、ぜひ車を降りて展望台周辺を散策してみましょう。時間帯によっては、大三島橋の下に日本三大急潮流のうず潮を見ることができますよ。船に乗って近くで見るのも良いですが、景色として橋と一緒に眺めてみるのもおすすめ。展望台からは、そんな潮の流れが見られ、白波があちこちにあるのが確認できます。

しまなみ海道の山々の緑と美しい大三島橋、うず潮を一度に見るには鼻栗瀬戸展望台がピッタリ。絶好の撮影スポットとしても有名で、朝日や夕日が見られる時間帯も幻想的な雰囲気で綺麗です。

11.海から眺める城は絶景!「今治城」

出典: ぺ有家音

瀬戸内海に面した今治市のシンボル「今治城(いまばりじょう)」は、堀に海水が直接引き込まれている日本三大水城のひとつ。1604年(慶長9年)に築城の名手である藤堂高虎によって築かれた平城で、「吹上城」とも呼ばれています。当時の今治城は、海上交通が盛んだったこの地にふさわしく、船で入城できる造りでした。

しかし、明治の廃城令によりほとんどの建物が壊され、残っていた武具櫓も焼失。遺構は石垣と堀だけになってしまいましたが、史実に基づいて今治城の復元や修復を実施。元の状態とほとんど変わらない姿まで復元されました。1980年に建造された5層6階の天守がそびえ、櫓や塀も再建されていて、かつての威容を偲ぶには充分といえるでしょう。

今治城の観光のベストシーズンはずばり春!城内には多くのソメイヨシノが植えられていて、毎年開花期には多くの観光客が花見に訪れます。夜にはライトアップもされるので、幅の広い水堀に桜の淡いピンクが映えるさまはなんとも幻想的ですよ。しまなみ海道を渡ったら、最初に訪れてほしい観光地のひとつです。

12.現代日本画家の巨匠作品が見られる「平山郁夫美術館」

出典: Oos (CC BY-SA 3.0)

生口島にある平山郁夫美術館は、同地で生まれ育った現代日本画家の巨匠・平山郁夫氏の作品を集めた美術館。1997年に開館したこの美術館には、常設展示で平山氏の作品が展示されているとともに、平山氏が画家になるまでの資料や写真、生い立ちを紹介。しまなみ海道の展示もあり、企画展なども開催。

館内にはティーラウンジやミュージアムショップがあり、作品を見学した後ゆっくりと過ごすこともできるでしょう。瀬戸内海の柑橘系の飲み物やおいしいケーキなどがそろっています。観光の立ち寄りスポットのひとつとして、レパートリーに加えてみてはいかがですか。

13. 樹齢約2600年の御神木がある「大山祇神社」

大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)は、海・山・戦いの神として信仰されてきた大山祇神社の総本社です。本殿・拝殿・宝篋印塔は、国の重要文化財。国宝や国の重要文化財である武具などは宝物館に展示されています。

出典: たねいも / PIXTA(ピクスタ)

境内には樹齢3000年前後の御神木の大楠があり、その内38本が「大山祇神社の楠木群」として国の天然記念物に指定されています。大山祇神社へのアクセスは、大三島ICから車で約10分。鷲ヶ頭山の西側にあるのでぜひ足を延ばしてみてください。

14.白い砂浜と松原が美しい「名勝法王ヶ原」

出典: minato kaidou (CC BY-SA 2.0)

しまなみ海道の橋ではつながっていないのですが、弓削島から美しいビーチをご紹介します。「法王ヶ原」は、愛媛県で唯一「快水浴場百選」に選ばれている美しいビーチ。200mほど続く砂浜は弓のように曲がっていて、今も昔も変わらぬ名勝となっています。この地には弓削神社があって道鏡伝説が残っており、神秘的な雰囲気も感じることができるでしょう。普段から波が穏やかで静かなビーチの風景が広がっていてデートスポットとしても最適。

法王ヶ原には、樹齢約300年の松が500本ほどある松の並木道があります。防風林としてこの地を守ってきたこの松原は、地元の人達から大切にされてきました。海水浴シーズンには多くの海水浴客でにぎわう場所ですが、普段は物静かでジョギングや散歩をする人が多く見られます。炊事場やトイレなども整備されているため、キャンプもできます。四季を通じて訪れる方が多いのも納得の、美しいビーチです。

◎まとめ

しまなみ海道周辺は、海上交通の要所となって栄えてきた場所。そのため、海と共に生きる人々のたくましい姿が歴史や風景に息づいています。景色が良く、おいしいものも多く、美術館や博物館、お寺などの見どころが多いことから、観光バスなどが平日もひっきりなしに通っています。

ここには癒してくれる風景も、何百年という歴史も共存しています。歴史文化と美しい景色を見て爽やかな潮風にあたれば、気分もリフレッシュ!しまなみ海道を訪れて元気になりましょう。

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